CV:宮下雄也
概要
『遊戯王5D's』の主人公。年齢は1話時点で18歳、最終回終了地点で20歳。
赤き竜の痣を持つシグナーの一人。
初めは竜の尾の痣を持っていたが、後にドラゴンヘッド(竜の頭の痣)を受け継いだ。
クリア・マインドの境地に達しており、アクセルシンクロの使い手でもある。
幼少期にマーサハウスという孤児院で共に育ったジャック・アトラスとクロウ・ホーガンとは幼馴染。
後にリーダー鬼柳京介を加えた4人で、サテライト制覇を目指す「チーム・サティスファクション(満足同盟)」を結成し、サテライトのデュエルギャングの頂点に立ったこともある。
WRGP編では、ジャック・アトラス、クロウ・ホーガン、十六夜アキ、龍亞、龍可、そしてブルーノを加えチーム5D'sを結成し、リーダーを務める。
WRGP優勝を目指しながら、裏で暗躍するイリアステルの脅威と戦っていく。
「遊星」という名前の由来は、科学者である父親が発見した遊星歯車に似た性質を持つ「遊星粒子」からとっており、他人同士を結び付け、絆を大事にして欲しいという願いが込められている。
その特徴的な髪型故にファンからの愛称は『蟹』。遊戯王シリーズの主人公の髪型は海産物と定義づけた。
人物
公式サイトの紹介文で「クール&クレバー」と言われているように、基本的に冷静沈着・頭脳明晰かつ寡黙な青年。しかしジャック・アトラスに「一見クールなようですぐ熱くなる」と言われたりするように実は熱いようである。それでも決して冷淡ではなく、仲間との「絆」を非常に大切にする情に厚い真面目な人物である。頬のマーカーのID番号はG2MA2-88
特に初期のフォーチュンカップ編はほとんど喋ることは少なく、酷い時は30分の放送で発したのがたったの一言ということも。
仲間と通じ合いジャックと和解したダークシグナー編以降はそれなりに話すようになった。
劇場版『超融合!時空を越えた絆』では先輩主人公である武藤遊戯、遊城十代に対して敬語を使うというコミュニケーション能力を見せつけた。
あまり感情を表に出さないが、34話の回想シーンではきれいな笑顔を見せており、55話の鬼柳戦や145話のアンチノミー戦では、仲間を想い涙を流して泣いていた。
「この世に不必要なカードなど存在しない」がモットーであり、カードに限らず人間や物に対してもそうだというのが彼の信条。デュエルで最も重要なのはモンスターでも魔法でも罠でも無く、デュエリストがカードを信じる心であるとジャックから教わっている。
そのモットーからか1話での『カードは拾った』の通り、彼のデッキは捨てられたカードの寄せ集めで構築されている。その中でも「ジャンク(=ガラクタ)」と名のつくモンスターを使用するのは、使いこなしてみせるという遊星なりのこだわりなのかも知れない。
視聴者から「ゴミ、クズという単語に過剰反応する」とネタにされることがあるが、これは上記のモットーと作中の反応からあながち間違いではない。初セリフは忘れてくれ。
デュエリストとしての実力は極めて高く、回想シーンでジャックに1敗、鬼柳京介(1戦目)のDホイールクラッシュの中断を除けば負け無しという凄まじい勝率を誇る。特に、作中後半の驚異的なソリティアからの展開力は歴代最強とも。また、序盤の監獄編では「囚人達が提供してくれた40枚の寄せ集めデッキ」で署長である鷹栖を倒すという腕前を見せている。
デュエル以外では機械工学の分野に秀でており、メカニックとしての才能も一流。
作中ではジャンクパーツを組み合わせて独学でD・ホイールを自作している。他には通信機や発信器、負けた相手のデュエルディスクを破壊する手錠、自身のデュエルディスクも手作りである。
それ以外にも十六夜アキのD・ホイールを作成したり、仲間の少年龍亞のために余った材料を用いて"一晩で"デュエルボードを作成。仕事の早さも侮れない。(ファンからメ蟹ックとも)
父親の不動博士が行っていた研究の末に起きた、旧モーメントの暴走事故「ゼロ・リバース」によって、遊星自身だけでなく幼馴染のジャックやクロウを初め、多くの子供達が両親を失って孤児となってしまっている。
