クレイフェイス(初代)
べいじるかるろ
概要
DCコミックの発行するアメコミ「バットマン」に登場する悪役(ヴィラン)の一人。
同じ「クレイフェイス」の異名を持つヴィラン達は何人も存在し、その中でも初代に当たる。
本名は、ベイジル・カルロ。
元・映画俳優であり、登場当初は自身が演じたホラー映画に登場する殺人鬼「クレイフェイス」に扮して実際に殺人を行う犯罪者であった。
しかし、後に自身と同じく「クレイフェイス」の異名を持つヴィラン達が登場し、自由自在に姿を変えられる泥状の身体を持った彼等からの輸血を受けた結果、自身も同じ泥状の身体を得る形で再登場を果たし、バットマンと幾度にも及ぶ形で激突している。
泥の怪物になる以前はナイフ等を凶器に殺人を行うスタイルであったが、泥の怪物になって以降は様々な姿へ変身出来る能力を駆使する形で相手を欺き、泥上の自身の身体はいかなる物理的な攻撃のショックも吸収し逆に取り込んで窒息させるだけでなく、両腕や両脚をトゲ付きの鉄球等といった凶器に変形させる事で物理的な破壊力も発揮する。
元・俳優なだけあってか、演技力もそれなりに高く、時折芝居染みたセリフを言うのも特徴。
クレイフェイスはカルロを始め複数の人間が変貌しているバットマンに登場するヴィランの中でも特異な存在であるが、歴代の中でもキャラクターが最も掘り下げられている事もあって、現在においてカルロの変貌した初代がクレイフェイスの代表格となっており、様々なゲームやメディアで登場する際も、大抵の正体はカルロとなっている。
2024年末期において、クレイフェイスが「メインヴィラン」ではなく「主人公」として描かれた映画の製作が発表されており、卑しくも作中では無くリアルで脚光を浴びる展開となっている。
劇中の様相
カルロは元々、映画俳優として活躍していた男だった。
しかし時が経つにつれて映画での活躍機会は失われていき、すっかり落ちぶれてしまう事になったカルロはある日、自らが主演として活躍していたホラー映画のリメイクされる噂を耳にする。
カルロは自身が再び映画の主役である「クレイフェイス」を演じるオファーが来るのではないかと期待していたのだが、映画の製作人は誰も自身を相手にせず、新人の花形俳優がクレイフェイス役に選ばれる事実を知った事に激怒。自身の映画俳優としてのたった一つのアイデンティティとも言えるクレイフェイスを奪われる事だけは許せなかったカルロは、自らクレイフェイスの役に扮する形でキャストやスタッフ達を次々と殺害していったが、最終的にバットマンに阻止される。
その後は、囚人として収監される身となっていたが、自身と同じくレイふぇすの異名を持つプレストンとサンドラから輸血を受け、二人と同じく泥の怪物の「クレイフェイス」として復活する。
そして二人以外のクレイフェイス達も集めて「マッド・パック軍団」を結成。バットマンへの復讐を目論むも、逆に追い詰められたことで他のクレイフェイス達から能力を奪い取り、最強のクレイフェイスである「アルティメット・クレイフェイス」へと変貌した。
しかし、今度はバットマンによって自らの能力を暴走させられてしまい、地面に溶け込んでしまう形で敗北するも、後に能力の源となる決勝を全身につける形で復活し、再度バットマンへの復讐を目論んでいる。