愛宕洋榎
あたごひろえ
身長 | 155cm |
誕生日 | 7月18日 |
声優 | 松田颯水 |
南大阪代表姫松高校の3年生にして部長。団体戦では中堅を務める。
ピンクがかった赤髪のポニーテールとタレ目が特徴的で、目元は母・愛宕雅枝によく似ている。
副将で妹の愛宕絹恵とは姉妹であるがあまり似ておらず、あちらは青髪でツリ目とある意味で対極の容姿である。残念なことに胸や身長は妹の方が大きい。小柄な印象も受けるが、姫松のメンバーでは背の高さは2番目。
キャラクター
対局中でも大阪人らしく(?)トラッシュトーク気味に喋りまくる強気な性格。大口は叩くが実際に実力があるので侮れない。
佐々野いちごに役満を直撃して
「思ったより痛いんちゃうか?」
後引っかけリーチに竹井久が放銃したら
「後ひっかけの洋榎とは うちのことやで!!」
一人浮きでいい成績を収めたら
「おつかれ さんさん さんころり~♪」
自分のリーチに滝見春が振り込んだら
「清澄には通用したみたいやけど 一緒にしてもろたら困る 格が違うわ」
と賑やかに麻雀を打つのが好きなようだが、自身初となる全国大会の役満和了を見せた際には内心緊張していたり、鹿倉胡桃に「うるさいそこ!」とたしなめられたり「そーゆーのいいから点数申告!」と強く出られると
「あ……5200です…」
案外押しに弱い面もある。
関係
チーム内では同級生で参謀役の末原恭子には絶対の信頼を置いている。また妹の絹恵の成長を見守りつつ部を引っ張って行く様は、まさに姫松高校の「女将さん」という感じがしないではない。
実母の愛宕雅枝は北大阪代表の千里山女子の顧問。後の洋榎の台詞から船久保浩子(雅枝の姪)が従姉妹である事が確認された。
インターハイの抽選順が1番違いであった清澄高校を気にしていた節があり、1回戦の中堅戦でトビ終了をかました竹井久に対し、ライバル心も持っていたようである。しかし、実際に対戦した2回戦中堅戦では、緊張のせいか普段の実力が発揮できない久に失望し「デク(木偶)」呼ばわりしていたが、洋榎の「麻雀を楽しむ」姿勢が久の緊張を解くきっかけにもなった。その結果調子を取り戻した久を見て内心喜んでおり、今後の久との絡みが期待されるところである。
久もプレイ中のマナーが悪いが、洋榎は洋榎でお喋りなのはもちろん牌を叩きつけて雀卓にヒビを入れているのが確認できる。
ちなみに登場初期の頃は清老頭を考慮していなかった佐々野いちごと一緒に描かれる事が多かった。
麻雀
宮永咲や天江衣ような怪物的な特殊能力は一切無いが、中学の時にインターミドルで優秀な成績を収め姫松高校に特待で入学したことや、雑誌の記者に「愛宕洋榎と荒川憩が千里山にいたら、(白糸台高校と)いい勝負になったかもしれない」と言われていることから、相当の実力の持ち主であることが窺える。
チームメイトからの信頼も厚く、妹の愛宕絹恵からも目標とされている。
相当な自信家ではあるが、一回戦では5万点差でトップを走っていた鹿老渡高校にオーラスで役満を直撃し逆転。二回戦では前半戦で最下位からトップに浮上し、1位のまま駆け抜けていった。ちなみにBブロック二回戦の最多得点プレイヤーである。
「負けるつもりで麻雀を打った事は無い」という台詞からも、洋榎の持つ自信と、それに見合う実力が推察できる。
準決勝では同じく勝ち上がった清澄高校の竹井久に加え、臨海女子高校の雀明華と有珠山高校の岩館揺杏と同卓。
2回戦と比べ好調子の久と世界ランカーである明華を相手に終始安定した立ち回りを見せ、臨海女子に次ぐ2位で副将にバトンをつなぐ。
まさに大阪人を絵に描いたような性格・言動とは裏腹に、その闘牌スタイルは防御と回避を得意する安定型。
恭子からも「元々攻撃よりも防御が得意」と評されている。
しかし、1回戦・2回戦で大きく稼いでいることからも分かるように、洋榎が行う「防御」とは「ただただベタオリをしているというような防御」ではない。
本来であれば振り込んでしまうような状況で和了牌を掴まされても、何故かそれを察知しあっさりと振り込みを回避してしまう。
読者側から見れば、洋榎はまるで「相手の手牌がすべて透けて見えている」と言っても過言ではない打ち回しをするのである。
実際、洋榎の台詞や描写には相手の手を読み切っていたかのようなものが多い。
1回戦でいちごに清老頭を直撃させるために行った親リーに対するカンや、
準決勝で親の三倍満を組んでいた明華に対し鳴きで自分の手の速度を上げるなどのプレイは、
自身の絶対的な防御に対する自信の表れとも言える。
同じく準決勝では、立直をかけた揺杏の和了牌を掴まされた際、そのまま揺杏の和了牌を自分の手に組み込み、逆に揺杏から直撃を取るといった芸当も見せつけた。
その防御力の高さは成績にも表れており、現在のところ彼女が振り込んだシーンは半荘4回中1度のみ。
その1度も、明華と久の手の高さを察知しそれを潰すために行った安手への差し込みであるため、
意に反して振ってしまったことは今のところ1度もない。
また、去年のインターハイと春季大会では全試合プラスで終局するなど、抜群の安定性を見せつけている。
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