特性のデータ
初出 | 第3世代 |
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効果 | 所有しているポケモンはひるまない |
いかくを無効化する(第8世代~) | |
英語名 | Inner Focus |
特性の概要
第3世代からある特性。
強靭な精神力で、ひるみ状態を無効にすることが出来る特性である。
主にかくとうタイプが所有しているが、クロバットやカイリューもこの特性を持っていたりする。
シングルとダブルで評価の大きく異なる特性である。
シングルバトル
シングルではひるみを無効にする旨みが少なく、微妙な特性である。
理由としては、シングルではひるませた後が続かないことや、そもそもひるんでしまう機会が少ないことなどが挙げられる。
無論シングルでも「エアスラッシュ」や「いわなだれ」でひるんでしまうことはあるのだが、その対策として考えるには所有者のタイプにいささか問題があるのが難点。
無駄特性というわけではないのだが、わざわざ特性という対戦の超重要要素を割いてまで対策するには相手への依存度が高く、受動的かつ限定的過ぎると見なされがち。
その為、ひるみを防ぐことは出来ないものの「すばやさ」を補強できる「ふくつのこころ」の方が優秀と言われることも多い。
所有者も他に優秀な特性を持つ場合があり、積極的に採用される特性ではないと言える。
因みに、ひるみ状態は全て技や一部の特性・道具による追加効果として発生するため、この効果だけ見た場合本特性は技のあらゆる追加効果を無効化する「りんぷん」の完全な下位版である。
第8世代以降は「いかく」も無効に出来るようになった。「せいしんりょく」を持つポケモンは「こうげき」が高いポケモンが多いため、以前よりは採用しやすくなっただろう。
(そもそも「ダイマックス」するとひるまなくなるため、一時的とはいえ実質特性無し状態を避けるための強化ともとれるが)
それでも例えばカイリューが「いかく」を嫌って「せいしんりょく」を採用するかといえば、そうではないのが現実。
ダブルバトル/トリプルバトル
シングルでは微妙な扱いを受けることが多いこの特性だが、ダブル/トリプルでは一転、使い勝手の良い特性と化す。
シングルとの違いとして一番の利点は採用率の高い「ねこだまし」の100%ひるみを無効に出来ること。
1ターンにどれだけ行動できるかが重要になるダブル以上において、確実にひるませる「ねこだまし」は行動制限技として非常に強力であるため、これを無効に出来ると言うだけでもメリットが大きいのである。
また、特性を持っているというだけで相手のひるみ技そのものの抑制にも繋がる。
更には前述の通り、第8世代からは「いかく」を無効にする効果まで付与される。
「いかく」もまたダブルで頻繁に目にする特性であり、今まで以上に特性としてのダブル適性を増す事となった。
先のカイリューですらダブルでは「せいしんりょく」>「マルチスケイル」という採用率になっている(剣盾時点)。
所有ポケモン
太字は隠れ特性。
- ズバット-ゴルバット-クロバット
- ケーシィ-ユンゲラー-フーディン
- カモネギ
- スリープ-スリーパー
- エビワラー
- ガルーラ
- カイリュー
- ブラッキー
- キリンリキ
- ニューラ
- ライコウ(第7世代~)
- エンテイ(第7世代~)
- スイクン(第7世代~)
- ユキワラシ-オニゴーリ
- リオル-ルカリオ
- メガエルレイド
- ナゲキ
- ダゲキ
- ダルマッカ/ガラルダルマッカ
- コジョフー-コジョンド
- コマタナ-キリキザン
- ドロバンコ-バンバドロ
- ヤレユータン
- イエッサン(オスのすがた)
- ダクマ
- コノヨザル
関連タグ
ほかの状態異常・状態変化にならない特性