概要
やあ、こんにちは! ピザが欲しいかい!?
Five Nights at Freddy's:Security Breach は、
FNAF VRを開発したSteel Wool Studiosが手掛ける2作目のFNAFシリーズ作品。
これまでのように警備室でマスコット達を防ぐシステムではなく、舞台であるフレディ・ファズベアーのメガ・ピザプレックスで自由に動き回ることができる。そのため、本作は今まで以上にアクション要素が増加しており、FNAFではあまり見られない店舗の全体を知ることができる。
ストーリー
フレディ・ファズベアーのメガ・ピザプレックスの看板マスコットキャラクターであるフレディ、モンティ、チカ、ロクシーはこれまで通りにショーを行っていた。しかしフレディはショーの途中、突然誤作動を起こして倒れてしまう。再起動すると、警備員に追われている少年グレゴリーに出会う。フレディとグレゴリーは警備員と個性豊かなアニマトロニクスの目をかいくぐり、この店舗から脱出することができるのか。そしてこの店舗に隠された真実とは……?
登場人物
グレゴリー
本作の主人公である茶髪の少年。右目の下に絆創膏を貼っている。
ゲストプロファイルが見つからないことから、理由や過程は不明だがメガ・ピザプレックスに侵入してきたらしい。
警備員のヴァネッサのことを信用しておらず、どうにかして彼女を避けようとしている。
ちょっとした皮肉屋だが正義感が強く、フレデイの助言や協力を得て店舗から脱出しようとしている。
ヴァネッサ
メガ・ピザプレックスの警備員。
シリーズ初の女性警備員であり、仕事に対しては相当厳格な性格。
アニマトロニクス達の協力を得てグレゴリーを捕まえようとしている。
あるキャラクターとの関係が噂されているが……
キャシー
RUINの主人公である茶髪の少女。
行方不明となったグレゴリーを探す為に荒廃したメガ・ピザプレックスを訪れる。
その施設での通信アイテムからグレゴリーの声を聴き、彼が居る場所までアニトロマニクス達による捜索を潜り抜けることに。
登場アニマトロニクス
フレディ・ファズベアー(フレディ)
メガ・ピザプレックスの看板キャラの一体である熊のアニマトロニクス。シリーズでの愛称は「グラムロック・フレディ」
オレンジを主張とした色に赤い肩パッドが特徴。
また腹には特大バースディケーキやピニャータを収納するスペースがあり、そこは子ども一人分は入れるほどの大きさ。
さらに本作のフレディはこれまでとは違い、なんと主人公の味方としての立場になる。腕時計型通信機「ファズウォッチ」で遠隔でアドバイスをしたり、フレディの腹の中に入れば他のアニマトロニクスに気づかれなくなるなど、頼もしい相棒として活躍する。
しかし1時間毎に自身の充電をしなければいけないという燃費の悪い体の構造をしており、また物語最初の誤作動により一部が故障している。
その電池が切れるもしくは修理で間違ったことをすると彼に襲われる。
「RUIN」では、完全な敵キャラクターである「ルインド・グラムロック・フレディ」が登場。一見、足の裏に書かれている「プロトタイプ」で別機の頭のないフレディが暴れていると思われるが、トゥルーエンディングで頭のパーツだけ取れた状態での脱出があることから、同一の存在である可能性も否定出来ない。(唯一の判断材料である手が元々のもの(本編後のフレディではない)なのかモンティのもの(本編後のフレディのもの)なかが分からないせいで、確定的な証拠がない)
モントゴメリー・ゲーター(モンティ)
メガ・ピザプレックスの看板キャラの一体であるワニのアニマトロニクス。店舗のアトラクションの一つ「モンティゴルフ」のマスコットでもある。
オレンジ色のモヒカンに星形のサングラスが特徴。
メンバーの中では比較的新参だが店のナンバー2にまで上り詰めた荒くれ者。その性格のためか彼の楽屋を見ることができず、暴れている音が聞こえるのみとなっている。
彼の爪はベースを弾くための鋭利な作りになっているらしい。ただ、ショーの後はその爪で暴れるため、柵の修理費用がかかるようになってしまったとか。
