概要
異性や仲間を呼び寄せたり、エサなどへの道を示したり、外敵の襲来を知らせたりする他、個体の分化や性周期の同調を促す作用を持つものもある。
主に同種同士の情報共有、存在証明などに使われる。(詳しくは、マーキング参照)
臭いなどとは異なり、ごく微量の物質に対しても鋭敏に反応が起きるという、「外部の相手に影響を与えるホルモン」とも言える特徴を持ち、「フェロモン」という名前が付けられる前は「エクトホルモン」(「外部刺激物質」といったところか)と呼ばれていた。
ただし、異種を引き寄せるものを疑似フェロモンと言う。
ナゲナワグモは、この方法で雄の蛾を捕食している。
漫画などでは人間がフェロモンを分泌している描写があるが、実際に人間からフェロモンが分泌されることは無い。最近では、人間のフェロモンに関することやフェロモン香水などがあるが、嘘である。
ちなみに人間はフェロモンを感じないのは感じる器官が退化してしまっているからだという。脇毛はフェロモンを拡散していた名残りとも言われている。