概要
シェイプシフターの幻から生み出されたマルシル・ドナトーの偽者。
他の偽マルシルが比較的本物に近い美女であったのに対して、一人だけ鋭すぎる三白眼にくっきりとした鷲鼻、こけた頬に分厚い唇という似ても似つかぬコワモテだったため、すぐに偽物だと看破され牢屋に連行された。
コラム「シェイプシフターの真実」によれば、この偽マルシルはセンシの記憶から生み出された幻で、幼い頃から聞かされたエルフの恐ろしさが深層心理に影響しているらしい。
また、マルシルは理由があって他のエルフより耳が丸みを帯びているという特徴があるのだが、センシの中のエルフのイメージが優先されたのか、過剰なまでに鋭く尖っている。
北米版と呼ばれたのはアメコミを始めとしたアメリカ製の映画やゲーム等に出てきそうという偏見からで、実際に写実的な作風のファンタジー作品にいてもおかしくはないが、アメリカ人のファンからもこの偽マルシルはブサイクと思われているようだ。