「エース ルフィ…!!! おれ達は必ず海へ出よう!! この国を飛び出して 自由になろう!!!」
「おれは革命軍の“サボ”…!! “麦わらのルフィ”はおれの弟だ」
「──以後 ルフィのバックにはおれがついてる!!! よく覚えとけ……!!!」
「──ほんじゃ…ルフィにゃ手ェ焼くだろうが… よろしく頼むよ!!」
「いや『ヘマ』はない 『成功』か『死』かだ…!!!」
概要
モンキー・D・ドラゴンが総司令官を務める革命軍の参謀総長(組織のNO.2)。
また、白ひげ海賊団の2番隊隊長ポートガス・D・エース及び麦わらの一味の船長モンキー・D・ルフィとは義兄弟の関係である。
東の海の辺境にあるゴア王国の貴族階級出身だが、劣悪な家庭環境だったために家を飛び出し、郊外のゴミ山『不確かな物の終着駅(グレイ・ターミナル)』やコルボ山にて出会った義兄弟と共に幼少期を過ごした。
両親によって義兄弟と引き離された後、一人で海に出ようとしたところを来訪していた天竜人に船を沈められて溺れていたところをドラゴンに救われるも、沈められた衝撃ですべての記憶を失ってしまう。
しかし、帰郷を拒んでまで革命軍について行ったことで心身共に成長し、自分の地位を確立させていく。そして、マリンフォード頂上戦争でのエースの訃報を知った際にすべての記憶を取り戻し、2年後にドレスローザでルフィと再会を果たした。
プロフィール
本名 | サボ |
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異名 | 炎帝 |
年齢 | 22歳 |
身長 | 100cm(10歳時)→187cm |
懸賞金 | 6億200万ベリー |
肩書き | 元ゴア王国貴族 |
所属 | 革命軍参謀総長 |
所属船 | ヴィント・グランマ号 |
悪魔の実 | メラメラの実(自然系) |
覇気 | 武装色、見聞色 |
武術 | 竜爪拳 |
武器 | 鉄パイプ |
出身地 | 東の海 ドーン島 ゴア王国 |
誕生日 | 3月20日(さ(3)ぁぶ(2)ぉ(0)) |
星座 | うお座 |
血液型 | X型(現実におけるA型) |
好物 | ラーメン |
家族 | アウトルック3世(父)、ディディット(母)、ステリー(義弟)、ポートガス・D・エース(義兄)、モンキー・D・ルフィ(義弟) |
初登場 | 単行本59巻 第583話『不確かな物の終着駅(グレイ・ターミナル)』 |
WT100 | 10位(318,869票) |
CV | 古谷徹、竹内順子(幼少期) |
人物
髪は金髪でゴーグル付のシルクハットや首に巻いたスカーフ、黒いコートと青色を主体とした服装をトレードマークとしており、少年の頃は短髪で欠けた歯も特徴的だった。
革命軍に入ってからは髪を伸ばしており、左目の辺りに火傷の傷痕が付いている。
傷跡を隠すように左寄りに前髪が伸びており、作者曰く、「勲章と呼べる傷ではない」とのこと。
ある一件で長らく消息不明であったことから幼少期の彼を知る者からはすでに死亡したと思われていたが、現在はルフィの父・モンキー・D・ドラゴンが率いる革命軍の参謀総長を務めている。周囲から革命軍のNo.2と呼ばれていることから、若くして実質的にドラゴンに次ぐ立場に上り詰めたサボの優秀さが窺える。
その為懸賞金も高く、『ONE PIECE MAGAZINE vol.3』の付録として配布された手配書によると6億200万ベリーと相当な額。
額だけならもっと高い面々もちらほらいる(ホールケーキアイランド編以降のルフィ、四皇の皆様、スイート三将星や大看板といった最上級幹部たち)が、そもそも懸賞金が強さに比例しているわけではないため戦闘力を含めた潜在能力は十分彼らに匹敵し得るとみていいだろう。
性格
幼少の頃から仲間内には優しく、ルフィに対してもエースより甘く接していた。
またエースとルフィの仲裁に入ったり、頭に血が上ったエースを止めたりする冷静さも併せ持つ一方で、彼らに似た自由人ぶりも見られる。
例えば自分の用件だけ話して相手側の話を聞かずに通信を切ったり、立場をかなぐり捨てて感情だけで行動に出たり。その点でチームメイトのコアラやハックからはしばしば指摘を受けている。
記憶喪失だった影響で何もできずにエースを失った悲しみがトラウマになっており、そのせいで元々優しかったルフィへの態度は一層甘くなっており、少々過保護に見えるほど。ルフィに助けを求められれば、それこそ自分の立場も捨てて駆けつける所存であると藤虎に語っている。
敵対者に対しては普段の優しさはどこへやら、一転して恐ろしい表情と淡々とした態度で容赦なく攻撃を仕掛け、特に前述の理由からルフィに危害を加えようとする者は徹底的に叩き潰す。
しかし戦う理由を失ってもなお暴れるほど好戦的な性格ではなく、(ルフィが絡まなければ)引く時は素直に引き、相手にも過度な追撃はしない。ちなみにどんな相手でも戦う際には一切手を抜かないのは、本人曰く「おれは“差別”はしねェ」かららしい。
