発酵食品は
各文化圏で独特の物で、それ故に他の文化圏では受け入れられにくい。
例えばナチュラルチーズの中にはすごい匂いの物があり「食べる気が起きない」という日本人もいるが、あちらではそれを「いい匂い」といって美味しくいただく。
これは幼少時からの習慣が関係している。「これは腐っている匂いだから食べてはだめ」「これは食べてもいい」と教えられ、学習した結果として「食べられる物(発酵食品)」と「腐っている物」を判断する。
だから馴染みのないよその発酵食品は、なかなか受け入れにくい。日本でチーズが普通に食べられるようになったのは、戦後、学校給食で出るようになってからであり、それまでは忌み嫌われていた。