良い機会だ。一つ概要を知っておくといい
『BLEACH』20巻170話にて本性を現した藍染惣右介の台詞。恐らくは劇中で彼の発した台詞の中で最も有名な名言だろう。
事の発端として、自身の死を偽装していた藍染が部下である雛森桃の前に現れた際、彼女の胸を刀で刺してその場を去ろうとした際、その場に日番谷冬獅郎が登場。
血まみれで横たわる雛森と藍染の裏切りの言葉に「騙してやがったのか…!」と、怒りを滲ませる日番谷だが、当の藍染はまるで悪びれる事無く「騙したつもりはないさ ただ、君達が誰一人理解していなかっただけだ 僕の本当の姿をね」と鷹揚に返す。雛森が自分にどれだけ憧れていたかを激しい怒気と共に訴えかける日番谷に対し、藍染は尚もこう続ける。
「知っているさ。自分に憧れを抱く人間ほど御し易いものは無い。だから僕が彼女を僕の部下にと推したんだ」
そして最後に言い放ったのがこの台詞である。
「良い機会だ。一つ憶えておくといい 日番谷君」
「憧れは理解から最も遠い感情だよ」
この言葉で完全に切れた日番谷は卍解して立ち向かおうとするも、あっさり返り討ちに遭ってしまうのだった…。
そもそも、人間は憧れている対象にはどうしてもフィルターがかかってしまう為、本質が見えづらくなるものである。この台詞はまさに真理を突いた発言といえる。
一体いつから(関連タグが無いと)錯覚していた?
私が天に立つ:藍染の名言の1つ。