概要
漫画、『進撃の巨人』に登場するリヴァイ兵士長が率いる特殊部隊。
主にエレンの巨人化能力の解析と評価試験の任務のために編成された。メンバーは巨人と戦い抜いて来た猛者ばかりで、リヴァイの事は強く慕っていたがエレンに対しては当初懐疑的であった。
とある事件でエレンに激しく敵意を向けるが、リヴァイの仲裁とハンジの乱入により事態は収拾する。その後誤解が解けてからはエレンを疑ったことを詫び、償いとしてメンバー全員が自分の手をエレンが巨人化する時のように噛み切る。その後エレンと打ち解け、第57回壁外調査に臨むのだが……。
メンバー
調査兵団の兵士長。エレンの巨人化、調査兵団入団に伴い、彼の監視役兼上司役を引き受ける。詳しくはリヴァイを参照。
本作の主人公。強い意志をもって自傷行為をすることでその目的に応じて体を巨人に変化させることができる。詳しくはエレン・イェーガーを参照。
リヴァイ班の女性兵士。エレンには理解ある優しい先輩として接するがオルオに対しては何かと厳しい。可愛らしい外見だが戦闘力は同班の男性兵士にも劣らない。
:戦績…討伐10体、討伐補佐48体
リヴァイ班の男性兵士。リヴァイに心酔している節があり髪型のほか口調など何かとリヴァイを真似たがる。しかしぺトラに「まったく共通点は感じられない」と評される。だが、実力は本物であり、巨人を自らが仕留めた数はリヴァイ班の中で最も多い。
戦績…討伐39体、討伐補佐9体
リヴァイ班の男性兵士。髪を後頭部で結び顎鬚を生やしている。落ち着いた性格でリヴァイが班を離れるときには統率を任されるなど副リーダー的存在。
戦績…討伐14体、討伐補佐32体
リヴァイ班の男性兵士。坊主頭が特徴。リヴァイや団長を深く信頼しており、たとえ彼らの真意をわかりかねようと彼らを信頼し行動することを主張する。
戦績…討伐7体、討伐補佐40体
※以下重要なネタばれを含みます。閲覧は自己責任で。
第57回壁外調査、多くの犠牲を出し、遂にエルヴィンら調査兵団は「女型の巨人」を生け捕りすることに成功する。当初懐疑的だったリヴァイ班との信頼と絆を確かに感じたエレンは思った。「仲間を信じることは正しい」と。
巨人化以来、化け物扱いされ自分のことしか考えていない上層部たちに絶望していたエレンの心は先輩たちによって解きほぐされていった。
読者の大半がリヴァイ班の面々はこれからもエレンのことを支えてくれるだろうと思っただろう・・・。
しかし世界は残酷だった。
撤退しようとしたリヴァイ班たち。女型の巨人の中身を拝みにいこうとしたまさにその瞬間、何者かによってグンタが立体機動でうなじを削がれ死亡してしまう。現れたのは生け捕りしたと思われた女型の巨人であった。
今度こそ巨人化して戦おうとしたエレンだが、先輩たちはリスクを懸念しエレンを逃がす。エレンも仲間を信じ、その場から離脱する。しかし振り返ったエレンの目に飛び込んできたものは・・・。
リヴァイに班の指揮を任されるほどの実力者だったエルドは女型の巨人に食い千切られ、直前まで初陣の失禁事件をばらされ読者の笑いを誘っていたぺトラは踏み潰され、オルオも蹴り飛ばされ、エレンの目の前でリヴァイ班は壊滅してしまう。このリヴァイ班壊滅は多くの読者に衝撃を与え、みんなのトラウマとして刻み込まれた。
「諌山先生どうして・・・」そう思った読者も少なくないだろう。
pixiv内では彼らの死を悼むイラスト等が数多く投稿された。彼らの勇姿とエレンと共にすごした一ヶ月あまりの日々は我々から消えることはない。
心臓を捧げた兵士達に敬礼!