概要
1999年運行開始。外観こそは1000形とほぼ変わらない(客用扉窓の固定支持方式がHゴム固定から金属枠固定に変わったぐらい)が、エレクトロニクス技術の進歩により、遠州鉄道初のVVVFインバータ制御車両となった。製造期間中に技術が進歩したため増備過程で変更点があり、1本足りとも同一仕様が無く各編成で仕様が異なる。
投入
- 1999年に第1編成導入。遠鉄初のVVVFインバータ制御となり、モハ29+クハ79編成を置き換える。なお、モハ29+クハ79編成は両開き扉ながら機器流用グループで生まれ、後に新造グループに編入された車両だった。
- 2001年製造の第2編成から運転台がワンハンドルマスコンへ変更。
- 2015年に増備された第6編成では、LCD式車内案内表示器を初めて搭載。既存の編成についても同表示器を搭載する改造を行っている。
- 30形が堅牢且つ長寿だった事もあり、2018年にやっと最後の編成を置き換えて遠州鉄道は3扉高性能車両に統一された。
- 初編成導入から約20年が経過したが、2021年には第8編成が新造。1000形第1編成置き換え用として製造された事から、「1000形時代から約40年もの間同じデザインの車両を投入」「置き換え対象と同じデザインの新車を入れる」という事態が発生し、ファンを驚かせた。
- 2023年の運賃値上げと同時にモデルチェンジした新車の導入を発表し、40年以上ぶりのフルモデルチェンジ車両となる。それは日本車輌が普通鋼製車体の車両製造を終了したからであり、2008Fが最終編成となる。