アナトリア半島
アジア大陸最西部、黒海・エーゲ海・地中海に囲まれた半島(東の境界は不明瞭)で西アジアの一部をなす地域であり、現在はトルコ共和国のアジア部分をなす。小アジアとも。
アナトリアの名称は東ローマ皇帝コンスタンティノス7世の時代、エーゲ海に面した西岸地方に軍管区を置き、「アナトリコン」(ギリシャ語で日出る処の意)と名付けたことに由来する。
アジアとヨーロッパを繋ぐ戦略的に重要な地点に位置するためアナトリア半島は先史時代からいくつかの文明の発祥地となり人類最古の定住遺跡と言われるチャタル・ヒュユクなどの数多くの遺跡が発見されている。
古くは単に「アジア」と呼ばれていたが、アジアはさらに東方に広大であることがわかり、「小アジア」と区別されるようになった。