概要
らくしょ・おとしがき(落書)から生じた言葉。
落書きの分類
落書きと呼ばれる絵画は数え切れないほど存在するが、大きく4つに分類される。
- 文字(文章)や絵を徒に書き記す行為
- 何らかの悪ふざけないし悪意や害意をもって物品を汚損する悪戯
- またはそれらの行為によって記された文字や図表等
- 第三者にとって無価値の・若しくは損益を招く著作物
Pixivにおけるタグとしての使用法
主に1と3が意図される。
基本的には作者の主観に依って付けられるため、イラストが投稿された後に、落書きと呼ぶのは不適切であるとユーザーによってコメントされることもある。
また「これは落書きであって本気で描いた絵ではない」「この絵の出来は他の人に比べたら落書きのようなもの」という意味が込められている場合がある。作者自身により自嘲・謙遜の意が込められて付与されるケースが多いが、描かれた作品が一定以上の作品性を持つか、それとも落書き水準かは作者自身の主観に帰することであるので、必ずしも謙遜とは限らないのは言うまでもない。しかし、落書きタグを持ちながらも極めて高水準の作品が少なくないのも事実。その意味では、何気ない一般語ながらも描き手側の主観が多大に反映される面白さを持つタグ語といえる。
改めて言うまでもないが、モラル上「落書き」タグは作者以外の人が付与するべきではない。身内同士や遊び半分であっても決してタグづけしてはならない。
落書きの歴史
絵が描かれ始めたころにはもうあったのかもしれない。
古代ローマ・古代マヤの遺跡や民家にはもうすでに当時の市民による落書きがされていた事が判明しており、日本でも奈良時代には土器に人の顔を書いたり、笏の裏に役人が愚痴をこぼしていた。
くだらないものと一笑に付される一方で、当時の民衆の生活を知る史料となるほか、ダイイングメッセージや暗号、さらには社会風刺にも利用される。
関連タグ
類似タグ・表記揺れが多い。