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概要

CV:水橋かおり

舞台装置の魔女(通称・ワルプルギスの夜 / 本名不明)。その性質は無力。

回り続ける愚者の象徴。歴史の中で語り継がれる謎の魔女。

この世の全てを戯曲へ変えてしまうまで無軌道に世界中を回り続ける。

普段逆さ位置にある人形が上部へ来た時、暴風の如き速度で飛行し

瞬く間に地表の文明をひっくり返してしまう。

(公式サイトより)


(以下、第10話「もう誰にも頼らない」以降のネタバレが含まれます)



全ての運命の不幸を無くそうとする、地上をマホウで埋め尽くし、

全人類を戯曲の中へ取り込もうとする、動く舞台装置。


この世の全てが戯曲ならば悲しい事など何もない。

悲劇ではあるかもしれないけれど、ただ、そおいう脚本を演じただけ。

ワルプルギスの夜で芝居は止まって、もう地球は一周だって回転しない。

物語は転換しない。

明日も明後日も、ワルプルギスの夜。


(プロダクションノートより)


単独の魔法少女では対処しきれない超大型の魔女。見滝原町に出現することが決定づけられている災厄のような存在であり、『魔法少女まどか☆マギカ』における事実上のラスボスとなった最悪の敵である。


本名が謎とされる唯一の魔女。魔法少女たちの間で『ワルプルギスの夜』と呼ばれている。なお、劇中では登場直前にまどか文字でWalpurgisnacht(ヴァルプルギスナハト:独語)という表示が現れる。


多くの魔女はまどか文字で書かれた魔女名を持つが、その名を劇中で呼ばれることはない。しかし彼女だけは劇中でこの通称で呼ばれることから、この魔女が他の魔女と比べて特別な存在であることが窺える。


外観

イメージ映像などで第1話から登場しつつも、長らくシルエットのみで全貌を知ることが出来なかったが、6話にてその名が明かされ、10話において別の時間軸ではあるが全体像を披露。11話において遂に本編の時間軸で出現した。


外観は魔女という言葉にふさわしい、白い縁取りの青いドレスを纏ったような女性の姿。

頭部は上半分が切り取られたように存在せず、そこから2本の角か帽子のようなモノが生え、そこに半透明のヴェールを着けている。

また、スカートの下には足の代わりに巨大な歯車(これが本体であるという)が蠢いている他、彼女を中心に虹色の魔法陣がゆっくりと回り続けている。


全長は200~400m(KEY ANIMATION NOTE vol.6により、イメージとしてはアニメ映画の某怪獣王並の体格)と他の魔女と比べてもはるかに巨大な体躯をしており、荒廃した見滝原町を見下ろしながら、天地に対して逆さまの状態で浮遊していた。


また、彼女のシルエットは逆向き正三角形( ▼ )であるが、これと対になるように鹿目まどかの魔女化した姿はシルエットが正三角形( ▲ )になるようデザインされている。


作中での行動

主な攻撃手段は、黒い触手のようなモノを伸ばして突く(この触手はその後、複数の使い魔に変化する。)、炎で出来たような槍を飛ばす、周囲の破壊されたビルを浮遊させて叩き付けるといった、他の魔女と比べて遥かに大規模なもの。耐久力も極めて高く、暁美ほむらとの戦闘では大量の軍用兵器による巨大な火力をぶつけられながら、ほとんどダメージを受けずに笑い声を上げていた。


ベテランの魔法少女が存在を把握しており、基本的に個々の魔女については言及しないキュゥべえが出現を予言していること、ほむらの部屋に掲示されていた資料に古代から伝わると見られる文献がある事などから、古くから存在する魔女である事が窺える。

また、その出現は災害と同意義であるらしく、過去にも何度か出現し、表向きは局地的な自然災害として処理されていたようである。そのため、魔法少女を知らない表の人間もワルプルギスの夜(災害)の予兆を観測し、街の住民を避難させていた。


その実力については、バラつきがあるもののただただ強力な魔女である事が語られている。

唯一つ言える事は、過去のループにおいて彼女を倒し得た(又は撃退した)とはっきり描写されているのは鹿目まどかただ一人のみであり、その結果、彼女は常に死亡しているという事だけである。


…そして、前述の通り本編において登場した上下逆さまになった姿は「まだ本気を示していない姿」である。「本気になった」彼女がどれほどの被害をもたらす存在だったのかもまた、現在に至るまで明かされていない。


ちなみにゲーム版では、彼女を討伐する事に成功すれば、他の魔女と同じようにグリーフシードを落とす。


魔女の結界

結界という異空間に閉じこもる他の魔女たちとは異なり、彼女は現実世界の見滝原町にその姿を現して多大な被害をもたらしている。その様子は魔女を見る事が出来ない一般人にとっては巨大な自然災害に感じるらしく、作中ではスーパーセルとして認識され、人々が避難する描写がなされた。


魔女が見える魔法少女の視点では、彼女の出現前に人形や象の姿を模した大量の使い魔たちによるパレードが行進する。そして彼女自身が出現すると、彼女の周囲がまるで無重力空間になったかのように破壊されたビルの残骸が漂い、それが赤い炎によって燃え上がる。


暁美ほむらの言によると、「他の魔女と違って、結界に隠れて身を守る必要がない」という。つまり、そもそも結界が魔女にとって一種の防衛手段であり、それを必要としないほどワルプルギスの夜は強大な魔女なのだと言える。


魔法少女まどか☆マギカポータブルでは1話のアバンタイトルでまどかが迷い込んだモノクロームの建物らしきものや廃墟のようなものが結界の代わりとして登場する(暴風圏という名称)。


