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の一種。東アジアの山岳地帯(日本では本州、四国、中国地方)に棲息する。

漢字表記は「月乃輪熊」。喉の辺りに三日月形の白い斑紋がある事から名付けられた。

雑食性の種類が多い熊の中でも食餌の植物への依存が高い種で、特にドングリや果実などを好んで食べる。この食性が、実は森の再生に重要な役割を果たしている(種子を糞と共に排泄する事で、植物の芽吹きを促進する役割がある)。

肉や毛皮、内臓(「熊の胆」と呼ばれる漢方薬の材料になる)目当ての狩猟で数が減っている。特に日本では絶滅の危機にあるにも関わらず、保護対策が全く講じられていないのが現状である。

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