「フォッカーの災厄」の再来
フォッカーD.VII(Fokker D.VII)は、第一次世界大戦期のドイツ軍が運用した複葉戦闘機。1918年5月から部隊配備された。
良好な速度と操縦性を兼ね備える強力な機体で、ヘルマン・ゲーリングのようなエースパイロットにも高く評価されている。
その性能は連合軍でも非常に恐れられ、1918年に定められた休戦協定(事実上のドイツ降伏)で「ドイツは全てのD.VIIを連合軍に引き渡す」と規定されていることからも、その警戒度の高さがうかがえる。
戦後、戦勝各国が獲得したD.VIIはそのまま自軍に配備されることもあった。