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原子力発電

げんしりょくはつでん

核反応によって最終的に生ずる熱を利用して発電する方法。現在は技術面の制約により核分裂を使用したものしか実現できていない。
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概要

原子炉核反応を起こし、その際に生ずるエネルギーが最終的にとなる事を利用し、この熱で高温高圧の蒸気を作り、タービンを回して発電する方法。出力が非常に大きい反面、巨大な冷却設備や核反応の際に生ずる放射線の防護(特に貫通力と生体への害共に大きい中性子線)が必要となり、施設が非常に大掛かりとなる。
略すと「原発」となるが、発電方法としではなく発電施設の意味として「原発」の語は使われる。

管理について

原子炉の燃料となる物質は核兵器にも転用でき(元素の配合率が違うのでそのまま転用することはできないが)、大事故を起こすと放射性物質の飛散により甚大な被害を及ぼすため国から法により規制され、国際原子力機関(IAEA)に監視されている。

また、使用済みの燃料は有害な高レベル放射性廃棄物となるため、その管理も必要となる。

なお、日本では原子力発電所が全て沿いにあるのは、冷却水が豊富に確保できるほか、核燃料が基本海路で輸送されるため、極力海に近いほうが陸路での移動の手間や費用が省けるからである。
なお海外では内陸部に原子力発電所を建設することの方が多い。実際チェルノブイリ原子力発電所は内陸部に建設されている。

内陸にある原子力発電所では、川などから汲み上げた冷却水を大気で冷やすため、トップ画像のような巨大な冷却塔が必要になる(海外では原子力発電所のシンボルとなっている冷却塔だが、豊富な海水を冷却水として使える日本の原発には存在しない)。

現在

事故の危険性や放射性廃棄物の問題、テロの対象になりやすいことなどから、世界各地で古くから原子力反対運動が盛んに行われてきた。

日本においては特に大地震による大事故の危険が指摘され、それは福島第一原子力発電所事故で現実になった。

東京電力福島第一原子力発電所事故以降、日本では大地震を前提とした緊急安全対策がまとめられ、多くの原子力発電所が停止された(一時は全ての原子力発電所が稼働停止した)が、安全が確保された原子力発電所は再稼働していく方針をとっている。

しかし、現状は抗議デモ等によって再稼働が円滑に進まないまま、ほとんどの原子力発電所が停止している状態が続いている。一応今現在は何とか賄えてこそいるが、温室効果ガスの排出問題など別の問題が発生しており、また火力発電所の点検が出来ていない状態なので遅かれ早かれ破綻する危険性は未だに付き纏っている。

将来

核融合炉が実用炉として稼動できるようになれば、現在の原子力発電より大きな電力を生み、また事故の際に被害の少ない発電方法になると思われる。ただし、核融合炉でも放射性廃棄物は(核分裂炉より少ないとはいえ)発生する。

しかし、実用化の目処は立っておらず、仮に実用化するとしても遥か未来の話である。


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発電 核反応

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