ロマンシングサガ3
キドラントという村の町長。
(ゲーム中でキドラントは「村」と呼ばれているのだが、何故か彼は村長ではなく町長である)
主人公達に「お礼はするから洞窟にいる化け物を倒して欲しい」と頼むが、洞窟の入り口を塞ぐことで主人公達を生贄にしようとする。その後主人公達はニーナという女性により何とか助け出されるが、町長はこともあろうに今度はそのニーナを生贄にしてしまう。化け物を倒しニーナも救出し、いざ町長に話しかけた時の第一声は「私が町長です」であり、お礼を渡したり自分の行為を謝罪する気配など全くない。スクウェア(現スクウェア・エニックス)の広報によると、反省しているとのことだが・・・。
故にプレイヤーには強烈に、やり口の汚い登場人物として記憶に刻まれた。
実際のところはサガシリーズにありがちな事である容量や納期の都合で関連イベントが削られた事例ではないか、とファンの間では推測されている(ロマサガ3は他にも水晶の廃墟やドフォーレの道具屋の奥、ロム内にデータのみ残る数々の没モンスターなど様々な関連イベント、マップなどが削られたと思しき事例が多い)。
また、解析によればプログラムミスが原因で、本来ならばイベント発生前の状態で言うべき台詞であるとの情報もある。その根拠は2つあり、1つはイベント終了後の村人のセリフと町長のセリフが両方ともイベント前のセリフとして自然なものであること。もう1つはデータ内のセリフの格納順がイベントセリフの前に設置されていることである。しかし「イベント発生前の状態」が存在しないため、セリフのフラグがおかしくなっている可能性がある。事実、本作にはそうしたセリフ周りのバグが多い。
なお、彼はミニゲームのひとつ「トレード」のエージェントの一人でもあるため、クリアするためには嫌でも話しかけなければならないのがまた腹立たしい。
エンペラーズサガ
特定のイベントで、悪に染まった主人公が彼をそそのかして生贄を捧げさせる場面があった。もはや開発側からも悪徳町長としてネタにされているようだ。