概要
CV:興津和幸(リベンジオブザセブンより)
アプリ版追加ダンジョン「追憶の迷宮」にて出会うことのできる男。名前はセイメイ等の陰陽師に由来する。
魔物「酒天」を倒すはずが逆に憑依され、皇帝に救われる形で仲間になる。唯一冥術を最初から使えるクラスであり、冥術研究所を開発していれば、鍛え方次第で最初からかなり冥術レベルの高い状態にてスタートできる。
しかし、冥術研究所を開発していないと冥術の新規習得も合成術の習得も不可能であり、そのスペックを十全に発揮できない。魔力と理力の双方が高い陰陽師が最も力を発揮するのは冥を含む合成術なので、サラマンダーと冥術を両立させて戦うのは難しい。起用する場合は冥術研究所を開発しておきたいところ。
追加クラスなので、仕様上LP0によるパーティー内継承でしか継承させることができない。冥術研究所で予め皇帝の天術を消しておかなければ、継承しても冥術レベルが受け継がれないという難点もある。
vita版以降の移植では年代ジャンプや全滅時のランダム継承候補に現れるようになったので、多少使いやすくなった。
能力としてはやや素早い術士だが、冥術に必要なパラメータ「理力」が高いゆえ、冥術は得意なのだが、その他の術の威力が魔力の高さにしては低い。軽戦士と割り切って仲間にして、補助系統を目一杯使わせるといいだろう。専用アクセサリは精神耐性があるため、最初からロックブーケに魅了されない男性皇帝にすることもできる。応用次第でかなり活用の幅があるクラスだが、派手な強さがないし、冥術研究所の有無で強さが大きく変わるため、その力を引き出せるかはプレイヤー次第。
ちなみに、術士としては珍しく全員が何かしらの閃き適正を持っている。尤も、仲間にできるのは中盤以降なので、こいつの閃きを必要とする場面はあまり無いだろうが。
キャラによる能力のムラが激しいのも特徴で、腕力・体力以外万遍なく高く弓に適性があるセイメイと最強の冥の合成術の使い手であるドウマン以外はあまり能力が高くない。謀殺による厳選も視野に入れたほうがいいかもしれない。
なお、データ内には陰陽師を皇帝にしたら入手できたであろう「急々如律令」という没陣形が存在している。皇帝が中心に立ち、他の四人が斜め向きの菱形を作るような配置であり、全員のすばやさが1.25倍になる。
急々如律令とは中国漢代の公文書の末尾に使われた言葉で「急げ急げ律令の如く」、つまり法令に従い速やかに実行せよの意味。そこから転じて「悪魔は速やかに立ち去れ」と言った意味合いで陰陽道で使われる呪文となった。
リベンジオブザセブン
ガラケー&リマスター版とは違い冥術について記された古代魔術書を求め、皇帝に浮上島の調査を依頼する。無事に魔術書を渡せば正式加入となり、冥術研究所も建立される。
……つまりコムルーン火山を大爆発させなければいけないのでサラマンダーとの両立は不可能である。それぞれ陣形とアビリティは周回プレイによって引き継ぐことはできるが、サラマンダーと陰陽師の同時編成はどれだけ周回を重ねても実現しない。
魔道士に魔術書を奪われてもアウトで、無事に確保したところでコルムーンは制圧していても制圧から外れ、皇帝が予め溶岩を固めていた場合は皇帝の退位を挟むことになるなど、加入のためのハードルは高い。
その分原作以上に冥術も強化されているし、それに加えて敵の冥術に対抗する手段を持つスペシャリストである彼は十分な戦力になる。更に理力が冥以外の術威力を下げない仕様変更による純粋な強化と、冥の合成術が変わらず冥の理力と冥以外の魔力の合算で威力が決まる仕様による高い独自性があり、サラマンダーとの二択は好みで決めてしまっても構わないだろう。(こちらの展開はどうしても後味が悪いのが難点だが)
アビリティは冥属性を複合含め無効化し、冥地相で回復する「冥神の恩寵」。
陣形はリマスター版の没陣形と別物の「陰陽天星陣」。踊り子のチャームドライブを縦長にした五角形の配置で、前中衛の天・冥術の威力を強化する。
派生作品
インペリアルサガエクリプスにおいては、セイメイが(出身世界は違えど)闇の術を扱う者としてロマサガ1のデスに謁見を願う形で登場。また、前作の時点からアザミをライバル視しているらしく、「あの全然忍んでない忍者ばかりが目立っている」と若干メタ的な愚痴をこぼしていた。
というのも、アザミはサービス開始一年目から最高レアの★5で実装され、メインでない時も様々なイベントに脇役として出演、水着等の衣装違いも多数実装されている人気キャラなのに対し、セイメイは四年目になってようやく★4として初登場であり、同じ「アプリ版以降の追加クラス」でありながら露骨な格差が存在している。まあ、美少女キャラが表に出がちなのはソシャゲ・ブラゲあるあるだし、「(一応バレンヌ帝国の家臣だが)特定の主人を持たない忍者」「あまり明確にキャラ付けされていない追加クラス」という立場が物語を作るのに便利なのだろうが…。
ちなみにキャラ性能で言えば四年の間にインフレ・最適化が進んでいるので、初期★5キャラであるアザミよりも四年目★4キャラのセイメイの方が使い所が多い(アザミも使えなくはないが汎用性で劣る)。さらに言えばセイメイは実装イベントで初登場の「地相」システムのチュートリアルキャラも兼ねており、意図的に強めに設定されている節がある。
その後もアザミには思うところがあるらしく、後のイベントでは「目立とうとすると顔に被さって外せなくなる狐面」を持たせている。またアザミの衣装違いが増えてしまったが…。