概要
主人公の1人・レッドが、悪の組織ブラッククロスに襲われて瀕死になったとき、ヒーロー「アルカール」が一命をとりとめさせるためにヒーローの力を分け与えられたことで誕生したヒーロー。本来ならば適合した人格などを持っている必要があるが、こうした事情なので無審査にて力を手に入れた、いわばインスタントヒーロー。ただ、ヒーローの力を正しいことに使うよう忠告されている(それを破ると消去されるとの事)。
変身
アルカイザーになるには戦闘中に「変身」することが必要(ただし、最初から変身して戦うイベントも多数存在する)。
いわゆる変身ヒーローものをRPGという土台で巧みに再現しており、「変身を他人に見られてはいけない」というお約束も丁寧に再現されているため、パーティに他のメンバーがいるときは基本的に変身できない(口が堅いメカと、殺して口封じが出来る敵には見られても問題ない)。
ただ、「見られてはいけない」という条件はそのまま額面どおりに受け取ることが可能で、思わぬ抜け道がある。味方が戦闘不能状態や睡眠・暗闇などといった状態異常になっている場合は「見られていない」ために変身が可能になるのである(状態異常解除後にレッドがいないのは気にしないのか、というツッコミは野暮)。
これらの条件を利用すれば、変身を多用することも可能。
戦闘能力
アルカイザーの基本的な戦闘スタイルはレッド(ヒューマン)と同じだが、アルカイザーに「変身」するとヒューマンの特徴に加えて以下のような特徴が追加される。
- 種族が一時的に「ヒーロー」になり、武器「レイブレード」を追加装備する。
- 最大HP+250、VIT+75、それ以外の全能力値+25と能力値が大幅に上昇。気絶・石化・睡眠・麻痺・精神に耐性が付き、さらにHPが全回復する。
- 「ヒーロー技」という専用の攻撃方法が使えるようになる。ヒーロー技の習得は通常の剣技・体術技と同じ「閃き」が基本となるが、一部イベントで習得する技もある。これらのヒーロー技は総じてコストパフォーマンスがよく、演出も派手。
これらの要素により、戦闘能力が飛躍的に上昇する。ただし、アルカイザーに変身した場合の戦闘ではパラメータが一切成長しない。ヒーローの力を使うべき時は、本当に必要な場合だけだというスタッフからのメッセージだろう。
(余談だが、システム的な話をすると、体術のヒーロー技が使えるのとパラメータが一切成長しないのは種族「ヒーロー」の特徴、剣のヒーロー技が使えるのとパラメータアップ・状態異常耐性は装備品「レイブレード」の特性である)