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鈴鹿御前

すずかごぜん

日本の伝承に伝わる架空の人物。 天竺(インド)の第四天魔王の娘で、絶世の美貌を誇る鬼姫。 当時の日本の鬼の族長・悪路王と結託して国家転覆を企むが、それを阻止しに来た坂上田村麻呂に一目惚れをし、田村麻呂に寝返り悪路王を討伐した。
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鈴鹿御前とは、日本の伝承に登場するである。

概要

 日本の古典文学作品『御伽草子』にある「田村の草子」などに登場している。
 天竺の第四天魔王の娘で、絶世の美貌を誇る鬼の姫御子。
 名前は、三重県滋賀県の境にある鈴鹿山に住んでいたことに由来する。
 伝承によっては天女鈴鹿権現(すずかごんげん)、女盗賊・立烏帽子とも呼ばれる。

 大通連(だいつうれん)・小通連(しょうつうれん)・顕明連(けんみょうれん)の三振りの妖刀(神刀)を携え、文武両道に長ける上に、星を動かすほどの神通力を持つ、日本幻想世界でも屈指の戦乙女である。

来歴

 平安初期に日本に渡来し、父の命に従って当時の鬼の族長であった悪路王と夫婦の契り(この場合は単なる盟約だけ)を交わし、悪路王の臣下であった嶽丸と大嶽丸らとともに、朝廷を倒して鬼族の治める国家を創ろうと画策することとなった。

 これを知った朝廷は、すぐさま鈴鹿山一帯に住む鬼たちの討伐を決断。そしてその命を受けて鈴鹿山に向かったのが、英雄の誉れも高き坂上田村麻呂だった。
 鈴鹿御前は田村麻呂を迎え撃ち一戦を交えるが、彼の勇敢さと精悍な出で立ちに一目惚れし、顔の分からない悪路王を裏切り田村麻呂と共に歩む道を選ぶ。

 その後、田村麻呂に様々な助力をして、竹丸・大嶽丸を田村麻呂とともに討伐し、鬼たちの国家転覆計画は崩壊する。二人の間には"小りん"という娘も生まれるが、鈴鹿御前は二十五年という短い天命を全うしてこの世を去ってしまう。
 しかし、諦めきれない田村麻呂は、天界にまで赴いて彼女を連れ戻し、晴れて夫婦となった二人は末永く幸せに添い遂げたという。

性格

 解釈は諸説あるが、総合的に言えば"場酔いしやすい人"

 最初のうちは鬼サイドで国家転覆にノリノリだったたものの、田村麻呂が登場してからは完全に乙女スイッチが入って一気にヒロイン昇格となっている。

 ついでに鈴鹿山一帯のほとんどの鬼たちからナンパされており、大嶽丸も彼女に熱烈なアピールを続けていた。物語によっては、これを逆手にとって大嶽丸を追い詰める展開もある。

 概略をだけ聞くと"男をとっかえひっかえする悪女"のようにも思えるが、本来的には非常に情愛の深い人物で、田村麻呂が鈴鹿御前への愛と勅令との板挟みになった時には「自分を犠牲にしてくれてよい」と進みでたり、逝去の際に娘の小りんに三振りの妖刀をお守りとして授けたりと、一度想いを固めれば非常に一途に愛情を注ぐ女性であったようだ。

創作での扱い

 マイナーどころゆえに、あまり目立った活躍こそないが、和風ファンタジーでは比較的にヒロインに抜擢されやすい、恵まれた立ち位置にいる。
 また彼女の持つ妖刀・大通連も、一部の和風ファンタジーなどで登場することがある。

関連イラスト

鈴鹿御前~大通連~
鈴鹿御前


関連タグ


鬼娘 ヒロイン
大通連

関連キャラクター

錫華姫(無限のフロンティア)
スズカゴンゲン(ペルソナ4のキャラ里中千枝の後期ペルソナ)

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