概要
うごくメモ帳3Dとは、DSiウェア「うごくメモ帳」の後継ソフトとして3DSで無料で配信されたペイントツールである
前作からの主な変更点
- レイヤーが3つに増加、レイヤーやページそれぞれに3Dの深度を指定できる
- 使用可能な色が今までの黒、白、赤、青に加えて緑、黄色が使えるようになり、1つのレイヤーに2色、併せて同時に6色使用可能
- 背景は上記の6色+方眼で指定でき、背景が変わってもペンの色は変わらない
- テキスト入力機能、円作画(コンパス)機能追加
- 回転機能追加、滑らかな拡大縮小や回転ができるようになる
- 保存可能なメモサイズの大幅な増加(従来の5倍程度)
- カメラの画素数が増加(普通筆箱のみ)、トーン調が豊かになる
- 速度が11段階に増加
- 出来なくなったこと
・範囲ペンメモ間コピー不可能
・編集画面のセレクト左右による挿入、削除やスタート左右によるページジャンプも不可能
・範囲ペンにおける貼り付けでスライドパッド等では可能だが、Lボタンを押しながらタッチペンでスライドができない
(少しややこしいが、範囲ペンで選択した直後Lボタンを押しながらだとできる)
ペイントツールの仕様
以下「上級筆箱(右利き設定)」のツール仕様について記述する
- ペン先8種と色6色(黒/白/赤/青/緑/黄)、パターンブラシ9種+メモリーブラシ、消しゴム8種での組み合わせで描画/消去
- ペン先の他に横書きテキストを好きな位置に挿入できる
- 3枚のレイヤ+単色(6色+方眼)の背景、レイヤ入替/統合可能、レイヤごとの非表示設定可能
- レイヤーやページごとに3Dの深度を指定することができ、飛び出すように見せるアニメも作成可能
・ここだけの話…背景の色と同じ色を3Dでずれる範囲の場所に合わせて置くと、右目左目の振り分けが可能になる
技術がある方はこれを利用して、多少荒くなるが完全なる立体メモを作ることも…!
- Bボタンにて編集レイヤの切替
- オニオンスキン(透かし)機能、1-4枚まで指定可能
- 編集画面でLボタン+十字キー(或いはタッチペンスライド、スライドパッド)でピクセル単位の画像シフト(枠外にでた領域は切り捨て)
- 編集画面でLボタンを押したときに出現する虫眼鏡をタッチすると、ズームアップの状態で描くことができる
ドットを書くときにも重宝する
- Xボタンで編集レイヤ全消去
- 左右ボタンでページ切替、メモリ制限があるが999ページまで可能(空メモリは上画面右側にバーの形で表示される)
- Yボタン+左右キー>undo/redo
最大130回程度可能
- ペン先メニュー画面でLボタン押下にて描画ペン先の太さを変えることができる
ブラシでは塗りつぶしもできる
- 範囲ペンで部分的にコピー、切り取り、反転、縁抜き等ができる。
- 変形で上下左右反転、回転、拡大縮小が滑らかにできる
10度回転、従来の拡大縮小はLボタン+十字キー上下で可能
45や75度回転は不可能だが、有志の方が補助ツールを公開している
- 図形作画機能で正確な円、四角形、直線が作画可能
(正確な縦と横のみの直線は、四角形を作画して消しゴムで消せば良い)
- 上級筆箱では、ニ値データとしてカメラの入力情報を取り込める
- 普通筆箱ではカラー(6値)データとして取り込むことができる
- マイクから最大60秒の音声データ、最大2秒のページごとに指定できる4つの効果音(SE)の取り込みが可能
- Lボタンで3DSサウンドのSDカード内にある、3DSで録音した音声ファイルの取り込みも可能
- 解像度は320×230ピクセル
出力によっては変動する
- SDカードに保存することでアニメーションGIFファイル、ANIファイルとして出力可能
- ANIファイルを3DSカメラでコマ保存することによって、JPEG&MPOの写真ファイルにすることもできる
これを3DSブラウザでpixiv上にアップロードすると、3DSブラウザで閲覧している方は立体視することができる
(スマホ版だと、イラストをタッチ→次に出たページの画像を長押し&スライドで立体視可能)
※いずれの場合も周りに背景と同じ色の縁がつくので、出力するときはご注意を!
