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麻生太郎の編集履歴

2018-04-18 16:25:17 バージョン

麻生太郎

あそうたろう

日本の政治家で第92代内閣総理大臣。

経歴

福岡県生まれ、東京都育ち。炭坑王の家系麻生家に生まれる。1979年に初当選し、家業の経営を弟の泰に譲り政治家に転身。


第92代内閣総理大臣(在任:平成20年(2008年)9月~平成21年(2009年)9月)。リーマンショック後の景気対策に尽力し一定の成果を得るも、平成21年(2009年)8月30日の第45回衆議院議員総選挙の結果を受けて、自民党総裁辞任を表明。特別国会における首班指名選挙では若林正俊を首班として投票する異例の事態に。


2012年の第46回衆議院議員総選挙を経て発足した第二次安倍内閣では、副総理財務大臣金融担当大臣として入閣した。


首相就任前には経済企画庁長官経済財政政策担当大臣総務大臣外務大臣も歴任。福岡で専門学校やセメント会社等を傘下に置く「麻生グループ」のオーナー一族である麻生家の出で、麻生セメントの元社長。学習院大学政治経済学部卒業。


政治家として

リーマンブラザーズの経営破綻直後に首相就任。結局経済対策に追われるままに退陣する結果になってしまったため果たされなかったが、彼の日本の将来、有力政治家としての日本の行き先についての構想は、首相就任前に出版された『とてつもない日本』にて表現されている。メディアとコンテンツ産業を中心とした経済・産業の再構築を構想していた。

また、自民党の政治家の中でも、特に公明党・創価学会と太いパイプを持つ。2008年の自民党総裁選では、公明党・創価学会が異例の支持表明をした。統一教会と親しい政治家の一人でもある。


自民党政権奪還の際には野党時代の総裁の谷垣禎一ではなく、彼の再登板を望む声も少なからずあった。メディアの世論調査で、「首相に相応しい人物」というアンケートに対し、一度退陣した元首相の名前が挙がることは非常に珍しく、しかも基本的には田中角栄小泉純一郎のような長期安定政権時の首相に限られる。


基本的には他の自民党の政治家と同じく資本寄りの政治信条である。


漫画・アニメ関係の資料散逸を防ぎ調査研究する目的の「国立メディア芸術総合センター」の設立案を打ち立てたが、「国営漫画喫茶」(但し公表されていた案は漫画喫茶とはほど遠いものであったが)との揶揄や反対意見もあり、賛成派の里中満智子などの後押しもあったものの、政権交代により中止となった。のち、再登板を果たした安倍晋三の内閣でこの案は活かされることとなる。


なお高祖父に維新の三傑の1人にも数えられる大久保利通が、祖父に吉田茂・元内閣総理大臣がいる。このことから世襲議員扱いされているが、彼はもともと財界出身であり直接政治基盤は引き継いでいない。ただし一族には政治家や官僚が多いことは事実である。


日印安保

麻生太郎政権時の2008年10月22日に総理大臣官邸において、当時のマンモハン・シン首相との間で日本インドが互いの安全保障防衛協力促進の為に日印安保共同宣言が結ばれた。


2014年9月1日、安倍晋三時にナレンドラ・モディ首相によって「日インド特別戦略的グローバル・パートナーシップのための東京宣言」と題する日印共同声明が署名され、

モディ首相は「特別な戦略的グローバルパートナーシップへと更に強化ことは喜ばしい」と評した。


インド防衛省が海上自衛隊が運用する救難飛行艇US-2の導入を検討している。


いろんなこと


毒舌・失言・放言

本人が「生まれはいいが、育ちは悪い」と認めるとおり、べらんめえ口調と遠慮のない毒舌が持ち味。その発言が物議を醸すことも多く、大のマスコミ嫌いであり、ぶら下がり取材に対して度々皮肉をぶつけることがある。

また、下記のような失言・放言もあり(ただし、無理矢理に失言に仕立てられた向きのあるものも多い)安倍晋三福田康夫と、2代続けての政権投げ出しに、国民が自民党自体にうんざりしていたことも重なって、自民党は2009年の総選挙で惨敗を喫することになる。


2008年には「同年代は病院通いのよぼよぼした老人が多い。私の方が税金は払っている。飲んで、食べて、何もしない人の分の金を何で私が払うんだ」と発言し、「病気は本人の自己責任という発言だ」と批判され謝罪に追い込まれた。


また、2009年には「若者に結婚するだけのお金がないから結婚が進まず、その結果、少子化になるのでは」という質問に対して「金がないのに結婚はしない方がいい」と答え、様々な議論を巻き起こした。


2013年7月29日櫻井よしこが主宰する民間シンクタンクである公益財団法人「国家基本問題研究所」の月例研究会における講演で日本国憲法改正について「誰も気が付かずにワイマール憲法が変わって、ナチス憲法に変わっていた。あの手口を学んだらどうか」という発言が国内外で問題となった(※なお、ワイマール憲法はナチス政権下の「全権委任法」で廃止されないまま死文化されたのであり、ナチス憲法なるものは存在しない)。また「ワイマール憲法の停止」と「全権委任法の成立」は「反対派となる共産党の議員を採決の投票資格者としない」法律を前もって成立させるなど、大変な狂騒の中で行われたものであり、その点は「麻生自身の誤解」である。


