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ミュウツーの逆襲

みゅうつーのぎゃくしゅう

アニメ『ポケットモンスター』記念すべき劇場版第一作目。いでんしポケモン【ミュウツー】と人間たちの戦いを描いた作品。
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私は誰だ・・・。
此処は何処だ・・・。
誰が生めと頼んだ!
誰が造ってくれと願った・・・!
私は私を生んだ全てを恨む・・・!

だからこれは、攻撃でもなく宣戦布告でもなく・・・!

私を生み出した人類(お前達)への、逆襲だ


概要

任天堂の育成RPGのアニメ化作品である『ポケットモンスター』シリーズの記念すべき劇場版第一作目。
第一世代から最強ポケモンとして、そして一部からは黒い任天堂としても認知されるミュウツーを主軸とした物語。

ずばり『』と『自己の存在理由』という非常に重いテーマを主題に掲げた作品で、明るい子供向けの作品である本シリーズでも、ことシリアスさでは歴代で突出している作品でもある。
副題的にも「クローンや遺伝子研究への問いかけ」が暗に含まれており、「絆の大切さ」を語りかけることが主題となっている本シリーズでも、テーマの比重を『命』に傾けており、そのことが功を相し、『大人も子供も楽しめる良作映画』として認知されることに成功している。

その一方、テーマの重さに見合ったハードなシーンも散見され、特にラスト20分のポケモンたちの戦いはあまりの泥臭さにトラウマになった鑑賞者がいたほどで、解説に回っているジョーイさんやタケシたちの台詞も相まって、かなり緩和された表現にも係わらず心に響くものは非常に重苦しい。
また、そのシーンのラストでの展開も涙腺崩壊に定評がある。

その後の劇場版シリーズの人気を決定付け、今なお他の劇場版作品とは一線を画す存在感を持つ作品であることから、現在でも『劇場番最高傑作』の候補に挙がるほどの不動の人気を誇る。

本作の脚本は、テレビシリーズの初代に脚本とシリーズ構成で携わり、ムサシ・コジロウ・ニャース3人組の登場時の名乗りの口上や「やなかんじ~!」の決め台詞を生み出した名脚本家、故・首藤剛志氏の手によるものである。
この辺の裏話は以下のリンクにて読むことが出来るので、気になった人は是非どうぞ。
http://www.style.fm/as/05_column/05_shudo_bn.shtml

ストーリー

悪の秘密結社『ロケット団』によって、幻のポケモン化石を元に生み出された「いでんしポケモン・ミュウツー」。彼はロケット団のもとで人間に利用される日々を過ごしながらも、自分が生まれた研究所での体験から「自分が生まれた理由」に苦悩する日々を送っていた。そしてある時、遂にロケット団を脱走。人間の身勝手さに憤りは限界を超え、自分の生まれた研究所の跡地で人類への"逆襲"を決意する・・・!

それからしばらくしたある平原。
サトシはいつものようにトレーナーとのバトルに挑み、見事に勝利を収めていた。
その後、カスミタケシたちと昼食を採ろうとしていたときに一体のカイリューがサトシのもとを訪れる。カイリューが持ってきたのはホログラムによるメールで、そこに映った美女がサトシを"優秀なトレーナー"と見込んで自分の主人のもとに招待したいというものだった。
自分が認められていることに喜んだサトシはメールに"YES"と返答し、案内にあった港へと向かうこととなった。

それが、"逆襲"からの招待状とも知らず・・・。

キャスト

登場人物声優
サトシ松本梨香
ピカチュウ大谷育江
カスミ飯塚雅弓
トゲピーこおろぎさとみ
タケシ上田祐司
ムサシ林原めぐみ
コジロウ三木眞一郎
ニャース犬山犬子
ジュンサー西村ちなみ
ジョーイ白石文子
ナレーション石塚運昇
ウミオ高木渉
ソラオ古谷徹
スイート佐藤藍子
ボイジャー小林幸子
海賊風トレーナーレイモンド・ジョンソン
サカキ鈴置洋孝
フジ博士(ドクトル・フジ博士)秋元羊介
アイツー氷上恭子
ミュウ山寺宏一
ミュウツー市村正親
ミュウツー幼少期(ドラマCD ミュウツーの誕生)瀧本富士子
ミュウツー幼少期(ミュウツーの逆襲 完全版)森久保祥太郎