「RUIN」では、上半身だけの状態で襲いかかる「ルインド・モンティ」が登場。
グラムロック・チカ(チカ)
メガ・ピザプレックスの看板キャラの一体であるヒヨコのアニマトロニクス。
2のトイチカに似たボディに白とピンクを主としたカラーリングが特徴。
エントランスからアトラクション「ファザーブラスト」までの広い範囲でグリゴリーを探している。
彼女のボイスボックスは特殊らしく、とあるショーで彼女に歌わせた結果、S.T.A.F.F.ロボが誤作動を起こして大混乱に陥り、客が負傷、12件の訴訟沙汰になるという恐ろしいことになっている。
また食い意地がとても強く食べ物(特にピザには目がない様子)を見るとすぐに食らいつくほど。
「RUIN」では、声帯を取られたことでスニーキング状態で襲いかかる「ルインド・チカ」が登場。
ロクサーヌ・ウルフ(ロクシー)
メガ・ピザプレックスの看板キャラの一体であるオオカミのアニマトロニクス。店舗のアトラクションの一つ「ロクシーレースウェイ」のマスコットでもある。
白い髪と薄紫色の体色が特徴。
常に自分が一番だと考えているナルシストな性格で、敗者を絶対に許さない。そのためか、彼女のアトラクションでは、カートのS.T.A.F.F.ロボの首をはねる事件が頻繁に起こっており、カートの数が減少。残る一台もアトラクションの隅に置いてある。
また彼女の目は強い透視能力を持っているらしい。
「RUIN」では、聴覚だけで敵の位置を知る状態で襲いかかる「ルインド・ロクシー」が登場。キャシーが自身の大ファンであることは今でも覚えており、彼女の誕生日ににんじんケーキを贈ろうとするなど彼女のことを気にかけたが、彼女によって機能を停止させられた。
しかし、終盤にて彼女が黒幕に襲われる直前にいつの間にか再起動しており、黒幕を取り押さえている間にキャシーに逃げろと伝えた。
太陽/月
デイケア(託児所)で活動する人型のアニマトロニクス。二つの名で同一個体。
店が明るいときは陽気で騒がしい太陽、暗いときは規則に厳しい月になる。
ただデイケアのみで活動しているわけではなく、時刻が変わる時にリチャージステーションに戻らなければ彼につかまってしまう。
フレディからは「デイケア・アテンダント」(託児所管理人)と呼ばれている。
「RUIN」では、太陽と月の人格が喧嘩していることでこれらの問題を解決出来る唯一の方法(キャシーの持つ機械での再起動)を太陽がキャシーに依頼。
再起動されたことで両方の中間である新たな人格「エクリプス」が誕生した。
DJミュージックマン
ウェストアーケードにいる巨大なミュージックマン。音楽制作や掃除用のアニマトロニクスとして他会社から買ったものらしい。
配色は元よりも若干派手になり、蜘蛛のような体つきをしている。
フレディ曰くいい人だそうだが、ロクシーの目を手に入れる過程で起動シーケンスの初期化をしたことによりシステムが暴走。凶暴になって襲ってくる。
「RUIN」では、小型のミュージックマンがワラワラと現れている為、行きたい道とは別の場所に誘導させる必要がある。
S.T.A.F.F.ロボ
人型のロボット。警備やサービスなどで様々な種類がいる。
「RUIN」では、1体のロボが特殊なウサギマスクをキャシーにプレゼントする。
その他
ヴァニー
メガ・ピザプレックスを徘徊する謎多きウサギの怪人。
近くにいるときは、視界にノイズが走る。フレディには見えていないらしい。また、「店舗には現在、ウサギのキャラクターはいない」と言及している。
メガ・ピザプレックスのある事件に関与していると言われているが……
グラムロック・ボニー
メガ・ピザプレックスの元看板キャラ。レポートによると故障により立場をモンティに変更させられたとのこと。
公式でのデザインは不明だが、ファンの間のイラストではフレディ達のような体型で肩パッドをしている。
何らかの理由でモンティゴルフに向かった記録があることから、考察では店舗の真実を知ってしまい、モンティや事件の黒幕に破壊されたのではないかと噂されている。
また彼がマスコットを務めていたアトラクション「ボニーボウリング」のある場所にフレディを連れて行くと、ちょっとした話を聞くことができる。