『論語』(顔淵第十二)より。
「子曰、克己復禮爲仁」
子(シ)曰(ノタマ)ハク、己(オノレ)ニ克(カ)チテ禮(レイ)ヲ復(フ)ムヲ仁(ジン)トナス
先生が言われる。自分の私心に打克って伝統的文化を実践するのが仁だ。
仁は心の全徳で天の与えた正しい道であり、天の与えた正しい道が形に現れて中正を得たものが礼である。
礼に外れたことを無礼といい、そのように礼を欠いていると弊害があるが、礼に反することを非礼といい、これは人の道に反した非道である。
たとえば、国旗や国歌に難癖をつける教育は、世界的通念に違反した非礼そのものである。