データ
初出 | 第1世代 |
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タイプ | じめん |
ぶんるい | 物理 |
いりょく | 100(第1世代)→60(第2~3世代)→80(第4世代~) |
めいちゅう | 100 |
PP | 10 |
範囲 | 相手一体 |
直接攻撃 | ○ |
備考 | 1ターン目に穴を掘り、2ターン目に攻撃する |
英語名 | Dig |
概要
初代から存在する技。永遠の技マシン28。
所謂1ターン回避技の一種。
フィールドで使うと、袋小路的なダンジョンから脱出する効果もある。どん詰まりやモチベーションが下がった時には重宝する。
初代では何と威力100と「じしん」と同等と言うとんでもない威力を誇ったが、その後は何と半分近くにまで威力を下げられ、第4世代で再調整され現在に至っている。
穴を掘る以上、地面に攻撃する技である「じしん」・「マグニチュード」を使われるとダメージを受けてしまう。でも「じならし」は適用外。何故だ。
なお第2世代だけではあるが、末恐ろしいことに「じわれ」も必中になっていた。
ぶっちゃけ2ターンかけて威力80では使いにくいのは言うまでも無い。パワフルハーブの無駄遣いである・・・。
1ターン回避できる、と言うのも相手にとっては自由に行動出来る猶予でしかないのでメリットになっていない。そして何よりも威力と安定性に優れた「じしん」の存在が大きい。覚えられるならじしんで十分である。
しかし、「じしん」は複数攻撃技であり、自分の隣にいる味方ポケモンも巻き込んでしまうため、ダブル・トリプルバトルで隣にじめん技を無効化できない状態の、特にでんき・いわ・ほのお・どく・はがねタイプのポケモンがいた場合は自滅の危険性が高い。
また、相手が「ソーラービーム」等の溜め技を使用してきた場合、「あなをほる」ならそれを確実に回避できるため、完全に立場が無くなったわけではない。
一方、シナリオで使う場合、地面タイプにはある意味重要な技でもある。
というのもじめんタイプというのは、対戦の時と同様に電気を無効化に加え抜群を取れるタイプも多く、手持ちやじめんタイプのに入れておいて損はない。
だが、じめん技というのは「じしん」とあなをほる以外は運の要素の強い「マグニチュード」、低威力の「すなじごく」などそれ程使い勝手の良いものではなく、また特殊にしても「あなをほる」より低火力の「どろばくだん」、じめんタイプ内でもバクーダやフライゴンなど自力で覚えるものが限られる「だいちのちから」、使いやすいホネ系や「ドリルライナー」などは専用技・・・という、「じしん」以外で安定に運用かつ確実に使用できるできるのが「あなをほる」しかないという状況である為である。
それに拍車をかけるかの如く、比較対象にされるじしんはじめんタイプ内でも最低でも30代(進化前を考慮しない場合最速はドダイトスのレベル32)の為、自力で覚えるのには時間がかかる上、わざマシンでは第四世代までは使い捨てで複数入手も難しい(「ものひろい」で拾えるだけマシではあるものの)ため対戦でも必須のためおいそれと使うわけにもいかず、それが影響しダイパプラのシナリオで永遠に穴を掘り続けるガブリアスというある意味悲しい光景も多発した。尤も後述のおふれのせきしつの件を見てもらえば分かるように、第三世代までは最終系で自力であなをほるを覚えられる種族すらまともに居ない状況だったのだが…
第五世代以降は技マシンが使い捨てではなくなったものの、じしんは終盤でないと入手できない為、状況はあまり変わっていない。
この為、地面タイプや技を使用する場合には嫌が応でもあなをほるに頼りになる。こうした背景のためかシナリオだとカミツレ戦やシトロン戦の事前であなをほるの技マシンが入手できるようになっている。
アニポケでは、新潟の地震に配慮してか、じしんの代わりにこの技を使用しているポケモンが多い。(主にサトシのゴウカザル、シロナのガブリアスなど)
対戦以外のあなをほる
初代ではシナリオ上ハナダシティの民家に不法侵入したロケット団が盗んだわざマシン28の中身でもあった。結果的に主人公がロケット団から取り返したもののなぜか所有者が一方的に諦めてしまったためそのまま自分のものとして消費する事が出来る。人様の物を勝手に使ってバチが当たらないだろうか…
なお盗まれた時、所有者はこのわざマシンを「高かった」と発言しどこかでわざマシンが商品として売られている事を示唆していたが、初代ではあなをほるのわざマシンはタマムシデパートで売られていなかった。
ルビー・サファイアではおふれのせきしつ入り口を解放するために必要な技である。しかし、過去作の互換性が切れていた当時この技を自力で覚えられたのはツチニンをレベル45、ナックラーをレベル41まで進化キャンセルして育てるしか方法がなく、レジ系に会いたければ半ば一個しか入手できないわざマシンを使えと言わんばかりの理不尽な状況だった。
さすがにまずかったのかFRLGではタマムシデパートの商品の一環として「あなをほる」のわざマシンが売られた事で両方の問題・矛盾が解消された。
タグとして
名前のせいか、このタグが付いたイラストはあなるをほる内容のものが多い。
つまり、このタグは本当に落とし穴だらけの危険地帯である。
ポケモンも検索対象に入れると、ある程度は緩和できるかもしれない。