概要
本名はオズワルド・チェスターフィールド・コブルポット。
丸い体躯、シルクハット、モノクル(単眼眼鏡)、タキシード、銃を仕込んだコウモリ傘がトレードマーク。
父親が肺炎で亡くなり、父が肺炎になったのは雨のせいだと母親が思い込み常に傘を持たせていた。
生まれつきで鉤鼻の理由で学校からはいじめのターゲットになっていた。友達だったのは鳥類専門のペットショップにいた鳥達だけだった。
ある時にペットショップがいじめっ子たちの原因で荒らされてしまい、鳥達は死んでしまい、この時点で彼は犯罪への道に歩む。
ペンギンと言う名前はクラスメイトからのあだ名から。
登場した当初は鳥をモチーフにした犯罪に手を染める「犯罪紳士」的なキャラだったが、やがて暗黒街のボスの一人となる。現在、表向きは「アイスバーグ・ラウンジ」という高級クラブを経営するビジネスマン。裏で違法な取り引きも手がけ、またこのラウンジには様々な悪党もやってくるため、バットマンは情報源として彼を利用するという微妙な関係を築いている。
ゴッサム・シティが地震により、孤島かつ無法地帯と化した「ノーマンズ・ランド」の時期は、スーパーマンの宿敵であるレックス・ルーサーと手を組み、闇市場の売買を取り仕切っていた。
実写映画
『バットマンリターンズ』
演-ダニー・デヴィート/声-樋浦勉(DVD版・ビデオ版)・石田太郎(テレビ朝日版)
本作のメイン悪役。
各家コブルポット家の長男。だが、その奇形と凶暴さの理由で生まれてから数日後のクリスマスに捨てられ閉鎖された、動物園のペンギンに育てられた。
自分のアイデンティティを求め地上に出て、市長のマックス・シュレックと共に共謀を組む
生まれてから他人からの愛を知らずに育てられたペンギンは、捻じ曲がった性格の持ち主である。
だが、自ら放った発言でバットマンに失脚させるものの自分を見捨てたシュレック、愛に育まれた子供たち、バットマンへの復讐を誓った。
余談
ゴールデンエイジなどの昔の作品では、ジョーカーと何度か組んだことがあるが(キャラクターもそんなに多くない時代)、前述の「リターンズ」でペンギンを演じたダニー・デヴィート自身もジョーカーを演じたジャック・ニコルソンとは『カッコーの巣の上で』で共演して以来の親友で、『リターンズ』のペンギン役もニコルソンの推薦である。