長靴をはいた猫
ヨーロッパに古くから伝わる寓話であり、特にフランスの詩人シャルル・ペローによって寓話集にまとめられたものが有名。
ストーリー
とある粉ひき小屋の主人が亡くなり、彼の遺産である粉ひき小屋・ロバ・猫は彼の三人の息子に分けられた。末っ子である三男坊には役に立たなそうな猫があてがわれ、三男は途方に暮れてしまう。
しかし猫は「あなたがもらったものは、そんなに悪いもんでもないですよ。まず、私に長靴と袋を下さい。」と言った。言われたとおり三男が長靴と袋を渡すと、猫は長靴を履いて袋の中に捕まえたウサギを詰めて王様に「カラバ侯爵からの贈り物」と言って献上しに行った。
そういったことを何度か繰り返して王様とすっかり仲良くなった猫は、三男をカラバ侯爵ということに仕立て上げて彼の売り込みを進めて・・・・。