ゴア王国の貴族という裕福な出自ではあったが、両親をはじめとする貴族の差別意識や残忍さに嫌気が差しており、海賊になることに強い憧れを持っていた。「エゴイストの両親」「海賊ブルージャムとの結託」「ゴミ山の火事」で貴族への失望感は限界を超え、最早魂に刻み込まれるレベルで嫌悪している。
記憶を失い、義兄弟の顔や自分の名前さえ思い出せなくなってしまっても、ゴア王国に戻される事だけは強く拒絶した。
戦闘能力
悪魔の実
「おれはいいけど……!! “火炎(エース)”が許さねェってよ!!」
悪魔の実 | メラメラの実 |
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分類 | 自然系 |
能力 |
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欠点 |
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補足 |
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先代の能力者であるエースが死亡した事で復活したメラメラの実を食べて体を火に変化させることができる能力者となった。
サボの実力の高さを示すがごとく、食べて即座にエースの得意技でもあった火拳を放つことを可能にしたり、藤虎と衝突して町一帯が一瞬で焼損してしまう程の破壊力を生み出したりできていた。
しかしまだ能力者になったばかりなので完全な意味でコントロールできておらず、うっかり能力を暴発させたり、体を火に変えて攻撃を受け流せるのにわざわざ避ける動きをしてしまったりと隙もある。
また、能力を強く発揮することはできるが、先代能力者であるエースほどに強大に発揮して自在に操ることはできない。
能力を活かしきれていないという点ではまだまだだが、大将と渡り合える程の極めて高い技量力を持っているため、今のところ大きな問題にはなっていない。むしろこれから慣れていくにつれてより強大な戦闘力を獲得する事だろう。
能力を完全ではないもののの、使いこなせるのは、彼の実力の高さ故である。
なお、「火拳」等の技に関しては、メラメラ実の能力をある一定以上の力で発揮する必要があるため、能力を得た段階で扱える者は彼のような実力者のみに限られる。
基礎戦闘力
背中に身の丈ほどの長さの鉄パイプを差しており、戦闘の際にはこれを棒術のように振り回して白兵戦を行う。
これは幼少期の頃から培ってきた戦法で、その時点での戦闘力はエースに匹敵するほど高く、ルフィも加えた三人で大型の野生動物をも仕留めて食材にしていた。また、メラメラの実の能力者となった事でこの鉄パイプに能力を行使する事もできるようになり、叩き付けた個所を発火させたり、鉄パイプそのものに炎を纏わせて振り回したりといった戦法も可能となっている。CP-0の人獣型となったロブ・ルッチとも渡り合う。
現在は海軍本部大将の藤虎と互角に渡り合える程の技量を持っているが、戦闘描写が少ないこともあり、そこまで本気を出して交戦している様子はなく、実力も未知数な点が存在する。
覇気
内容 |
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武装色・見聞色の2色を17歳の時点ですでに体得しており、その力を武術に応用させる。会得した期間が長いためルフィよりも扱いには長けていると思われる。後述の竜爪拳や鉄パイプに武装色を纏わせて攻撃力を増大させたりしている。
竜爪拳
「物には必ず…『核』がある」
内容 |
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『VIVRECARD ~ONEPIECE図鑑~ STARTER SET vol.2』によると驚異的な握力を活かした技とのこと。海兵相手にも 「この男…!指の力が異常だ!」 と言わしめるほど。しかし本人は「爪だよ」と訂正している。やはり爪らしい。サボはこの武術を操り、鉄なども卵のように握りつぶす。物の急所を見抜く眼力もあり、核を突くことで技の威力を極限まで高める。
覇気と掛け合わせて繰り出す攻撃は凄まじい威力を誇るが、新たに獲得したメラメラの能力も組み合わせればその威力は一層増大され、ジーザス・バージェスの波動エルボーを正面から受け止め、更にはそのバージェスをも吹き飛ばすほどの強烈な一撃と化す。
ちなみにだが、この武術を使用する際に必ずと言っていいほど覇気と併用しているが、威力を高めるために使っているのか、そもそも「竜爪拳」が覇気ありきの武術なのかは現在は不明。
技
- 竜の鉤爪
「おれの指は竜の爪!!! 嵩取る権力を引き裂く為の“爪”!!!」
手の人差し指と中指、薬指と小指を合わせて竜の爪を思わせる形を成し、それで相手に掴みかかる。
その握力はバズーカの砲身を紙細工のように握り潰し、刀剣をベニヤ板のようにへし折る。人間の頭蓋骨も卵のように粉砕できるという。
しかしゆで玉子ならまだしも生卵を握りつぶすのは難しい。それとも彼には朝飯前なのだろうか?
