概要
オープンワールドRPG「原神」の登場人物、炎神マーヴィカの乗る燃素駆動式の深紅のバイク。
- 経緯
戦場での緊急事態において、高速かつ最短距離で目的地に辿り着くための速度と走破性、そして敵からの攻撃などものともせず、その気になれば武器にすら出来る頑強さを持った移動手段を欲したマーヴィカが、「こだまの子」の当代一の職人・シロネンのもとに、アビスに汚染されていない龍時代の秘源装置など、想像もつかない出どころからの大量の設計図を持参して依頼したワンオフ機。
その開発は難航を極め、半ば押し切られる形で引き受けたシロネンは一度は首を縦に振ったことをすぐに後悔したという。3カ月かかってプロトタイプが完成した後も、マーヴィカは熱心にシロネンにフィードバックを投げ続け、そのたびにシロネンが渋々改良をし続けることで現在に至る。その回数、スピリットウェイに乗れるようになる時点まででも14回。
これも含む数々の無茶振りの末、シロネンはマーヴィカを敬うことをやめ厄介者と認識し、対面で無茶振りをされたなら殴り合いに発展する事もあるほどのある種対等な関係に至った模様。
- スペック
マーヴィカの夜魂の加護に合わせて起動する(継続攻撃を行う形態とこの双駆輪への騎乗形態を選べる)。巡航速度の時点で通常ダッシュを上回る速度で移動可能。燃費を無視したダッシュであればさらに速い。走行時は龍の頭を模したフィールドを前方に展開し、乗り手を保護すると同時に高速機動時に車体そのものを武器へと変える。衝突の衝撃だけでなく、炎神の剛腕でもって文字通り鈍器として叩きつけても運用に支障をきたす事はない。
また、マフラーにあたる場所にはジェットエンジンが取り付けられており、これを稼働させることで壁登り・水上走行・空中飛行などが可能。ただしジェットエンジンは(対応する地形ごとに異なるが)長くて精々3秒程度しか稼働ができず、あくまで陸上移動が困難な場所を強行突破する際の繋ぎとして用意されているものと思われる。
技術もそうだが素材もまた貴重なものを惜しげもなく使っており、完全に同じものを一から作るのは極めて困難。また、癖をマーヴィカの身体能力でねじ伏せることを前提としたとんでもない暴れ馬として設計されており、作ったシロネンもテスト走行に耐えられず、数度乗った後はマーヴィカに任せるほどだったという。