使い魔

舞台装置の魔女の手下を参照。


正体について

他の魔女とは明らかに性質の異なる魔女だが、その正体については未だ謎が多い。


第1話時点で、スカートの色や形状などから「美樹さやか=ワルプルギスの夜」説が存在した。しかし彼女が別の魔女になったことと、明瞭に描かれたワルプルギスとはあまり似ていないことなどから、現在ではその可能性は極めて低いと思われている。


また、

  • 魔法少女としての武器が時を操作する歯車であり、ワルプルギスの夜の象徴と一致している
  • 前述のようにワルプルギスの夜のデザインは魔女化したまどかと対になるようにデザインされている
  • 『その性質は無力。回り続ける愚者の象徴』という、まるで彼女自身を指しているかのような言葉

という点から、「暁美ほむらがワルプルギスの夜の元の魔法少女である」という説も存在していた。しかし、現在はゲーム版でほむらの魔女化した姿が登場したため、否定されている。


はずだったが叛逆の物語にて本編に登場したHomulillyほむらの希望が変化した為変更され巨大なスカートを履いている顔の上半分が無いと酷似している為、次の映画で彼女がワルプルギスの夜になってしまうのではないかという意見が一部で再び論じられている。


他にはその使い魔から、古の時代に魔法少女を救うために契約したが、限界を感じて魔女に成り果てた魔法少女という説も存在する。

一時期はチベットちゃんも正体候補として挙げられていた。


結局、作中では最後まで彼女の具体的な正体は明かされる事はなかった。

ただし、脚本を務めた虚淵玄は後の雑誌インタビューにおいて、「もともとは一人の魔女だったものが、後に他の魔女の波動を集めることで現在の姿となった。」という、魔女の集合体とも言うべき存在であるという設定を明かしている。


また、舞台装置の魔女になる前の姿は『演劇の魔女』だったという。


マギアレコード

7章の終盤でマギウスの翼が彼女を神浜市に呼び寄せている事が語られる。マギウス達はエンブリオ・イブにワルプルギスの夜を食べさせ、イブを完全な魔女にする事で自身の野望を果たそうとしている。

そして第10章にて遂に降臨。期間限定レイドイベント「Last_Magia」で戦うことができた。


ストーリー上では神浜市の街を滅茶苦茶に荒らし、魔女を倒すために集まった多くの魔法少女の全力の攻撃でも大したダメージは与えられなかった。これには満身創痍ながらも魔女を相手している側が優勢だと思いやってきたエンブリオ・イブを対処した魔法少女たちにショックを与えた。

その場にいる魔法少女は満身創痍、ワルプルギスの夜は神浜市を通り過ぎようとしているなか、空から羽が降ってきて、魔法少女に力を与えた。魔法少女達は自身の固有魔法を使いワルプルギスの夜を追い込んでいく。魔女は自身を倒そうとする最後の一撃を防ごうとするがその抵抗は無駄に終わり、ワルプルギスの夜は遂に倒されるのだった。アニメで登場してから8年かけてようやく劇中で魔法少女から誰の犠牲も出さずに魔女を倒すことができたのだった。


テレビアニメ第2期では灯花が半径200km圏内の魔女を呼び寄せるエンブリオ・イブ覚醒作戦を決行したことで、他の魔女同様神浜市へ進行する。

しかし8話で魔女誘導装置のウワサをまどか&いろはに破壊された事で再び見滝原市へと軌道を戻し、まどか達は彼女を倒しに見滝原に戻っていく。続く3期ではマギウスの計画を完遂すべく、灯花とねむがイブに乗ってこの魔女を追跡。ワルプルギス自体は使い魔がまどか達を迎撃し、その後いろはとやちよがアリナ・イブ(通称)を倒す際にまどかの魔法陣に包まれ消滅する瞬間が後の配信及びDVD&Blu-rayで追加されたため、まどかの手によって撃破されたと思われる。

しかしエピローグでほむらが過去に戻ったことから死亡した可能性が高い。


原作アニメの前日譚にあたるscene0にも登場。


そして…

2021年4月25日まどか10周年を記念したアニバーサリーステージにて劇場版新作「ワルプルギスの廻天」が制作決定され、2024年冬に公開が決定された。

現時点で詳細は不明だが、彼女の再登場にか掘り下げに期待が高まるところ。


ニコニコ動画での扱い

あまりにも強大な力を持っているためにほむら一人では太刀打ちできないとほかの世界から様々な兵器や強者たちが援軍としてともに戦ってくれるMADがいくつか作られている。


スロットにおいて

初代から登場する彼女は一貫して「ワルプルギスの夜」として呼ばれていたが、2023年末に登場した「魔法少女まどか⭐︎マギカf(フォルテ)」において「舞台装置の魔女」として呼ばれ登場している。また以前までのスロットにおける彼女のゲーム上の役割と大きく異なっている

これが何を意味するのかは不明。


関連タグ

魔法少女まどか☆マギカ 魔女(魔法少女まどか☆マギカ) 影魔法少女

ヒュアデスの暁まどか☆マギカ外伝に登場した複数の魔女の集合体でキュゥべえも一瞬見間違えた。使い魔は同じ影魔法少女。

忘却の魔女…まどか☆マギカポータブルに登場。使い魔が同じ影魔法少女。

絶望の魔女…同じ話に登場した魔女。


GMKゴジラ別作品に登場した設定がよく似ている大怪獣


ベリュドラ…異常に巨大であり、かつ魔女同士が合体した存在であることから、作品のラスボスであり、やはり亡霊の寄せ集めであるベリュドラとは似た存在と言える


ワルプルギス ワルプルギスの夜


ドッペル(マギアレコード):命名法則から無力のドッペルと導き出せるが、前述の通り演劇の魔女の性質と一致するかどうかまでは不明。


鳥かごの魔女舞台装置の魔女くるみ割りの魔女

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