- 竜の息吹
両の拳を対象に押し当て、その「核」となる箇所を突き、爆破するかのように内部から粉砕する。
コリーダコロシアムで使用した際にはリングをサボ本人が立っていた一点のみを残して木端微塵に吹き飛ばし、強制的に全員場外扱いにしてしまった。
「エース!貰うぞお前の技…!!!」
火力を高めて巨大化させた炎の拳を放つ。
元々は先代の能力者であるエースの技で、サボはそれを引き継ぐ形で使用した。
劇場版『ONEPIECE STAMPEDE』では、アンが生み出したある人物の幻像と共に、数十km以上先にある水平線の遥か彼方まで続く特大火拳を放ち、ルフィ達の脱出経路として水上に巨大な炎上網を作り上げた。
- 「火炎」竜王(「かえん」りゅうおう)
「燃える竜爪拳…!!」
炎を纏った上で”竜の鉤爪”と同じ構えを取り、爪(手)を高速回転させて抉り込むように相手に掴みかかり、爆炎と共に吹き飛ばす。その際に強烈な勢いで手首を回転させているが、竜爪拳(生身)の部分のみ残して腕全体を炎に形状変化させて技を放っている。このように竜爪拳とメラメラの能力を融合させた、現在のサボ最大の技である。
劇場版『ONEPIECE STAMPEDE』でも使用し、この時は纏った炎が竜を想起させる形であり、0距離ではなく遠距離攻撃として発動していた。
- 陽炎
劇場版『ONEPIECE STAMPEDE』で初登場した技で、スモーカーに対して使用。なので、本編では一度も披露していない。
こちらも先代の能力者であるエースの技である。
過去
義兄弟との出会い
ゴア王国の貴族の生まれだがエゴイストの両親によって全てが親の都合で決められた人生を送ることに嫌気が差し、自由を求めて家出をし「不確かな物の終着駅(グレイ・ターミナル)」で暮らすようになる。
海賊に憧れ、5歳の頃にエースと出会い、将来海賊船を手に入れる為海賊貯金を始める。5年掛けて、チンピラや悪党から金品を奪ったり、宝物を探したりして、中間の森の隠し場所に保管していた。
12年前、ブルージャム海賊団の金を奪ったため手下のポルシェーミにルフィを捕縛されてしまう。エースと共にルフィを救出してポルシェーミを倒すが、この一件で本格的にブルージャム海賊団から命を狙われることになり、サボは山賊「ダダン一家」の所で住まわせてもらうことになる。その後、海賊になる為にエース・ルフィとの共同生活を過ごす中で、彼らと盃を交わし義兄弟となる。
失踪〜革命軍へ
ある日、中心街に忍び込んだ際に父親に発見され、エースとルフィが父親に買収されたブルージャムに痛め付けられた事から止むを得ず家に戻る。そこでサボが貴族の出身であり、5年間ずっと家に帰っていなかったことが判明する。家に戻されたサボを表向きは心配する両親だったが、いずれも貴族の目線であり、さらに実子のサボを差し置いて既にステリーという養子まで取っていた。
その後、ステリーからグレイ・ターミナルが焼き払われることを知ったサボは、その事実を確認しようと高町の貴族達に話しかけるが、焼き払われる事を知りながら普段と変わらず平然としている貴族たちに恐怖すら感じ、この事実をエースとルフィに伝えようとグレイ・ターミナルの城壁まで駆けてくものの兵士たちに止められてしまう。放火を主導しているのが国や貴族だと知り、貴族に生まれたことを心底から恥じてその時遭遇したある男に自分の心情を打ち明けた。
ゴア王国で暮らし続けることで自身の人格を変えられてしまうことを恐れたサボは、翌日海に出る決意を固め、単身で小舟に海賊旗を掲げて海へ出港する。だがその矢先、ゴア王国の視察に訪れた天竜人の船を知らず横切ったために砲撃を受け、船を沈められて生死不明となる。
この事件をドグラによって伝えられたエースとルフィはサボが死んだものと思っていた。
