フルネームはキタン・バチカ。新政府の政策でファミリーネームが付けられた。むこうもどうぞ。
概要
バチカ村出身の男。地上で獣人と戦うゲリラ集団「黒の兄妹」のリーダーであり、長兄。大グレン団の副リーダー的な存在。キヨウ・キャル・キノンの兄(実際に血の繋がりがあるかは不明)。三人が死んだと勘違いした時には号泣しており、無事だと分かった時には安堵しまくっていた。
名前の由来は短気。黒の兄妹メンバーの名前は全員性格から採られている。
名前の由来通り短気で熱くなりやすい性格で、すぐに怒る。ただし怒りを持続させることは無い。一本気でどんな物事でも気合で乗り切ろうとしがちで、グレン団リーダー・カミナと似たような性格。他の大グレン団メンバーと同じく難しいことが苦手で、理論的な事を聞くと寝てしまう。面倒見が良く、大グレン団若手のギミーやダリーを叱咤激励したりと、大グレン団の屋台骨として無くてはならない存在である。
劇中での活躍
グレン団との出会い
ガンメンを追撃している最中にカミナのグレンと出会う。当初はガンメンに乗り込んでいたカミナの事を獣人と勘違いしており、初っ端から格闘戦を繰り広げていた。その後誤解は解けたものの、性格が似ているカミナには対抗心を抱いていたのか、事あるごとに衝突していた。カミナのことは獣人との戦いを経て認めるようになる。
グレン団加入
「ダイガンザン」を奪い取ろうとするグレン団の前にガンメン「キングキタン」を駆り再び登場。ダヤッカら獣人と戦う仲間達と共にグレン団と合流した。
そのままダイガンザン攻防戦に参加、見事奪取に成功するもののカミナの死を見届けることになってしまう。
カミナに対抗心を抱くと共に憧れてもいたようである。
大グレン団設立
この頃に団名を大グレン団に改名するが、それはキタンの提案からである。
なんとかカミナの代わりとなって大グレン団を守ろうと奔走するキタン。カミナの死から立ち直れず、どんどん鬱になっていくシモンに代わって大グレン団の実質的なリーダーとなっており、他のメンバーもシモンを見限りキタンを中心に行動していた。
しかし、四天王・グアームの罠に引っ掛かり窮地に陥り、その危機を乗り切り高らかに男の宣言をするシモンを見て考えを改め、大グレン団団長の座をシモンに譲り渡した。
その後はシモンや仲間達と共に戦い続け、最終的に獣人達の本拠地・王都「テッペリン」を陥落させることに成功する。
螺旋王・ロージェノムの実の娘であるニアのことを当初は疑っており、ニアの尋問を担当していた。しかし、尋問するはずが逆にニアの質問攻めを受ける羽目になる。
アンチスパイラルの脅威
新政府発足後は政府の高官として働くが、慣れない事務仕事に悪戦苦闘していたようである。また、戦友であるダヤッカがキヨウと結婚し、赤ちゃんが産まれるということで喜んでいた。しかしこの赤ちゃんが産まれたことで人口が100万人に達し、アンチスパイラルの人類殲滅計画が発動してしまう。
迫りくる脅威に対するロシウら新政府の方針に納得出来ないキタン達。責任をシモンに押し付ようとするやり方に猛抗議するが、とうとう新政府を追われてしまう。後月衝突の絶望的な事実を知り愕然とするが、守るべき者のために立ち上がり、キングキタンに乗り込みシモンの元へと駆けつけた。
改心したロシウを快く再び仲間に受け入れたりと、相変わらずの仲間思いを見せている。
久々に会ったヨーコの過激な衣装とナイスバディに思わず凝視している。また、ヨーコに好意を寄せているシーンも。
さらばキタン
アンチスパイラル本拠地に乗り込んだ大グレン団の前に立ち塞がったのは、圧倒的物量からなる包囲網だった。キタンも「スペースキングキタン」で奮戦するが、次々と散っていく仲間達を見届けることになってしまう。
アンチスパイラルのデススパイラルマシーンから超銀河ダイグレンを守り抜くために特攻攻撃を敢行する。敵のバリアを破壊することには成功するものの、マシーンを破壊出来ず機体も大破してしまう。しかし、残ったキングキタンで再び突撃、その際のキタンの螺旋力が覚醒し、それに呼応する形でお守りとして積んでいたグレンラガンのドリルを同化・装着・巨大化。魂の必殺技「キングキタン・ギガドリルブレイク」でマシーンを破壊し、自らの命と引き換えに仲間を守り抜いた。
最期の出撃前にヨーコに自らの思いを告白、キスをしている。奇しくもカミナと同じく、ヨーコを愛した直後に散って逝った。
その後は多次元宇宙迷路に閉じ込められたシモンの前にカミナや散った仲間達と一緒に登場し、シモンを激励した。