CV:増田俊樹
概要
普段はファッションモデルをしている19歳の青年。
高校卒業後にモデルとしてスカウトされ、順調に仕事をこなして大人への階段を上りつつある中で
「このままの暮らしを続けていても突然改造手術を施され“ヒーロー”にしてもらえる日は来ない」ことを悟り、
自力でヒーローになるべく知人に作ってもらったコスチュームを纏って
正義の味方『サムライフラメンコ』として街の片隅で人知れずヒーローデビューを果たす。
人物像
性格はかなりの天然で、極めて真っ直ぐな思考からどこかズレた行動に至る事が多い。
特撮好きの祖父の影響もあってヒーローに強い憧れを抱いており、『サムライフラメンコ』というヒーローも祖父が考案したものらしい。
正義(せいぎ)という字を書く自分の名を気に入っている。
どんな些細な不正でもそれに苦しむ被害者は存在し、些細だからと見てみぬふりをしていては世の中は何も変わらないという考えを持ち、後述する地道な(?)ヒーロー活動に繋がっている。
特技は水泳とアクロバット。体は鍛えているとの事だが、喧嘩に関しては酔っ払いに身ぐるみ剥がされ中学生にフルボッコにされるほど弱い。
人間関係
ヒーローとして初めての実戦で敗れ去り 全裸で途方に暮れていた羽佐間を変態として連行しようとしながらも、事情を聞いて見逃してくれた ある意味恩人。その一件以降サムライフラメンコとしての自分を知る彼に彼に懐き、食事や特撮鑑賞に誘っては自身の正義やヒーロー感について語って聞かせている。
所属事務所『シーザープロ』のマネージャー。敏腕で仕事に厳し人柄に加えて 一人暮らしをしている高級マンションの家賃はほんとんどが事務所持ちという負い目もあって まったく頭が上がらない。
伝説の特撮ヒーロー『レッドアックス』の演者であり、羽佐間の憧れのヒーローであったが『サムライフラメンコ』を巡る一つの騒動を経て、どういうわけか師弟関係となる。
サムライフラメンコ
羽佐間正義がヒーローに変身した姿。
と言っても超能力が身に付くわけでも超科学的な機能が備わっているわけでもなく、本当にただヒーローコスチュームに着替えただけであり、初期のものはスーツの形が崩れるために携帯をポケットに入れることすらままならない。
いずれは悪の組織といった巨悪との戦いも想定して顔を隠しているが、今のところのヒーローとしての活動内容は「缶のポイ捨て」や「路上喫煙」などの迷惑行為を行う一般人を見つけ次第直接注意して回るという ある意味で至極真っ当なもの。
しかし「昼夜を問わず突然現れては顔を隠した全身タイツで謎の口上を叫びながら一般人を追い掛け回す」というその有様はどう贔屓目に見ても不審者である。
しかしそんな地道な活動は 数度の通報沙汰と 面白がった野次馬による動画投稿、それを取り上げたテレビ番組などを経て話題を呼び、謎の善行を繰り返す地回りヒーロー“サムライフラメンコ”は本人も予期しない形で奇妙な広がりを見せていく。