容姿
髪型はショートボブで、首辺りで跳ねている。たこさんウィンナーではない。
髪の色は不明。本誌は白黒であるため髪の色は想像で描かれていることが多い(2013/6/12現在)。
胸の大きさはあまり安定していない。
私服姿では呉キリカ位の大きさで描かれているのだが、キリカの胸は変身後には強調されているものの、逆に沙々の胸は変身後は控えめに描かれている。
ソウルジェムの色は不明
人物
自らの実力に自信があり、見滝原の魔法少女達を蹴散らそうと画策している。
反面、自分より優れた人間に対しては、強烈なコンプレックスを抱いている。その憎悪に影響されてか、本心はかなり腹黒い。
口も悪く、「いってーェ」や、キリカに対して「真っ黒なゴキブリさん」と言い放っている。
美国織莉子に近づいている時は、彼女を慕っているようにふるまっていて、「あわわ」とか言ってる。
やっぱり変顔持ち。
魔法少女としての能力
魔法少女姿は道化師の様な服。武器は杖で、いかにも魔法少女らしい。近代的なデザインで、魔力の球体を出して攻撃が可能。
固有魔法は洗脳。お嬢様学校の生徒や魔女など、自分より優れている存在・強い存在を操ることができる。
キュゥべえに対して「自分より優れた者を従わせたい」と願ったことから、この魔法が発現した。
作中ではこの魔法によって織莉子を洗脳し、昔からの親友を装って、暗殺を目論もうとしていた。
一方、キリカに対してはこの魔法を使用していない。描写がないので真相は不明だが、平凡な家庭の生まれであるキリカには、そもそも通用しない可能性がある。
固有魔法や、それによって操っている魔女達の強さに反比例するかのように、本人の戦闘能力は低い。その性質上、固有魔法はどこまで行っても借り物の力しか使えないことになる。また、操っていた魔女を倒されると、その魔女が落としたグリーフシードによって、相手の魔法少女がソウルジェムを浄化できるため、かえって戦況を不利にしてしまうというリスクも持っている。
キャラクター
自らの縄張りの拡大を狙い、まだ契約してから日が浅い織莉子・キリカの殺害を企てた。
それぞれを各個撃破するべく暗躍し、キリカを撃破するまでには至っていたのだが、彼女が生き延びていたことによって計画が破綻。
2対1の戦いで、逆に沙々自身が追いつめられてしまう。
形成不利と見た沙々は、その場に居合わせた千歳ゆまを盾に逃走しようとしたのだが、
「魔法少女の真実」を織莉子から告げられたことにより、自分が道具として扱っていた魔女になりたくないという思いから、自らソウルジェムを砕いて自殺してしまう。
評価
他人を巻き込んで自爆することもなく、魔女化するような自暴自棄にもなりきれなかった彼女は、既存のマギカシリーズでは珍しく、大きな希望も絶望もないまま、不完全燃焼の炎のように消えていった。ある意味では、「恵まれない者の孤独な自滅」という最も辛辣な最期と言えるかもしれない。