「人類のために戦うゴッデス部隊に感謝を。」
概要
CV:???
約100年前の人物で、当時の中央政府でそれなりの地位についている男。
初登場時は通信機械を通して喋っていたため容姿は不明だったが、RED ASHにて再登場した際には、ゴッデス部隊指揮官と同年代ほどの見た目であることが判明した。
100年前の人物故に、メインストーリーには一切登場せず、逆に100年前を描いたイベントストーリーには皆勤賞を果たしている。
性格
まだ全てが明らかになっているわけではないが紳士的かつ誠実な性格。
特にRED ASHやOLD TALESでは、ニケを人間として尊重できる点がクローズアップされている。
一方OVER ZONEのように上層部からの指令に忠実な「御役人」の一面も持ち合わせ、エイブ曰く地獄の猟犬と中央政府内では恐れられているらしい。
ゴッデス部隊に対しては並々ならぬ思い入れがあるようで、彼女らの戦闘を全てしっかり記憶しており、普段の堅い口調を放り出し熱烈に語り出す。
レッドフードが侵食された事実を知っても、変わらぬ敬意を抱き続ける筋金入りの大ファン。
ストーリーでの動向(ネタバレ注意)
OVER ZONE
初登場は先述の通りOVER ZONE。
アークガーディアン作戦時にアーク内部からゴッデス部隊に指示を出していた。
ドロシーが何度も通信を試みた結果、一時的にアークとの連絡を取ることに成功。通信が再開された際に「事情があり名前は名乗れない」としながらも亡くなったリリーバイスに哀悼の意を捧げ、アーク封鎖が予定より遅れていることを謝罪する。
さらに封鎖に伴う任務を依頼する際に、受諾するか拒否するかをゴッデス部隊の意志を尊重し一任するという通常では考えられない配慮を見せた。
その後ゴッデス部隊を献身的にサポート、支援物資の補給やパーフェクトを使った料理指南(誤って間違ったレシピを伝えてしまったが)をするなど良好な関係で任務を順調に成功させる。
そしてアーク封鎖が完了しドロシーがアーク帰還のための合流地点を尋ねるがオスワルドは質問に答えず代わりにゴッデスの神格化や伝説を語り継ぐことなどを一方的に約束してきた。
アークへ入れるつもりがないことを察したドロシーが静かに激昂し名前を問いただすと、そこで初めて「オスワルド」と名乗る。
ドロシーはオスワルドやその家族、それが無理なら子孫に必ず復讐すると宣言するがオスワルドは「恐ろしいことを言いますね」と言いつつもゴッデスは高貴な存在なのでそんなことはしない、正確には出来ないのだと言い放つ。
この決定を自分個人ではなくアーク全体の決定とし、アークは文字通り封鎖であり、たとえ英雄のゴッデスでも入れるために封鎖は解除できないことを伝え一方的に通信を切った。
初登場時はこのような行いでプレイヤーからヘイトを溜めまくっていたが、次の過去ストーリーであるRED ASHでその評価は一変する。
RED ASH
RED ASHは人類がアークに移り住む少し前を描いているため、通信装置越しではない生身の彼が登場する。
後編で登場したオスワルドは、アークに向かう途中ヒッチハイクをしていたレッドフードを車に乗せる。
レッドフードは彼を人類連合軍のお偉いさんと見るが、オスワルドは今は中央政府になったと答え、お偉いさんというところについては否定しなかった。
車内では、レッドフードも含めたゴッデス部隊の栄光を上擦った声で語り、当時の気持ちなどをレッドフードに嬉々として聞いていた。
そして、いつのまにか寝てしまったレッドフード。そのうちに彼女が大事にしていたカセットプレーヤーを修理し、故郷に戻るレッドフードに心からの感謝と敬礼をして別れた。
立場上レッドフードの侵食についてはすでに知らされており「処分された」と記録されていたレッドフードが生きていたことに驚いていたが、彼女の意志を汲み取り、上層部へレッドフードの生存を報告しなかった。
OLD TALES
OLD TALESはRED ASHの時系列と同時並行であり、もちろんこちらも生身の彼が登場する。
侵食され、ヘレティックとしてゴッデス部隊の作戦を邪魔し、人間ニケに関わらず大殺戮を起こしてしまったシンデレラの件で、フェアリーテイル第2世代、及び彼女らの制作者であるエイブを容疑者として拘束しようとする。
しかしリトルマーメイドの言霊の力で動きを封じられた挙句スタンガンで失神させられ、逃走を許してしまう。
その後も中央政府の「アナキオールを最優先で抹殺せよ」という方針に従い、脱走したシンデレラ及びエイブを追跡。レッドシューズを除くフェアリーテイル第2世代と共に包囲する。
しかし彼はRED ASHでの出来事を経て、侵食の治療について可能性を見出していた。
シンデレラの「侵食から回復した」という主張を信じた彼は、クイーン打倒に赴くフェアリーテール第2世代に人類の希望を託す。
この際、レッドシューズの悍ましい研究について調査した結果をエイブやフェアリーテール第2世代の面々に打ち明けており和解に一役買った。さらには地上での安全な場所のデータも渡すなど、エイブが「最初から任務を遂行する気などなかっただろう」と呆れるほどの献身ぶりを見せた。
残念ながらクイーン討伐に失敗した際には、「ただでさえ絶望的な状況でこれ以上士気を崩壊させかねない要因となる情報は残せない」と上層部の命令としてフェアリーテイル第2世代の情報を全て破棄させ、いつか彼女たちが物語を書き直す時、なるべく綺麗な始まりでいられるようにし、彼女たちの美しい物語の再編を祈った。
余談
初出のヘイト役からの1周年、2周年と連年に続いてゴッデスの熱烈ファン&イケメンぶりを発揮した結果、人気が爆発したオスワルドだが、それだけにオーバーゾーンの彼がどれほど無理をしていたのかは想像に難く無く、ファンからはせめて晩年は幸せに過ごしていて欲しいという声も。