その事に対し、密かに強い負い目を感じていた事がルドガー・ゴドウィンとのデュエルで遊星本人の口から語られている。
ルドガーはその負い目を遊星の「心の闇」と表した。
この心の闇は遊星の人格形成にも大きく影響を及ぼしており、仲間の為なら迷わず自分を犠牲にする異常なまでの自己犠牲精神が根付いてしまっている。本人は無自覚なのでなおさら厄介だ。
また、エースモンスターのスターダスト・ドラゴンは、自身をリリースする事で破壊を無効にする「ヴィクテム・サンクチュアリ」という効果を持つ。
「ヴィクテム」は「犠牲者」の意味であるため、カードは持ち主に似るのだろうかとも言われている。
一見すると何でもできる心優しき寡黙な青年であるが、その心の奥には大きな闇を抱えている。
作中の「ミルクでももらおうか」発言から好きな飲み物はミルクとカップラーメンとされている。ただし本編を通じて、何かを食べているシーンは少年時代の回想の一度きりしかなかった。
ダンスは苦手ではあるがローラースケートは得意で、アキに指導したこともある。
セキュリティ保管庫やモーメント・エクスプレス開発機構に潜入する際には「大門太郎」「ダニエル」という偽名を使い変装したこともあるが、後者の時はデュエル中に変装している身にも関わらず普段の口調で話す、スターダスト・ドラゴンを召喚(※劇中の世界では1枚しか存在しないことになっている)したりと自ら化けの皮が剥がれていった結果、デュエルには勝利するが対戦相手にバレてしまったこともある。
リアルファイトも強く作中ではガードマン相手に対して、昇竜拳を空中キャンセル→小パンチ2連打→回し蹴りという連携技を披露している。
その割に作中ではかなり酷い目に多数あっており、ダメージを受けるたびに電撃拷問のデュエルや誘拐されたこともあった。クラッシュタウン編では底の見えない崖から落下して腰を強打するが鬼柳共々無傷であったり、脅威の頑丈さを誇っている。デュエルも強いが生身の戦闘力も非常に高い。
以上のように、割と完璧超人な主人公ではあるが作中後半のいい人っぷりと数々の名(迷)言(後述参照)、様々なネタ要素が絡み合い、視聴者に広く愛されている稀有なキャラクターでもある。
来歴
終盤までのストーリーのネタバレを含むので注意
フォーチュンカップ~ダークシグナー編
ネオ童実野シティ・トップスにて不動博士とその妻の両親のもとに生まれる。
しかし1歳の頃、ゼロリバースにより両親が他界。父の手によりカプセルで飛ばされて生き延びた彼はサテライトに到着。マーサの元でジャック、クロウなどの孤児達と共に育つ。
十代半ば、鬼柳と出会い、チーム・サティスファクションを結成。サテライトの全てのデュエルギャングを倒しサテライトを統一するが、鬼柳が暴力的な暴走をはじめてセキュリティに捕まったため、あえなく解散。
以降、ラリー・ドーソンらと共にジャックと暮らすようになる。 しかし16歳の時、スターダスト・ドラゴンと自作したDホイールをジャックが奪いシティに逃走。彼にリベンジするべく再びDホイールの製作に励む。
18歳の時、仲間の協力の元遊星号を完成。牛尾の追跡を振り切りシティに向かいジャックと再会。2人は因縁に決着を付ける為にライディングデュエルを行うが、赤き龍の出現によりデュエルは中断、その直後、シティ侵入の罪で刑務所に送られ、犯罪者の証であるマーカーをつけられてしまう。刑務所ではシグナーであることにレクス・ゴドウィンに目を付けられ、署長である鷹栖から様々な取り調べもとい拷問を受ける。その後、囚人の協力のもと鷹栖を倒す。ゴドウィンは遊星をシグナー覚醒のため出所させ、サテライトの仲間を人質に取りフォーチュンカップへの出場を強要する。
龍亞、龍可との出会いを経て、ジャックからスターダスト・ドラゴンを返却される。フォーチュンカップでは、ボマーのテロを阻止したりしつつ決勝へと進出。十六夜アキのサイコデュエルに苦戦するも勝利。優勝してジャックとの再戦の権利を得る。
そのデュエル中にまたも赤き龍があらわれ、シグナー達に地縛神によるサテライト崩壊のビジョンを見せられた。そしてエースモンスター同士の激突の末ジャックに勝利。新たなデュエルキングとなった。
その後ゴドウィンからシグナーとダークシグナーの戦いについて告げられ、サテライトに帰還しクロウと再会。そこで、ダークシグナーと化したかつての戦友鬼柳京介が現れる、復讐に燃える鬼柳とデュエルを行うが、鬼柳のインフェルニティモンスターのハンドレスコンボに苦戦し地縛神を召喚されてしまう。 闇のデュエルにDホイールが耐え切れず故障による無効試合となるものの、故障が無ければ完全に敗北していた。
その後、鬼柳へのトラウマと恐怖に怯えるがアキとの和解やジャックに喝を入れられ闘志を取り戻す。1回目のルドガー戦ではラリーを人質にするダークシグナーに対して改めて怒りを露わにする。
鬼柳との再戦では彼をダークシグナーから救いたいという願いからシグナーの力を発動し、セイヴァー・スター・ドラゴンを召喚。デュエルには勝利するが、闇のデュエルの敗者となった鬼柳は再び亡くなる。2回目のルドガー戦では過去に父が開発した旧モーメントに関する事件に自身が強い罪悪感を感じていることが明かされる。だが、クロウに励まされ再起し決闘に勝利する。ルドガーに道連れにされかけるが謎の力によって助けられる。
ルドガーを倒してダークシグナーの決戦は終わったかと思われたが、ダークシグナーとシグナーの力を得て、本性を現し世界を滅亡しかけようとするゴドウィンが現れる。
それを阻止するためジャック・クロウと3人で挑む。シグナーの力を奪われ、地縛神WiraqochaRascaの効果でジャックとクロウ、さらに自身もライフ1に追い詰められ絶体絶命のピンチに陥る。しかし遊星は彼の兄への悲しい胸の内に秘めた思いを見抜いて、シグナーの力を取り戻す。そしてセイヴァー・スター・ドラゴンで最後の地縛神に挑み勝利する。
新たな仲間たちとの出会い、ジャックとクロウとの絆を取り戻したことを経て、ゴドウィンの真の望みを叶えるために決意を新たにする。
WRGP編~エピローグ
その後、半年をかけたネオ童実野シティのサテライトとシティの統一、1年後のWRGPの開催決定と共にジャック、クロウとチームを組み、WRGPに挑もうとする。フォーチュンカップ優勝という肩書きも加わりすっかり有名人に。生活費とパーツ代を稼ぐため、メカ関係の仕事で稼いでいる。
この間の出来事として
デュエルアカデミアの校長から、ハイトマンのネジを締めなおして欲しいという依頼を受けアカデミアに赴き、低レベルモンスターしか扱わない生徒たちを退学にしようとするルドルフ・ハイトマンを生徒たちから借りたモンスターを使いコテンパンにしたり、
何者かに誘拐されてしまい、助けに来たアキと脱出するもその後シェリー・ルブランにデュエルを挑まれたり、
鬼柳を救うためにクラッシュタウンに赴いたり、
奪われたスターダストを取り戻すべく過去にタイムスリップして遊戯、十代と協力しパラドックスと激闘を繰り広げた。
シンクロキラー「機皇帝」と、それを操る何者かの存在を知り、彼らに対抗するため新たな戦術を模索しはじめる。謎のDホイーラーの導きで新たな可能性「アクセルシンクロ」を知る。牛尾からブルーノの身元引き受けも頼まれ、最初こそ難色を示したが機械に詳しいことが分かると意気投合、新たな仲間になる。
WRGP予選ではチームユニコーンやチームカタストロフと激闘を繰り広げるが、プラシドがゴーストを率いて街を混乱状態に陥れ大会は一時中断する。その騒動の中、再び現れた謎のDホイーラーの協力によりゆるぎなき境地クリアマインドを得て新たな切り札「シューティング・スター・ドラゴン」を手に入れプラシドに勝利する。
プラシド達イリアステルの三皇帝の目的がモーメントを歴史上から抹殺するため、ネオ童実野シティの消滅させることであることを知ると、「故郷であるこの街を守る」という新たな決意を固める。そして街を護るべくWRGPで彼らに勝利することを決意。
決勝トーナメントでは伝説のノーマルモンスター眠れる巨人 ズシンを召喚したチーム太陽、神のカード星界の三極神を操るチームラグナロクに勝利。
そして決勝戦では三皇帝の合体したアポリアとの激戦に勝利。WRGP優勝を飾る
しかし、勝利したにもかかわらずネオ童実野シティを破壊するための無限霊廟アーク・クレイドルが出現。街は崩壊の危機を迎える。
それを止めるべくチームラグナロクの協力を借りチーム5D'sと共にアーク・クレイドルに突入。
道中、ブルーノの正体とアポリアとの悲しい別れ、イリアステルの真の目的を知りついに全ての黒幕であるZ-ONEと対峙する。
モーメントを歴史から抹殺することで破滅した未来の人類の救済を願う彼とのデュエルでは圧倒的な効果を持つ時械神に何とか対抗しようとするも力及ばず一度はあきらめかける。
だが、旧モーメントにとどまっていた不動博士の魂から「粒子と粒子を結び付ける遊星粒子のように人の心を導き、人の心を繋ぐのだ。その先に必ず、新たな境地がみえてくる」と激励される。
戦意を取り戻した遊星は、Z-ONEに対して例えモーメントが無くなっても人の心が正しい方向に導かれなければ意味はないと喝破。アクセルシンクロの上を行くリミット・オーバー・アクセルシンクロの境地にたどり着き、シューティング・クェーサー・ドラゴンを召喚。一進一退の攻防の末Z-ONEに勝利する。アーク・クレイドルを止めるため命を捨てる覚悟だったが、Z-ONEから未来を託されからくも生き残った。
全ての戦いが終わった2年後では新型エネルギー機関「フォーチュン」開発研究チームのチーフとして活躍。しかしこのまま科学者として生きるか、街を出てプロデュエリストとしての道を歩むか悩んでいた。
だが誰よりも早く己の進む道を決めていたジャックとのデュエルの中で、自分の進む道を決意した。
彼の選んだ道とは、これまでの戦いで守り抜いた、生まれ育った故郷であるネオ童実野シティに残り、「旅立つ仲間達が帰ってきた時に、自分達の故郷はこんなにも素晴らしい場所なのだと誇れるような街にしていきたい」というもの。
最後はネオ童実野シティを旅立つ仲間たちを見送り、新たな人生に向けて歩みだした。
最終回で主人公が新たな旅立ちを迎える作品が多い中、"旅立つ仲間を見送り、帰ってくるのを待つ"という選択をしたのはなんとも遊星らしいと、最終回は多くのファンを感動させた。
使用デッキ
低レベルモンスターの多い「ジャンクデッキ」を使用する(所謂、【ローレベル】+【シンクロン】)。
本人曰く「カードは拾った」。しかし、拾ったカードの寄せ集めにしては非常にデッキの完成度が高い。
カードの種類も漫画版含め豊富である。
これは、作品の世界観設定で「レベルが低い」・「攻撃力が低い」などの理由で、現実では捨てるなど考えられないような有能なモンスターでも捨てられている実情があるためといえよう。
彼の名前や上記のこともあってか、「星」に関連するカードも多い。
(Z-ONE戦でチーム5D'sのシグナー達から借りたカードは数えないとする。)
主力カード(アニメ版)
シンクロモンスター
遊星のエースカードにしてシンクロモンスターの代表モンスター。
詳しくは該当項目を参照。
第1話から遊星がエースカードの1枚として活躍してたカード。
詳しくは該当項目を参照。
遊星の使用するシンクロモンスターの中でも最大突破力を誇り、活躍を見せた。
詳しくは該当項目を参照。
攻撃力を半分にする事で相手プレイヤーに直接攻撃することが出来ると言う強力な効果と手札1枚をコストとして次のスタンバイフェイズ時まで除外し、戻った後は墓地に存在するカード1枚を手札に加えると言う待機効果と手札交換効果を持つ
視聴者モンスターデザイン応募企画で応募されて選ばれたカードの1枚である。
ユニオンモンスターの様に装備カード扱いとしてモンスターに装備及び解除する事ができるシンクロモンスター。
装備モンスターの攻撃力を1000ポイントアップするだけじゃなく、装備モンスターが戦闘で破壊したモンスターの攻撃力分だけ相手に大ダメージを与える効果を持つ。
『ジャンク・ウォリアー』と同じく『ジャンク・シンクロン』をシンクロ素材とするシンクロモンスター。
1ターンに1度だけ、相手モンスタ-1体をエンドフェイズ時まで除外する。
レベル8の最上級ジャンク系シンクロモンスター。
シンクロ素材にしたチューナー以外のモンスターの数だけ相手のカードを破壊する。
まさにデストロイにふさわしい効果を持つ。
自分の墓地に存在するジャンクモンスター1体をゲームから除外し、除外したモンスターの攻撃力文だけ相手フィールド上モンスター1体の攻撃力を下げる。
また守備モンスターを攻撃した場合、そのまま破壊する事もできる。
鬼柳戦(2回目)で遊星が召喚した『スターダスト・ドラゴン』の進化した姿。
詳しくは該当項目を参照。
遊星がアクセルシンクロモンスターを召喚する為のシンクロチューナーモンスター。
詳しくは該当項目を参照。
クリアマインドの境地に至った事で手に入れた遊星の新たな切り札にして最強のモンスター。
詳しくは該当項目を参照。
ゾーンとの最終決戦においてオーバートップ・クリア・マインドの境地に至ることで召喚したチーム5D'sの絆が1つに繋がった最後の切り札。
詳しくは該当項目を参照。
融合モンスター
チーム『ユニコーン』戦のみ登場した遊星の唯一の融合モンスター
詳しくはこちら
チューナー
遊星が最も多く召喚したチューナーモンスター。
詳しくは該当項目を参照。
最も召喚数は少ないが、強力な効果を誇っている。
詳しくは該当項目を参照。
ウォリアー系シンクロモンスターの中でも最大攻撃力を誇り、1ターンに1度、自分のデッキからレベル2以下の戦士族または機械族モンスター1体を呼び出すリクルート効果を持つ。
しかし登場回数があまりにも少なく、アニメではたった2度しか登場していない。
さまざまなシンクロンの代理チューナーとして活躍できるチューナーモンスター。
主に『ボルト・ヘッジホッグ』と合わせて『ニトロ・ウォリアー』をシンクロ召喚している。
実際のカードゲームでも、採用率の高いカードとして知られている。
遊星の持つアイドルカード。
詳しくは該当項目を参照。
『スターダスト・ドラゴン』にそっくりなチューナーモンスター。
低攻撃力のモンスターを蘇生する効果を持つ、『スターダスト・ドラゴン』のシンクロ召喚を補助する。
Lv4のカードとしては守備力が2000と高めである。
赤き竜の力によって生み出されたチューナーモンスター。
シグナーの力が1つにまとまり、背中に痣の光が浮かび上がる。
遊星はこのチューナーで『セイヴァー・スター・ドラゴン』を召喚した。
その他のモンスター
非チューナーの中でも遊星が最も多く召喚した低級モンスター。
十代のネオスに次ぐ過労死枠となるモンスターでもある。
- チューニング・サポーター
レベル1の低級モンスターだが、シンクロ素材になる場合、レベルを1つ上げる事が出来るフレキシブルなカード。
さらにシンクロ素材として墓地に送られれば、デッキからカードを1枚ドローする事ができる効果を持つなど、まさにシンクロの為のモンスターとも言える。
ダメージ計算時に墓地に存在するこのカードを除外する事で自分の場のモンスターは戦闘では破壊されないと言う鉄壁の守りの効果を持つ。
攻撃対象をこのカードに変更する効果を持ち、さらには戦闘で破壊された場合、このカードを破壊したモンスターの攻撃力と守備力を1000ポイントダウンさせる効果を持つ。
これらの効果を活かし、逆転勝利を狙ったり、ピンチを凌いだりした。
『スターダスト・ドラゴン』のシンクロ召喚後に墓地から特殊召喚される。
主に『セイヴァー・スター・ドラゴン』と『フォーミュラ・シンクロン』のシンクロ素材として使われる。
チューナーがいれば自己再生できる効果を持つ。
後に、クイック・シンクロンの特殊召喚時に捨てる→自己再生→『ニトロ・ウォリアー』をシンクロ召喚という戦術がアニメだけでなく、実際の大会でもよくある定番となっている。
OVA作品「進化する決闘!スターダストVSレッド・デーモンズ」における「遊星vsジャック」戦で遊星が使用。
詳しくは該当項目を参照。
ジャック戦(2回目)で初登場。
戦闘では2度破壊されない効果を持っている。
自らをリリースする事で、フィールド上の戦士族の攻撃力を上げる効果を持つ。
しかし、アニメでは3度も登場自他にも関わらずに効果が披露されたのは謎のD・ホイラー戦だけで、残り2回はシンクロ素材とされた。
相手によって破壊され墓地へ送られた時、自分の墓地に眠る『スターダスト・ドラゴン』を復活させる効果を持つ。
また墓地に存在するこのカードを除外する事で、自分の場のドラゴン族シンクロモンスターは1ターンに1度だけ、戦闘では破壊されない。
主力カード(漫画版)
シンクロモンスター
決闘竜の一体であり、遊星が使用するエースモンスターの1体。
詳しくは該当項目を参照。
漫画版で遊星が愛用していた「ウォリアー」シンクロモンスター(言わゆる漫画版の『ジャンク・ウォリアー』ポディションに立つシンクロモンスター)
戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、相手の手札の枚数×300ポイントダメージを相手ライフに与える効果を持つ。
『閃珖竜スターダスト』を手に入る前までは彼のエースカードであり、特にセクト戦(2回目)では大活躍を果たす。
戦闘によって破壊したモンスターの攻撃力の半分の数値分だけ相手にダメージを与えるシンクロモンスター。
前作の『遊戯王GX』で十代が使用してた『E・HEROフレイム・ウィングマン』に近い効果を持つ。
1ターンに1度、戦闘では破壊されない効果と他の戦士族モンスターが攻撃対象にされないと言う2つの効果を持つ。
ジャンクモンスター1体をリリースし、その元々の攻撃力分だけ相手にダメージを与えると言う強力なバーン効果を持つ。
装備カードを装備する度に、相手に800ポイントのダメージを与え、さらには自力で装備カードを墓地に送り、このカードに装備したカードが墓地に送られる度に相手モンスター1体を破壊すると言う
漫画版のボマー戦で大活躍をしてフィニッシュを決めた。
決闘竜以外で、唯一決闘竜を倒したシンクロモンスター。
シンクロ召喚時に、相手の場のカードの数だけ攻撃力が上がる。
少なければそこまで上昇しないが、自分のコンボに飲み込まれてしまった龍亞が凡ミスしてフィールド上に何と10枚も出してしまった為、攻撃力7100まで上昇してフィニッシュを決めた。
『閃珖竜スターダスト』の進化系とも言えるカード。
詳しくは該当項目を参照。
漫画版特別編に登場。見た目からスターダスト・ウォリアーに似たデザインを持つシンクロモンスター。
シンクロ召喚に成功した時にチューナーを蘇生する効果と守備モンスターを攻撃した場合の貫通ダメージ効果を持つ。
漫画版特別編に登場。こちらもスターダスト・ウォリアーに似たデザインを持つシンクロモンスター。
アサルトとは違い、シンクロ召喚に成功した時に1枚ドローする効果と特殊召喚されたモンスターへの連続攻撃効果を持つ。
『閃珖竜スターダスト』の進化系の一つ。漫画版特別編に登場。
詳しくは該当項目を参照。
チューナー
シンクロ素材となった場合、相手モンスター1体の攻撃力を500ポイント下げる効果を持つチューナーモンスター。
vs龍亞&龍可(2戦目)ではこの効果で、首から上が射出され『機械竜パワー・ツール』の左腕部のドライバーを奪い去って攻撃力が下がる演出がなされた。
その他のモンスター
墓地のジャンクモンスターの数だけ攻撃力をアップすると言う遊星が使用するジャンクモンスターの中でも屈指のアタッカーモンスターである。
『ブレード・ウィング』と自身の効果で攻撃力4000となり『カタパルト・ウォリアー』とのコンボでムクロのライフを0にした。
使用D・ホイール
自作の赤いD・ホイールを使用。
アニメでは明らかにされていないが、フィギュアや後に発売されたTF4では「遊星号」という名前が明かされている。
WRGP参戦の際には改良を施され、名称も新たに「ボルガニック遊星号」として、さらなるグレードアップを果たした。持ち主同様の頑丈を誇っており、ありえない高さから落ちようと、デュエルで吹っ飛ぼうと、爆破され崖にぶつかろうと、搭乗者共々何事もなかったかのように走っていた。
主な名(迷)言
5D'sは何かと名(迷)台詞が多く、中でも遊星の名(迷)台詞が多い。
「雑魚だったろ、相手」(アニメ本編初台詞)
「カードは拾った」
「だが奴は…弾けた」
「だが俺はレアだぜ」
「あ、はい」
「お前がいる限りこの街に満足は訪れない! 俺達の絆パワーで、必ず倒して見せる!」
「キングだからか」
イリアステルによる改変がなかった別未来の遊星
アニメ149話にてZ-ONEは世界を救うには自分自身が不動遊星になればいいと模索しており、遊星の過去の戦績などを調べていたデータには、ダークシグナーとの戦いに勝利した英雄。ジャックとペアを組んでアメリカ横断ゴールデン・タッグ・トーナメントや炎城ムクロ、十六夜アキと組んでペガサス・J・クロフォード杯トリニダート・ライディング・デュエル・グランプリ優勝、ライディング・イン・ザ・バトルシティ優勝、レジェンド・オブ・デュエリストキングダム優勝と記載されており数々大会において輝かしい戦績を残していたことが判明している。
またこちらの未来ではサテライト出身となっており、アクセルシンクロ、その上位であるデルタアクセルシンクロの開拓者であることが判明。そのデルタアクセルシンクロで召喚したのは「コズミック・ブレイザー・ドラゴン」となっている。
漫画版
漫画版5D'sでも主人公ではあるが、キャラの性格を含めた設定がアニメとは大きく変わっている、遊星とジャックが知り合いではなかったり、漫画オリジナルキャラとして弟分の「伊集院セクト」が登場したりするなどの違いがある。また出身地もサテライトとなっている。
口癖は逆境になったときの「燃えてきたぜ」。仲間意識が強く、ほとんど面識のない相手でもライディングデュエリストを総じて「仲間」と呼ぶ。 また筋金入りのデュエリストで、本編はもとよりおまけ漫画でもひたすらデュエルに明け暮れている。そのため、アニメ・漫画を通し、歴代の「遊戯王」主人公の中でもほぼ唯一ラスボスとの決闘を本気で楽しんでいた。
漫画版は、マントの様なものを羽織っており、マーカーの形が微妙に違う。
漫画版はファンから通称「フィール」と呼ばれる。
デッキ内容も、アニメ版との区別の為か、モンスター等が多少異なる。
ちなみに漫画版は誕生日が判明しており7月7日、年齢は17歳と判明している。
※左の人物が伊集院セクト
そして、先輩後輩が闇堕ちしてる中、歴代主人公で唯一彼だけ闇堕ちしなかったが、漫画版では、決闘竜(閃珖竜スターダスト)を手に入れる儀式の一撃疾走の最中、闇の瘴気に当てられダークシグナー時の鬼柳京介を凌駕するのではないかという程生き生きした顔芸をした。
この儀式を承諾したのは、仲間であるセクトを闇から救う為に力が必要だったからである。
アニメ版と漫画版では性格に幾許の差異があるが、共通して仲間を大切にする遊星らしい動機かもしれない。
また、この時(正気の時から既に)プレインカ風の衣装の上にアニメのクラッシュタウン編で着用していた物と同様のポンチョをまとい、白馬に乗っていた。
ちなみに登場後たった数コマで正気に戻った。
区別の為、こちらは闇フィールとも呼称される。
後の2012年11月17日、佐藤雅史先生のツイッターにおいても闇遊星と呼ばれた。
以下、漫画版のネタバレ注意
当然アニメ版とは設定が全く異なるので何の繋がりもないと思われていたが、最終話にてとんでもない可能性が語られた。
ゴドウィンに勝利し陰陽祭の儀式を完遂した遊星。
天空城セイバルから落下する彼の心に、闇から解放された究極神が以下のように呼びかける。
解錠覇王 不動遊星 見事だ 儀式を完遂した者には 願いを一つ叶える権利が与えられる
サテライトの英雄となることも
未来王となることも
歴代デュエルキング達との共闘であろうとも
望むのならば 叶えよう 其方の願いは何だ?
このとき遊星が何を願ったのかは明かされていないが、
究極神が提示した可能性は未来王はZ-ONE、サテライトの英雄はイリアステル改変前、歴代デュエルキング達との共闘はイリアステル改変後のことを差し、原作者彦久保雅博氏によれば遊星が願った内容次第ではここからアニメ版に分岐するという裏設定が存在する。
余談
アニメ第5話で、「赤き竜」初登場シーンにて目が赤く光るシーンがあった。
その為、それが「遊星闇堕ちフラグ」と言われていた。灼眼のカニと呼ばれていた事も。
しかし赤目に一度なっただけで、伏線回収されなかった為、結局赤い目はなんだったのかは不明である。
タッグフォース6では対Z-ONE戦の影響で他のシグナー龍の召喚・攻撃台詞が付くなど優遇されている。
『遊戯王ARC-V』では、遊星は登場しないがLDSの授業に「不動性ソリティア理論」なるものが存在する。
実際に遊星のデッキテーマは歴代主人公デッキの中でも、作中でも1ターンの間に何度も特殊召喚を繰り返すいわゆる「ソリティア」のような展開が非常に多く、さらには無限ループコンボを自前で用意していたりする。
また、OCG化されているカードも「遊星が作中で使用したカード」という縛りをかけた条件であっても、先行1ターン目からシューティング・クェーサー・ドラゴンのシンクロ召喚が現実的な確率で可能となっているほど。
5D's終了後に発売された『シンクロン・エクストリーム』、『20th anniversary pack 2nd wave』のCMは遊星が担当している。このCMでは遊星の声色が5D's時より低くなっていたが、遊星が大人になったからと言われている(実際最終回から前者は3年、後者は6年経過している)。
なお、『シンクロン・エクストリーム』では一部のみのナレーションをする予定だったらしいが、遊星役の宮下雄也が無理を言って全部のナレーションを担当することになったらしい。
そのため遊戯王ZEXALの時の丸藤亮のように「遊戯王ARC-V」という言葉が遊星の声で聴ける。
二次創作
「いろんな意味での万能キャラだが、天然キャラでもある」という扱いを受けることが多い。
おそらく、作中で披露されるハイスペックぶりと実直すぎる真面目な性格に起因している。
仲間や(孤児に限らず)子供に対する思いは人一倍強く、献身的に助けようとする事が多いのは原作通りだが、これが影響してか「ショタコン・ロリコン」として扱われることも多い。
恋愛感情には乏しいようで、仲間の一人である十六夜アキとの仲もなかなか発展せず、ファンをヤキモキさせていたが、二次創作ではそのあたりは自由にされている。
しかし、彼女との初デュエルで見せた「だが…感じる」とそれを言った時の状況(ローズ・テンタクルスに物理的に縛られている状態)、本編序盤で電撃拷問などリアルダメージの多さ、さらに中の人による遊星の叫び声演技の上手さ、異常なまでの自己犠牲精神などから「ドMキャラ」として扱われる事も多々ある。
作中での常に「絆」を大事にする姿勢や、それに感化された人物の多さなどから、一部のファンの間では一級絆建築士と呼ばれる事もある。
関連イラスト
ネタ系
関連タグ
ジャック・アトラス クロウ・ホーガン 十六夜アキ 龍可 龍亞
ネタ
使用カード(記事が存在するもののみ)
スターダスト・ドラゴン スターダスト・ドラゴン/バスター セイヴァー・スター・ドラゴン シューティング・スター・ドラゴン シューティング・クェーサー・ドラゴン
ジャンク・ウォリアー ニトロ・ウォリアー ターボ・ウォリアー
名(迷)台詞 (記事が存在するもののみ)
おい、デュエルしろよ あ、はい だが俺はレアだぜ 俺達の満足はこれからだ! \(`д´)ゝデュエッ! キングだからか 答えてみろルドガー!
サテライトのクズ野郎←別のキャラの台詞だが、主に遊星の事を差す際に使われる