その他

データ

公開1998年7月18日
配給東宝
主題歌小林幸子『風といっしょに
次回作劇場版『ポケットモンスター 幻のポケモンルギア爆誕


完全版について

本作には、「劇場公開版」と「テレビ放映での特別版」が存在し、特別版では物語冒頭に15分近くにもなる追加シーンが存在する。元となったドラマCDのシーンの再現率も高く、特にそこに登場する「アイツー」の存在は、劇場版で補完しきれなかったミュウツーの苦悩や人間への憎悪を理解する上で重要な役割を持つようなっている。
現在、テレビ放映版に3DCGシーンを海外で放映した際に追加したものに差し替えて『完全版』としており、DVDで再版された際にはこちらが起用されることとなった。

TV版との連動について

当初は、ストーリーがTV版と連動する予定で、劇場版の公開に先駆けてTVシリーズにミューツーが登場し、ミュウツー及びストーリーの紹介を行う予定だったが、ポケモンショックの影響で実現できず、映画本編の冒頭で簡単に触れられるにとどまっている。

その影響か、シゲルvsミュウツー(鎧)を描写した無印60話「トキワジム!最後のバッジ」からロケット団基地を破壊して逃亡する62話「ライバル対決!オーキド研究所」まで
アニポケ本編に出演している。サトシの手持ちポケモンの状況から
ミュウツーの逆襲の時系列はサトシがマサラタウンに里帰りした後の2か月の修行編の間と思われる。

もうひとつの「逆襲」、そして「誕生」

上記完全版が放送されるより、ドラマCDが放送されるより、そもそも映画が公開されるよりも、更に以前、電撃ピカチュウ小野敏洋により、予告編ともいえる漫画が描かれ、当時発行されていたコロコロコミックとムック本に掲載されていた。
しかし、映画のコミカライズとされているその内容は、実際はかなり映画と異なっている。
具体的に言えば、「ミュウツーの誕生」部分の内容がほぼ変わっており、アイツーも幼い日のミュウツーも存在せず、代わりに本編で開始早々吹き飛ばされたフジ博士が、この作品ではスポットライトを当てられている。

詳しいあらすじは以下のとおり。

長年ミュウを探していたフジ博士は、遂にミュウとコンタクトを取る事に成功する。
しかしサカキに唆され、ミュウの遺伝子を改造し、史上最強のポケモンを造る事になる。
これにショックを受けたミュウに手元から離れられたフジ博士は、その衝撃からますます遺伝子改造の実験に溺れ、遂にミュウツーを完成させる。
フジ博士はミュウツーを「愛しい我が息子」と呼び、サカキの言う事を聞き、ロケット団の為に働くように、としつけ、ミュウツーもこれに従った。
その後ミュウツーは、映画の冒頭のように、鎧を身に纏い、サカキの為に、しいては親たるフジ博士の為に、ポケモン達を倒していった。
そして遂に、サカキはミュウツーの量産化を宣言する。ミュウツーをプロトタイプに、心を持たない、破壊兵器としてのミュウツーを大量生産し、世界を征服しようと考えたのだ。
いよいよ引き返せない所まで来てしまったと悟ったフジ博士は、ミュウツーの鎧を外し――

上記の通り、当時発行されていた本にしか載っていない漫画の為、探すのは困難かもしれない。
しかしアニメやドラマCDとは違ったこの誕生譚の終わり、そして逆襲劇の始まりは、酷く切なく胸を打つ。
ちなみに元々「予告編」として描かれた漫画なので、サトシ達がニューアイランドに向かうところで終わってしまっており、少しもったいない。

ミュウツー 我ハココニアリ

アニポケのポケモンサイドストーリーの一つであり、ミュウツーの逆襲のミュウツーがメインで登場する回である。ミュウツーの逆襲の続編に当り、時系列は金銀編である。

ミュウツーのサガ




関連イラスト

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おやすみ



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