なお、この麻生の発言を「反面教師」などととらえる向きもあるが

「『狂騒、狂乱』『喧騒』の中で(現行憲法の改正を)決めてほしくない」

(ワイマール憲法から「ナチス憲法」へは)

「『騒がない』で、納得して変わっている」

(その)

「手口を学ぶ」

という関係にある。


「『現行憲法から静かに変えてほしい』から『騒がないで静かに変わったナチス憲法』の『手口を学ぶ』」という意図以外の発言として国語文の標準的な読解を用いた場合に、発言から読み取ることは不可能であり、それ以外の「発言意図」を文面から主張し「反面教師」などと言った意図で発言したなどということは「過剰な忖度」でしかない。


「本当にコッソリ変えるつもりならば発言するつもりはない」などという逆説的擁護も「そもそもが、別段正式な記者会見でもなく比較的クローズな会合である」こと「そもそもが放言・失言の癖が麻生にある」ことからすれば、擁護としては苦しいものとなる。


そして、重ねていうが、ナチスが「こっそり改憲した」歴史的事実もナチスや支持者以外が「納得して」変わっている事実もない。


ローゼン閣下

秋葉原で「オタクの皆さん」と呼びかける街頭演説を行たびたび行った。国会でも『ゴルゴ13』を絶賛するなどの発言を繰り返した。麻生のこうした言動は賛否両論で、学習院大学の同級生である宮崎駿には「恥ずかしいと思う。それはこっそりやればいいことです」と痛烈に批判された。


空港の待ち時間に売店で『ローゼンメイデン』を読んでいた、という目撃談があったことからネット上では「ローゼン閣下」なる二つ名を奉られる。強面の壮年男性とゴスロリという取り合わせが笑いを誘ったために急激に広まったが、実際にはたまたま手に取ったところを見られただけであり、別段熱心なファンというわけではない。

ファンであると公言している漫画は『ゴルゴ13』と『風の大地』。どちらもオジサン向けの作品である。

2ちゃんねるユーザーであることを最初に公言した首相である。

彼の顔を表すアスキーアートも存在する。


なお、「有害コミック規制運動」が激化した1991年、麻生は「子供向けポルノコミック等対策議員懇話会」の会長に就任し、自主規制を促している。また、2013年に浮上した『はだしのゲン』閉架問題については、「もっと規制すべき漫画があると思う」と述べ、表現規制推進派であることを明確にしている。


ちなみに、麻生本人は統一教会が推進する日韓トンネル構想に賛同しており、2012年に「韓流ブームは今や日本社会にすっかり定着した。少女時代KARAを知らなければ時代遅れになる」とのリップサービスを行ったこともある。


しかし、同年に発生した李明博前韓国大統領による竹島上陸・天皇謝罪要求事件後は一転して親韓発言は鳴りを潜め、従軍慰安婦問題で態度を硬化させる韓国に対し円ウォンスワップの延長を「こちらから頼むことではないから」とあっさり打ち切ったりしている。


クレー射撃

スキーとクレー射撃の名手であり昭和51年(1976年)のモントリオール冬季オリンピックでは日本代表として出場している。平成23年(2011年)現在、オリンピック出場経験のある史上唯一の内閣総理大臣である。


体形とファッション

元スポーツ選手であったせいか70歳を越した現在でもすらりとした姿勢を保ち、その体形にオーダーメイドのスーツを着こなすため「マフィア風ファッション」と呼ばれネタにされることがある。


本人も自分の体形維持に自信を持っているためか、新聞記者の前で田中康夫を引き合いに出して「醜く太っていて嫌な体形だ。年を取ってああはなりたくない」と嘲笑ったことがある。


宗教

カトリックの信者で、洗礼名はフランシスコ。ロザリオをいつも身に付けている。しかしクリスチャンの割に異なる宗教にも寛容というかいい加減なところがあり、上述のとおり、カトリック教会から邪教扱いされている統一教会と関係が深いほか、神道の団体(神社本庁)から献金を受けている。


その他もろもろ

ガチャピンのモデルである野田昌宏は父方の従兄弟にあたる。


「社長上がりのお坊ちゃん」と言われるが、彼が社長に就任した頃の麻生鉱業(現・麻生セメント)は日本産業の脱・石炭化で激しく傾いていた。同業他社が次々と倒産する中、セメント産業の将来性に目をつけて同社の建て直しの牽引役となった豪腕の持ち主。現在は会社を実弟の泰に譲っている。


また同じ福岡を地盤とする同党の古賀誠安倍晋三とも対立している)や、民主党の松本龍とは因縁の対立関係にあったが、2012年第46回衆議院議員総選挙においては子分筋の元福岡県議井上貴博を立て自身も強力に支援し当選させ、松本は比例復活もならず議席を失った。2014年の第47回衆議院議員総選挙では古賀の推す新開裕司と井上の公認争いにより双方とも無所属扱いでの出馬となり、古賀と麻生の代理戦争の様相を呈した。結局このときは井上の勝利となって井上は当選後追加公認を受け、こちらでも麻生が勝利を収める、という二連続での「仁義なき闘い」の立役者ともなっている。



関連イラスト

【タカミン】A.T.さんあ、そう?


関連タグ

自民党

赤犬(ONEPIECEの赤犬に顔が似ているというネタから)

自衛隊彼の地にて、斯く戦えり(彼をモデルにした人物が登場)

内閣総理大臣

(前任)福田康夫 ←第92代→ (後任)鳩山由紀夫

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