だが実は、天竜人の式典の後にドラゴンによって救出されていた。しかし、顔の左側に大きな火傷が残る程の重傷を負ったことが原因で記憶喪失となり、ルフィやエースと過ごした日々はおろか、自分の名前すら忘れていた。自分の持ち物に名前が書かれていたため身元が判明するが、両親の元に帰りたくない思いだけは残り、故郷に帰ることを拒否し自ら志願して革命軍に加わった(アニメでドラゴンに救出された後が描かれた737話は、作者監修のオリジナルシーンが追加された形で描かれた)。
マリンフォード頂上戦争
そして時が経ち、革命軍No.2へと出世を遂げた彼だったが、マリンフォード頂上戦争終結後のエースの訃報を目にしたことで、全ての記憶を取り戻す。ルフィ同様にショックで倒れ、3日間高熱にうなされた末に目覚めた彼は、エースに代わりルフィを守り抜くべく、エースの能力であるメラメラの実の発見・回収をドラゴンを通じて革命軍全体に通達した(なおルフィの名が世界に知れ渡る事件が直前に複数回起きていながらその時には取り戻さなかったのかという指摘が一部から出ているようだが、おそらく各種の任務に向かっていたためにまともに知る機会が無かったのだろう)。
活躍
最後の海 新世界編
ドレスローザ編
部下のコアラやハックとドレスローザに侵入し、戦争を助長するドレスローザの武器製造工場を破壊することを目的としているが、その際コリーダコロシアムにて義弟であるルフィと涙ながらの再会を果たす。
再会後はルフィに代わり、ルーシーとしてメラメラの実をかけた闘技大会の決勝戦に参加。ディアマンテやジーザス・バージェスなどと交戦していたが、シュガーが気絶し国中のおもちゃ達が一斉に元の姿に戻り大混乱に陥ると、本来の目的を達成するためリングを破壊し優勝する。
優勝後、景品であるメラメラの実を食べ、その能力で闘技場の地面を壊し地下交易港に侵入。しかし、ルフィ達がドフラミンゴと戦いを始めている事を知ると武器製造工場の件を差し置いて弟の加勢に動き出し、ルフィ達を捕らえようとする海軍本部大将“藤虎”率いる海軍の足止めを行った。
混乱の終盤、ルフィを狙うバージェスを倒し、終結後は疲れて眠るルフィを彼の仲間たちに任せ、迎えに来ていた革命軍メンバーと共に出国した。
世界会議編
衣装は白いロングコートを羽織っている。ルフィの活躍が載った新聞を見て顔がつるほどにやけもしたが、世界会議で革命軍が計画している天竜人への宣戦布告には真剣。かつての義弟であった現ゴア王国国王ステリーの護衛に扮してマリージョアに侵入する。
マリージョアに侵入した後はモーリーの能力を使って隠密行動をするも、同士であった“くま”のかっての面影がない姿に激昂。その後カラスやリンドバーグとの会話で落ち着きを取り戻し、より一層の決意を固めた。
ワノ国編
第一幕~第二幕 幕間
世界経済新聞にて、世界会議4日目にサボが軍隊長たちと共にマリージョアで海軍大将の藤虎及び緑牛を相手に戦闘を繰り広げたという内容の記事が掲載される。また、サボたちの目的がくまの奪還であることが世間に知れ渡った。
第二幕~第三幕 幕間
世界会議終了後、世界経済新聞社の社長モルガンズが、会議期間中に発生したある人物の死亡や王下七武海制度の撤廃、殺人未遂事件などに加えてサボに関する記事を載せた新聞を発刊。その内容を見たサボをよく知る人物たちは皆焦燥の顔を浮かべていたが…。
第三幕
ワノ国天上決戦決着より一週間後、海軍本部でのサカズキとボルサリーノ、テンセイの会話からサボがマリージョアで起こした事件の詳細が判明。
マリージョアに潜入していた革命軍の一行は神々の地での激戦の末、天駆ける竜の蹄のシンボルを破壊することで当初の目的であった天竜人への宣戦布告を果たし、同時に奴隷となっていたくまを解放して全員逃げ切っていたことが明らかになった。
