基礎データ
進化
ポッポ → ピジョン(Lv.18) → ピジョット(Lv.36) → メガピジョット(メガシンカ、ピジョットナイト)
概要
初代鳥ポケモンであるポッポの最終進化形で、ピジョンがそのまま一回り大きく成長した姿をしている。
その羽は光沢のある美しいものとされ、ロングヘアーとなった頭部の鶏冠は特に評価が高く、多くの人間を魅了しているという。
地味にピジョンとは鶏冠と尾羽のカラーリングも逆転しており、実際に鮮やかな赤と黄色の長髪はかなり映える。
後輩の鳥ポケモン達と比較しても高い飛行能力を有しており、最高時速マッハ2ものスピードで空を飛びまわる事が可能。その記録を上回る鳥ポケモンは未だ存在せず、大抵の生き物が音に気がついた時には、もう通り過ぎた後だという。
そんな速さを実現する大きな翼は、広げるだけで相手を威嚇する効果があり、発達した胸の筋肉で羽ばたくと大木もしなるほどの強風を巻き起こす。
食性については魚ポケモンなどが報告されている。
高度1000メートルからでも獲物を捉える優れた視力でコイキングなどを見つけ、水面すれすれを滑るように飛び、武器としても恐れられる鋭いツメでわしづかみにして持ち帰る。
名前の由来は恐らく「ピジョン+ジェット」から。
色違いの個体は、ポッポ・ピジョンのときと同じく全体的に黄みがかっている。
ゲームにおける特徴
HP | こうげき | ぼうぎょ | とくこう | とくぼう | すばやさ |
---|---|---|---|---|---|
83 | 80 | 75 | 70 | 70 | 91→101 |
進化前のポッポとピジョンは腐るほど野生で見かけるが、ピジョットはどの地方(歴代シリーズ)でも野生の個体は存在せず、進化させての入手となる。
何かしらとがった能力のある序盤鳥の中では第1世代という古参ゆえか横並びなステータスを持っており、根本的な合計種族値も低いことから器用貧乏になりがち。
図鑑ではマッハ2で飛ぶと説明されている「すばやさ」さえ91しかない(第5世代まで)。まあマッハ2まで到達するのに時間がかかるからだろう。
物理型ではムクホークやウォーグルが、特殊型ではオオスバメやペラップとの差別化は必須であり、劣化前提でも運用はなかなか難しい。
ノーマル/ひこう組の中では比較的耐久力があるが、耐久型をやろうものならトゲキッスの劣化になりかねず、かなり苦しい状況が長いこと続いていた。
一応同タイプでは唯一の「ぼうふう」使いではあったが、肝心の「とくこう」は70しかない。
加えて3種類の特性にも強力な個性となるものは存在せず、知名度に反して対戦では長く苦渋を舐め続けてきた。
第6世代『XY』では「するどいめ」に「ちいさくなる」などの相手の回避率を無視する効果が付与され、更に「すばやさ」が10上昇し101となり、ムクホークを抜くことに成功。僅かにだが強化を獲得する。そしてライバルだったトゲキッスはフェアリータイプに移動して差別化に成功させた。
性能面では非常に癖があるものの、今迄からすれば願ってもない一大飛躍と言える。
特徴や詳しい戦い方などはメガピジョットの項を参照されたい。
『剣盾』、『SV』ではリストラ。ガラル地方やパルデア地方の自然環境に適さないという設定でもあるのだろうか。
使用トレーナー
アニメ版
※1 ポケモンマスターズでもバディーズである。
アニメ版
漫画版
番外作品
『ポケモンマスターズ』
グリーンのバディーズとして登場。
『Newポケモンスナップ』
フロレオ自然公園とカクレ抜け道に出現。
アニメ版
サトシのピジョット
CV:林原めぐみ
第一話からOPにてサトシのボールから登場しており、オニドリルと対決する姿が描かれた。
本編ではサトシが無印編でゲットしたピジョンが、カントー編の終わりで進化した。
森のポッポの棲家を荒らしていた因縁のオニドリルを追い払った後、ポッポ達を守るためサトシの手持ちから離れた。
この時「すぐに迎えに帰る」とサトシが発言していたが、その後20年以上音沙汰がなく、今やアニメ史に残る有数な永遠の伏線と化している。このシーンはフィルムコミックだと別の台詞に修正されており、公式も完全に野生に帰った扱いで発言自体を黒歴史にしている模様。
しかし……?
- ハヤトのピジョット
- 無印131話にジム戦最後のポケモンとして登場。連戦で疲弊していたサトシのピカチュウを「ふきとばし」で戦闘続行不能にし、サトシのリザードンと空中戦を繰り広げる。こうそくいどうで回避・ふきとばしでかえんほうしゃを跳ね返し、でんこうせっかで畳み掛けるが、リザードンの背後に出る事を読まれてほのおのうずに命中してしまい、ちきゅうなげで敗北した。
- 無印274話のジュンサーのピジョット
- ジョウト編最終回となるこの回にて、ピジョット使いのジュンサーが登場する。
その他
- 無印103話:ユズジムリーダー・ジギーとの試合で審判がピジョットに乗っていた。
- 無印104話:巨大な野生個体が登場。特殊な線で繋がってしまったピカチュウとニャースを連れ去ってしまう。終盤でサイドンと共に2匹に襲いかかるが、ムサシのアーボックにより撃退された。
無印 | 169話 |
---|---|
DP | 56話・64話 |
SM | 42話 |
新無印 | 2話(映像)・6話・20話・44話(冒頭)・84話・136話 |
特別編 | 最強メガシンカAct2※(メガシンカ、イメージ) |
SP | 遥かなる青い空 |
劇場版 | ルギア爆誕・裂空の訪問者・波導の勇者・超克の時空へ・ボルケニオンと機巧のマギアナ・キミにきめた! |
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
グリーンのピジョット
1章ではシルフカンパニーのキョウ戦で使用。現在は飛行要員をリザードンに譲り、グリーンがジムリーダーに就任してからはジム戦用のポケモンとなる。イエローのチュチュ(ピカチュウ♀️)が挑戦した際は容赦無しであった。
関連イラスト
関連タグ
017.ピジョン→018.ピジョット→019.コラッタ/アローラのすがた