概要
主人公のエイサップ・鈴木がヒップ・クレネ城から脱出する際に乗り込む事となった試作オーラバトラー。ホウジョウ軍の新型だが、成り行きからサコミズ・シンジロウによって地上人のエイサップに与えられた(オウカオーに匹敵する高性能があるが、エイサップ意外にはまともに乗りこなせなかったため、という理由もある)。
オウカオーに比べスマートで細身のデザインをしていて、ボディカラーは水色が基調(終盤では赤に変じている。後述)。作中の他のオーラバトラーと同じく侍のデザインが基本だが、頭部など機体各所に西洋風のデザインを見て取れる。これは本機のパイロットであり、日本とアメリカのハーフであるエイサップ・鈴木に対応しているものと思われる。
モチーフはおそらくトンボ。左足の裏側に武器である刀を装着している。
名前の由来は「名無しのオーラバトラー」とエイサップが言ったのをサコミズが「ナナジン(=七福神)」と聞き間違えた為である。どんな聞き間違いだ。
活躍
まともに扱えるものがいなかったため、サコミズの居城であるヒップ・クレネ城のオーラバトラー格納庫に死蔵されていたところを、脱出手段を探していたエイサップによって起動される。エイサップとの相性は最高で、元々一般人だった彼が短期間でエース級の活躍ができるようになったことからも見て取れる。
初戦は相手がオウカオー+サコミズだったということもあって敗北するも、その後エイサップのオーラ力の高まりに従い、他のオーラバトラーを圧倒する性能を発揮していく。リーンの沓に導かれた時間旅行の後には体色が赤に変色(地上に出たことで高まったエイサップのオーラ力を反映したらしい)し、この状態は『アッカナナジン』と呼ばれている(ただし作中では呼ばれたことがなく、設定上の名称)。
作中では主人公機にふさわしい活躍を披露するのだが、いかんせんライバル機であるオウカオーとサコミズ・シンジロウのキャラクターが強烈すぎるために、何となく影が薄い。いや、あんな濃いのが二体もいたら、それはそれで困るけど。