ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

グリースガンの編集履歴

2012-12-19 21:59:22 バージョン

グリースガン

ぐりーすがん

第二次世界大戦時に、アメリカ軍が採用した短機関銃。「グリースガン」は愛称であり、正式名称は「M3サブマシンガン」

概要

第二次世界大戦時に、アメリカ軍はトンプソン・サブマシンガンを制式採用していたが、トンプソンは性能重視であったため、生産性が悪かった。ドイツ軍のMP40のようにプレス加工と溶接だけで製造でき、安価で大量に生産できる短機関銃の開発が求められた。そこで完成したのが、M3サブマシンガンである。


特徴

見た目は、機械に潤滑油を挿す機材に形が似ていたため、愛称としてグリースガンと呼ばれた。その他の愛称として、クリームを絞り出す道具にも似ているからケーキデコレーターや生産地を示すデトロイト・サブマシンガンとも呼ばれている。

弾薬はトンプソンと同じ.45ACP弾が採用され、サイドアームのM1911との互換性が維持されていた。

生産性を重視したためシンプルな構造になり、そのため故障が少なかった。連射速度はトンプソンより遅かったが、もしろ連射時の制御が容易なため前線の兵士達には評判が高かった。フルオートオンリーの武器ではあるが、前述の通り発射速度が低い銃なので扱い慣れればセミオート撃ちやバースト撃ちも容易であったという。


初期のM3は本体右側面にクランクハンドル型のコッキングレバーがあったが、これは手荒に扱うとすぐに壊れてしまうという欠点があった。その為、改良型のM3A1はボルトにくぼみを付けて指で直接引くという風に変更された。しかし、今度は撃発で熱くなったボルトを素手で触れなくなるという問題が発生した。だが、これに関しては耐熱手袋をはめて扱うという策で解決している。


排莢口の蓋は安全装置を兼ねており、射撃時にはこれを開く必要がある。蓋を閉じた状態だとボルトが前進も後退もできなくなるので発砲が出来ない。

もし本銃で射撃中及び射撃後のイラストを描く場合はここらへんに注意である。

また、この蓋は薬室内へ砂埃や泥が入るのを防ぐ役割も兼ねていた。


第二次世界大戦後の朝鮮戦争にも使用され、現在でも自衛隊の小火器として使用されている。


データ

全長571mm/743mm
銃身長207mm
重量4000g
口径.45ACP
装弾数30発

関連イラスト

魔法少女と機関銃なんかの銃

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました