基礎データ
進化
ユキワラシ ┬→ オニゴーリ(レベル42)→メガオニゴーリ(メガシンカ、オニゴーリナイト)
└→ ユキメノコ(♀に「めざめいし」を使用)
概要
初登場は『ルビー・サファイア(第3世代)』。
名前の由来は「ユキ(雪)+ワラシ(童子(わらし)もしくは座敷童(ざしきわらし)の略)」と思われる。
なのだが、初登場のホウエン地方は東北地方ではなく、九州モチーフである。
ゆきんこの姿をしたポケモンで常に歯を「イー」と食いしばったような表情をしている。
雪国に群れで暮らし、雪や氷を食べて暮らしている。暑い場所では生きていけない為、暖かい時期には鍾乳洞に篭って静かに暮らしていると言う。マイナス100度でも平気で動ける。
元ネタの座敷童同様、縁起のよいポケモンとして扱われている伝統があるようで、真夜中に会えば雪が降り積もり、家にやって来ればお金持ちになれる上に子孫繁栄が約束されるといわれている。事実、寒い土地のお金持ちは幼少期に彼らと遊んだ記憶があるという。大きな葉っぱの下に集団を作る習性から、コロポックルの要素も窺える。
「初雪の頃 姿 見せり。 訪れし家は 代々 栄えると信ず。清水より作りし 氷塊を 戸口に供える 習わし あり」(出典:『Pokemon LEGENDS アルセウス』の図鑑説明より)と解説されているように、上述の民間信仰ゆえに幸福にしてもらおうとお供え物をする地域もあったようである。
ネコにこばんを覚えないし、金策系などの特性を持っていないのでトレーナーはそのご利益を受けることはできない。大人しく金策系のアイテムを持たせるなりしよう。
小さい体に大きいパワーを秘めており、真夜中になると大雪を降らせるとの事。メスが進化すると人間を氷漬けにしてコレクションするユキメノコになるのだからちょっとゾッとする話である。
また、生態は降雪と関係があるらしく、ユキワラシが姿を見せた晩が明けると雪が積もっている事があるという。
アローラ地方ではいつの間にか増えていたとされているが、暑いアローラでは雪山など限られた場所でしか発見されていない。ユキワラシが日本の妖怪モチーフである事や、アローラのモデルがハワイである事を考えると日本(に当たる国)から移住してきた人達について来た事が考えられる。
色違いは綺麗な青色の傘を被っており、目の色も赤くなる。
ゲームにおける特徴
ホウエン地方ではあさせのほらあなの最奥部(引き潮時にしか入れない)でのみ低確率で出現する。
……のだが、そのバネブー以上の居場所の分かり辛さとNPCトレーナーが誰一人として使ってこなかったことから、当時は存在に気付いてすらいなかったユーザーも多かった。
なお、進化後のオニゴーリは四天王のプリムが使ってくるが、これまた生息地不明なためにマボロシじまにでも出現するんじゃないかとも言われた。
その後の作品では主に雪が降り積もる場所に生息しているため、ホウエン地方の環境がこいつに合っていないせいであんな狭い出現区域になってしまったのだろうと思われる。ホウエン地方初登場なのに。
何気に第3世代にしてレジアイス共々初めて登場したこおり単タイプのポケモンでもある。
ステータスはオール50と横並びで何ともいえないが、珍しい分岐進化持ちでもある。
進化先のうちオニゴーリは同様横並びステータスで、進化もサイドン並みに遅い。初期出現レベル自体はそれなりに高いのでレベル上げが面倒ということは無いだろうが……
『ダイヤモンド・パール』で追加されたユキメノコは高速アタッカーとなり、その容姿から人気も高い。進化も石進化なのでいつでも可能だが石自体がレアものなのに加え♀しか進化できないのが難点。
ポケモンGOでは
2017年12月22日、第3世代ポケモン登場第2弾として実装された。
年末年始イベントも同時に開催され、イベント期間中はあちこちに出てきたが、終了後はレアポケモンとして落ち着いている。
だがこいつは進化形共々色違いが実装されている。見かけたら是非捕まえておきたい。
なお、♀は進化先が2つ存在するのは原作と同様。
高個体の♀はどちらに進化させるか悩みどころだろう。
レイドボス
2018年2月10日以降はレイドボスにも抜擢された。
レベルは★なので、1人でも簡単にクリアできる。
上記にもある通り、イベント終了後はかなりのレアポケモンになっているため、レイドパスに余裕があるなら挑戦してみるのも悪くはない。
レイドボスは高個体値に設定されていることが多いので、強力なオニゴーリやユキメノコの元が手に入ると考えればそこまで旨味のないレイドとも言いきれない。
当然、低確率ながら色違いになることがあるので、それを目当てに挑戦してみるのもいいだろう。
アニポケ
AG編第108話でサトシがゲット。AG編第123話でユキワラシからオニゴーリに進化した。ホウエンリーグにも出場。
進化前はいたずら好きで登場するとダンスする陽気な性格であったが、進化してからはそのような面は見せなくなる。
バトルフロンティア編直前にコータスとともにオーキド研究所に預けられ、それ以降は基本的に研究所にいる。
DP編第182話で一時的に呼び戻されるが、シンオウリーグには出場しなかった。
関連イラスト
関連タグ
フカマル 同じく初登場作品において「本来の生息環境と気候が合わないため非常に狭いエリアにしか出現しない」「洞窟の隠された領域の最奥に生息している」点が共通している。