- pixivにおいては、上記の機能を利用してアップロードした絵につけられることが多い
各スピード早見表
Speed | FPS | 秒/page | 備考 | 前作 |
---|---|---|---|---|
0 | 0.2 | 5.000 | ||
1 | 0.5 | 2.000 | 1 | |
2 | 1 | 1.000 | 2 | |
3 | 2 | 0.500 | 3 | |
4 | 4 | 0.250 | 4 | |
5 | 6 | 0.166 | 4コマ相当 | 5 |
6 | 8 | 0.125 | 3コマ相当 | |
7 | 12 | 0.083 | 2コマ相当 | 6 |
8 | 20 | 0.050 | 7 | |
9 | 24 | 0.042 | 1コマ相当 | |
10 | 30 | 0.033 | 8 |
※FPS…1秒ごとのページ数
秒/page…1ページごとの秒数
コミュニティーサービス
インターネットを介したコミュニティーサービスは、2種類存在している
フレンドうごメモギャラリー
フレンドうごメモギャラリーとは、展覧会を開いてフレンドコード(メインメニューから「フレンドリスト」で参照可能)を交換した相手を招待して、その中でメモの見せ合いができる無料のサービスである
最大2つの展覧会を開くことができ、1つの展覧会に最大20人のフレンドを招待可能
もちろんフレンドでない人とでも主催側がフレンドで招待されていたら、その人とメモを見せ合うこともできる
展覧会は開いてから15日で自然消滅するが、何度でも作り直すことはできる
ワールドうごメモギャラリー
ワールドうごメモギャラリーとは、世界中の人にメモを公開や公開されているメモの閲覧ができる有料サービスである
- 有料サービスついて
このサービスでは、30日利用するのに『チケット』というものを要するものであり、チケットは1つ100円で購入することができる
ただし、利用初日に無料でチケットが貰えるので実質初月は無料である
また、コインポイントというものが1000ポイント溜まると無料券であるフリーチケットが貰える
通常チケットとフリーチケットはそれぞれ3枚までストックすることができる
チケット使用から1ヶ月経つと、あらかじめ購入していたチケットが自動的に1つ消費される
(通常チケットが優先される)
- コインシステムについて
このサービスを利用するにあたって仮想通貨である『コイン』が重要な役割を果たしている
コインは通常の『コイン』と『スターコイン』に分類される
チケットを1つ消費するとき、通常コイン100枚とスターコイン3枚貰える
一定条件を満たすと次回チケットが消費されるとき、コインボーナスとして貰えるコインが増える事がある
コインボーナスは最大通常コイン300枚、スターコインは30枚まで増える
- コインの使い道
通常コイン:評価、コメント、ダウンロード、作品投稿それぞれに一枚ずつ要する
スターコイン:評価、作品投稿、作者やコレクターをお気に入りに追加にそれぞれ一枚ずつ要する
- フリータイム制について
コインをすべて使い切った、あるいはフリーチケットを貰えてなくて課金してなかった人対象の制度である
15~21時の間チケット未購入者でも閲覧可能になり、さらにコインが1日1枚のみ付与される
また、チケット有効期間内にコインを使い果たした場合は、午前0時ジャストにコインを1枚のみ付与される
- DSiうごメモとの互換性
ワールドうごメモギャラリーのトップメニューにDSiシアターライブラリーがあり、DSiうごメモID(とパスワード)を入力することによって、コインを使わずにうごメモシアターのメモがダウンロード可能
因みにDSiとの互換性はここのみであり、DSiシアターライブラリーは短くて6ヶ月しか公開されないので、ダウンロードはお早めに