末原恭子
すえはらきょうこ
概要
姫松高校の3年生。異能の類は持ち合わせていない凡人。団体戦では大将を務める。
メンバー内での役割としては、参謀役として相手チームの分析と対策を受け持っている。成績のふるっていない上重漫の爆発力を期待しレギュラー入りさせるなど人事面でも活躍。
制服のスカートをはかずに、スパッツを着用しているので常時下半身を晒す珍しいファッションをしている。
キャラクター
全国大会2回戦に進んだ清澄高校の前に立ち塞がり、中堅の愛宕洋榎が大きく稼いだ点数を守るために逃げ切りを図る。化け物が集う試合を前にして「凡人の私がどこまでやれるんか 少し楽しみです」と不敵な台詞を口にする。
麻雀を打つ時には、たとえ格下を相手にする時でも「負ける可能性を常に考えてる」。それは「負けるつもりで卓についたこと」のない洋榎と正反対の打ち方だが、洋榎からは「だからこそ強い それが恭子や」と厚く信頼されている。
関係
上記の通り上重漫の事を高く買っており、去年から1年生の漫をレギュラーに推薦していた。その一方で厳しく接し、負けると額にマジックで落書きする「愛のムチ」という名の罰ゲームを与えている。
姫松高校の現監督は赤阪郁乃であるが、何らかの理由で倒れる以前は「善野」という人物だった。モニターに映った善野に顔を綻ばす程慕っており、恭子にとっては並々ならぬ思い入れがあるのか、心なしか郁乃の事を快く思っていない節がある。
※※ここからはコミックス派注意※※
インターハイ第2試合
インターハイBブロック2回戦の大将戦は能力者の暴れ回る試合になった。
逃げようとする恭子に姉帯豊音が追っかけリーチを仕掛け、卓は石戸霞によって絶一門状態になり、宮永咲は一人で嶺上開花している。恭子が豊音を4度試し(振り込み)、霞に振り回された結果、姫末は一位からラス(最下位)に転落。一人「ラス転落………(カタカタ)」とレイプ目。見事な戦犯ぶりを披露してしまう。
「凡人」の「普通の麻雀させてーな」は咲-Saki-における名台詞になるだろう。
「もうめげたい 投げたい つらいつらい」でも凡人が「思考停止したら ホンマの凡人」。
対策を練り直し、絶一門状態を三麻(三人で麻雀をしていると仮定して打つ)と捉え、耐えて耐えて南三局でツモをもぎ取り、第2位で試合終了。準決勝へ駒を進める。
ところが、恭子は気付く。1位で通過した咲がお得意のプラマイゼロを達成していたことに。つまり土壇場でツモれたのはただの咲の点数調整ということになる。大将戦は全て咲の手のひらの上。涙目になっている彼女に「あの子より強くなりたい?」と囁くのは赤阪郁乃・・・
まずは見た目からということらしいが、読者からは賛否両論のこのイメチェン。準決勝ではどうなる末原。
ちなみに咲は、霞や豊音を差し置いて、恭子と「今度打ったら(略)たぶん勝てません」と発言。お前は何を言っているんだ。大将戦での心理描写は恭子のものが多く(特に後半)、強敵に追いつめられる様子とそれに立ち向かう彼女の姿、そして数多くの名言によって人気に火が付いた。
余談だが「麻雀」で「恭子」ということから御崎恭子を思い浮かべた人もいるとか。