『公正さこそルール』『ルールこそパワー』なの
概要
東方定助の身元引き受け先となった東方家の次女。16歳。耳の付いたフードをかぶっている。
物心付く前に断層の付近で転倒し、その際に視力のほとんどを失い、代わりに後述のスタンド能力を得ている。
「公正さ」に拘っており、他人に気を遣わされることを嫌う。「イエス」などのプログレッシヴ・ロックのファン。
「思い出」を共有することが真の幸せと考えており、定助と思い出を共有するため、自身の能力で定助の記憶を奪っていく。
その異質さから、定助は彼女に単純な戦闘能力ではない「強さ」を感じ取った。
ちなみに歳の割に胸は大きく、本人曰く広瀬康穂よりも大きいらしい。
スタンド「カリフォルニア・キング・ベッド」
複数のブローチが紐でつながれたような形状をしたスタンド。大弥からは「ちゃん」付けで呼ばれている。
能力は「大弥に気を遣わせてはならない」と言うルールを破った者の記憶の一部分を奪い取るというもの。
奪われた記憶はチェスの駒の形になって相手の目や口などから排出され、その駒には奪われた記憶にまつわる映像が浮かぶ。
記憶を奪われたものは当然その映像に関する記憶がないため、何か大切なものだったこと以外は思い出すことが出来なくなる。
また、駒を力ずくで破壊すると、その記憶が完全に消滅してしまうらしい。
この駒こそが前述した彼女の「思い出の共有」の形である。
この奪われた記憶は、大弥が記憶を奪った相手の影を一定時間踏むことで開放される。
大弥は視力をほとんど失っているため、条件を満たすことは容易に思えるが、彼女は東方家にあるあらゆる物の位置や、照明や窓からいつどこに光が差すかを完全に把握している上に勘が鋭いため、この条件を満たすことは困難を極める。
活躍
自分の面倒を見ることになった定助に好意を抱き、彼を自分だけのものにすべくスタンド能力で攻撃を仕掛けながら誘惑する。
定助も記憶を取り返すために彼女に自分の影を踏ませようと奮闘するも尽く裏目に出てしまい次々と記憶を奪われ、とうとう自身の『スタンド能力を使える』という記憶まで奪われてしまう。勝利を確信した大弥だったが、定助が彼女の携帯電話で康穂に連絡をとろうとしていたことに嫉妬心から逆上、奪った彼の記憶を破壊しようとする。
しかし定助が咄嗟に仕掛けていた策にはまって影を踏まされてしまい、記憶を取り戻されて敗北。
その後、定助に許されたことで父・憲助の思惑とは逆に彼に手懐けられてしまうことになった。