概要
バルバスとも呼ばれる。ソロモン72柱の魔神の1柱で、序列5番の地獄の大総裁。36の悪魔の軍団を率いるという。大奥義書によればルキフゲ・ロフォカレの支配下にある。
『妖術の開示』1655年版に記載されている、パイモン、バティン、マルバスを呼び出し、その恩恵を受ける方法の中では、パイモンがマルバスの下位にある存在であると書かれている。
召喚されると、強壮なライオンの姿で現れる。命を受ければ、人間の姿も取る。隠されたものや秘密に関する質問に真摯に答えてくれ、また疫病をもたらす力とそれを治す力を持ち、工芸に関する優れた知識も有しているとされる。人の姿を変化させることもできるという。
シェイクスピアの作品に出るバルバソンという悪魔もこれであるという。