概要
池袋駅(豊島区)から大手町駅(千代田区)、新宿駅(新宿区)などを経由し荻窪駅(杉並区)までを結ぶ本線部(営業キロ24.2km)と、途中の中野坂上駅から方南町駅を結ぶ分岐線(通称方南町支線、営業キロ3.2km)からなる。
銀座線と並び東京メトロとしては2路線のみの第3軌条集電方式を採用しており、他会社との相互直通運転がない。
沿革
- 1954年1月20日:池袋〜御茶ノ水間が開業。
- 1962年3月23日:現在の路線が全線開業。1972年まで新宿以西は「荻窪線」と称していた。
- 1988年10月17日:現在の運用車両、02系が運転開始。1996年までに旧型車両の置換を完了。
- 2009年3月28日:全線でワンマン運転を開始。
車体更新
登場から20年が経ったため、車体更新が施工されている。内装は、施工された時期で、サーモンピンク⇒白⇒そのままと変わっている。また液晶ディスプレイが扉上に2台設置されたが、内装がそのままの車両は右側のディスプレイが小型化されている。チョッパ制御車は、制御装置のVVVF化も実施。
ダイヤ
本線は、平日は多い時で1分50秒間隔、昼間でも4分間隔となっている。設計の都合上中型車6両編成で運転されているので、運転本数を増やす形で輸送量を補っている。
方南町支線は、平日は多い時で4~5分間隔に加えて、本線から直通の中野富士見町発着が混ざり、昼間は6分間隔。支線区間のみの列車は3両編成の02系80番台を使用。
余談
旧型車両のうち、500形の一部がそのままの外装でアルゼンチンのブエノスアイレス地下鉄で運用されている。
方南町支線で活躍していた旧型車両の2000形のうち、2040号は銚子電気鉄道へ移り(同社デハ1002号)、2015年まで現役だった。
丸ノ内線はかつて新宿から練馬区を経て朝霞付近へ至る計画や方南町支線を井の頭線方面へ延伸する計画があったらしい。(参考)
駅一覧
支線1
支線2
共通
駅番号 | 駅名 | 乗り換え路線 |
---|---|---|
M06 | 中野坂上 | |
M07 | 西新宿 | |
M08 | 新宿 | |
M09 | 新宿三丁目 | |
M10 | 新宿御苑前 | |
M11 | 四谷三丁目 | |
M12 | 四ツ谷 | |
M13 | 赤坂見附 | |
M14 | 国会議事堂前 | |
M15 | 霞ヶ関 | |
M16 | 銀座 | |
M17 | 東京 | |
M18 | 大手町 | |
M19 | 淡路町 | |
M20 | 御茶ノ水 |
|
M21 | 本郷三丁目 | |
M22 | 後楽園 | |
M23 | 茗荷谷 | |
M24 | 新大塚 | |
M25 | 池袋 |
関連イラスト
左のイラストは02系、右のイラストは500形。