2MB
にめがばいとまたはにえむびー
Why do you need KONAMI Original songs...?
この問いに答え続けていく。
概要
主にNAOKIが作曲した曲をリミックスする。
ただし、そのリミックスはきわめて異質、原曲のタイトルから連想される『負』の側面を強調し、
重低音と声ネタをこれでもかと効かせたドス黒いアレンジ――いわば『原曲破壊』である。
当然、ボス曲であり、DDR SuperNOVA以前は家庭用のお楽しみのひとつでもあった。
pixivでは、彼の楽曲をイメージした作品にこのタグが付与される。
楽曲
PARANOiA KCET ~clean mix~ / DDR 1st
細かく切り刻まれて再構築されるD.D.R.というパラノイア。
記念すべき1作目。何度も何度も繰り返されるフレーズは妙な不安感をかもし出す。まさにパラノイア。
楽曲が流れてから矢印が出るまでが異様に早いことで当時は驚かれたとか。
ファンの間でのは通称はパラクリ、もしくは主電源。どちらかと言うと後者がメイン。(ヒント:聞けばわかる)
TRIP MACHINE ~luv mix~ / DDR 2ndMIX
より深く、より狂気へ
背景の一枚絵が『自転車に乗ったまま倒れた子供』、そして冒頭の『Mammy...』からお分かりかと思うが…
テーマは幼児虐待。なぜTRIP MACHINEからそのテーマに至ったかは不明。
思い出したように来る子供の笑い声が不気味。
La Senorita Virtual / DDR 3rdMIX
「彼は愛をヴァーチャルに求め続ける」
ソフトウェアプログラムの"彼女"を真摯に愛する"彼"の肖像。
乱暴な言い方をすると、エロゲオタクの曲である。必ず自分を好いてくれる『彼女』に心酔して
何度も何度も『Ooh La Senorita...』と連呼する、間違っているが真直ぐな愛情表現。
ちなみにVirtualの読みはスペイン語読みして「ビルトゥアル」と読む。
ORION.78 (civilization mix) / DDR 4thMIX
文明が栄え、発展し豊かになっていくことで失われていくものがある。
文明の暴力に汚されていく高貴なそれは、はかなげな抵抗と共に壊れ、破壊され、そして 朽ちていく。
文明は何処へ向かうのか...
大地の恵みが咆吼する。
文明に塗り替えられるように破壊された沖縄の自然を悼んだ曲。背景も原曲では木々などの自然を描いたのに対比して、ビルなどの建物や飛行する航空機などの近代化した(してしまった)街並みの風景が描かれている。
曲終盤でレコードの回転数が落ちたかのようにスローダウンする三味線のメロディが痛々しい。
Healing Vision ~Angelic mix~ / DDR 5thMIX
止まってしまった鼓動は、静かに、そして力強く、再び時を刻みはじめた。
夢はまだ終わっていない。再び目覚めるまで。
Healingを『癒し』ではなく『治療』と考えた結果、死生観について問う楽曲に変貌した。
規則正しく脈動を刻んでいた心拍計が徐々に不規則になり止まってしまう等、不安要素は相変わらずである。
2MB楽曲には珍しく、曲の終わり方が(素直に考えるならば)救いのある展開となる。
MAX. (period) / DDR EXTREME
それらは変化し成長し続け、
そして限界を超え、まだ見ぬ永遠の可能性へ躍動する。
それは希望なのか破滅なのか。
あまりに高難度化するDDRを憂い、皮肉気味に発表されたリミックス。
ボス曲のリミックスだが、過去を思い出させるためか『過去のボス曲』PARANOiA(原曲)が操作SE入りで、そしてある程度再現された譜面と共に挟まれる。
また終盤でbpmが600に達し、目視と反射神経だけでは追う事ができない。
ちなみに、DDRは2002年当時EXTREMEが最終作とされており、そのEXTREMEの家庭用に収録された
『最後の』隠し曲である為『period=打ち止め』の名を冠することとなった。
(AC版はSuperNOVAとして復活するまで3年半のブランクが存在した)
そのような経緯から、AC版には未だ移植されていない。
されるとしたらその時がAC版DDRの最期となるだろう。
Fascination ~eternal love mix~ / DDR SuperNOVA
姿の見えないあなた(たち)への一方的で狂信的な愛。
時が過ぎても想いはますます大きくなって、そして永遠に続く。
鳴り響く電話の音、不気味に笑う男の声――つまりこの曲のテーマは『ストーカー』である。
一度終わったものを(しつこく)求めるDDRerに対する、2MBの回答かもしれない。いわゆる『ヤンデレ』である。
Pluto Relinquish / DDR SuperNOVA2
絶対的な闇は、ただ広がる星空を見ながら静かに佇んでいる。
人の記憶からなくなっても、ずっとそこで佇んでいる。
輪の外の話。
冥王星が惑星から除外されたことを受け、それをDDRの現在の境遇になぞらえた曲。タイトルの"Relinquish"も「放棄する」といった意味である。
MAX. (period)以降から引き継がれる『高難度化への警鐘』はついに『瞬間最大bpm800』という暴挙に及んだ。一部のフリーズアロー部分だけとはいえ、そのフリーズアローが超スピードでかっ飛んで行く様はインパクトがでかい。
もはや『ダンス』から除外されている。プレイヤーも。キャラクターも。
何故か略称は『プリン(プルート・リリンクィッシュ)』と妙に可愛らしい。略 称 だ け は。
Tohoku EVOLVED / DDR X3
Our thoughts and prayers are with you.
今自分たちができること全てを込めて。
2MB初の『NAOKI曲のリミックスでない』楽曲。また、名義が『2.1MB underground』になっている。
この曲に限り、原曲の作曲者はNAOKIではなく、TAGである。
今までのダークなイメージとは一変し、明るめのリミックスとなっている。
タイトルに東北とあり、これは東北復興の願いを意味する。
幾多にも及ぶ苦難(1歩目の急加速、停止からのBPM680、最後の不意打ちetc...)を乗り越えた先に待つ、2MBからのメッセージ。それは……「Pray for All」。
因みに地震と津波を連想させるためか、直前のEXTRA STAGEに挑む際WAVEオプションを掛けるとENCORE EXTRA STAGEでこの曲が出現しなくなる。
Illegal Function Call / IIDX 20 tricoro
覆い尽くされる未曾有の脅威
五感の全てが拒絶と恐れに支配される
でも前へ
それでも前へ
初のIIDX書き下ろし曲。フルネームでの名義はDDRですら使用していない。『U1-ASAMi』
(ちなみにIIDXは楽曲以外でかなり関わっていることが多い。)
タイトルは「不正な関数呼び出し」という意味で、プログラミングにおけるエラーメッセージの一つ。
専用ムービーは五鍵筐体やプレイ画面、収録曲のムービークリップなど、5鍵時代を振り返るような演出となっている。
声ネタに関してはほぼ日本語を使用したとのことだが最初から最後まで意味が繋がっているらしい。
Go For The Top / DDR X3 VS 2ndmix
一人以外は全員敗者
それでもあきらめるより熱くなれ
KAC2012課題曲として書かれた『U1-ASAMi』名義の楽曲。
BPM変位は180→8回停止→180→減速→74→停止→360→180と譜面はいつもの2MBだった。
しかし曲コメントはそんな果敢に挑戦するプレイヤーたちを励ますかのように熱いメッセージとなっている。
D.D.R.とD.D.R.を愛する全ての人たちへ
thanks.