だが、世界会議解散後にアラバスタ王国の国王ネフェルタリ・コブラを殺害したという話も浮上。海軍曰く、世界政府を樹立させた最初の20人の血族の1人の末裔の殺害は革命軍にとって大きな意味があったとされ、世界ではこの事件に関連して「8か国革命」と呼ばれる事件が発生。サボには"炎帝"という異名がつき、マリージョアで他に起きた事件にもサボが関わっていると捉えた民衆からは世界の英雄とまで称される存在になった。
しかし、革命軍の一行が焦燥の顔を浮かべていたことからこの件に関しては本来の計画には含まれていなかったと思われ、真相は明かされていない。
劇場版での活躍
GOLD
劇場版『ONE PIECE FILM GOLD』では、ギルド・テゾーロの監視のためにコアラと共にグラン・テゾーロ近海まで船を寄せる。その際、コアラからルフィがグラン・テゾーロにいることを知らされた。
終盤では任務のためと海軍艦隊に民間人を巻き込む砲撃を指示していたCP-0のロブ・ルッチの前に砲撃を阻止すると共に現れ、交戦。しかしルフィがテゾーロを撃破したことでルッチはテゾーロを拘束するために戦闘を終了させ、サボは革命軍の船に戻った。
STAMPEDE
劇場版『ONEPIECE STAMPEDE』でも革命軍の一員として登場。落盤からロビンを救いスモーカーとは互角の空中戦を繰り広げる。本作のボスであるダグラス・バレットを倒す連合チームにも積極的に参加してバレットの戦力を削ぎ、海賊万博の黒幕ブエナ・フェスタを革命軍として撃破&捕縛するといった活躍も見せた。
また脱出の際、麦わらの一味や最悪の世代が海軍大将である黄猿に狙われた時には歌姫アンによる協力のもと生み出されたある人物の幻影と共に彼らを救っている。
関連イラスト
少年期(10歳)
現在(22歳)
余談
- 声優
青年となったサボ役のオーディションは原作者の尾田栄一郎も関わる形で行われたが、古谷徹氏は直前に別の収録があったことで喉がやや潰れていた状態で挑み、収録テープで声だけを聴いた尾田氏直々の指名で決まった。このオーディションを再現するために初収録では敢えて酒やけした喉で挑んだという。今後も酒やけで挑もうかと聞いたときには流石に止められたようだが。なお古谷徹氏は以前ローグタウン編でアニメオリジナルキャラクターであるダディ・マスターソン役も担当していた。
今までの自身の役のイメージに囚われない新たな道を切り開けたキャラだったこともあってか古谷氏にとってもお気に入りのキャラのようで、今まで自身の演じた中で好きなキャラとして、安室透、春日恭介と並びサボを挙げている。
- ラーメン
彼の好物に幼少時代においてルフィ・エースの二人と共に食い逃げしたラーメンがあるが、ファンの間ではこのシーンに併せて幼少の彼役に竹内順子氏をアサインしたのではないかという声がある。
- 父親
父親の名前は不明だったが、BLUEDEEPで「アウトルック3世」と判明した為、本名は「アウトルック・サボ(4世)」の可能性が高い。
尤もサボ本人は両親を嫌悪している為、本名を名乗る事は永遠にないと思われるが。
- 幼少期の夢
当時は広い世界を見てそれを伝える本を書くという夢を抱いており、そのためにもっと強くなって海賊になろうとしていた(貴族の男は18歳で本当の貴族と呼ばれるようになる事から、17歳で国を出るつもりでいた。後にこれを継いで、エースとルフィは17歳で旅立った)。海賊旗はSの文字に×マーク(このマークは、後にエースが左腕の刺青に取り入れている)。
- サボが出来た理由
元々ルフィの兄貴はエースしかいなかったが、あまりにもエースの人気が高かった為、どこかのタイミングでサボというキャラを作り、エースが退場する回である頂上戦争を描いてる途中で伏線を描くことでエースの役割をサボにバトンタッチさせたという説がある。
- 生存説・成長後
生存説は濃厚だったものの再登場までかなりの時間を有していたため、pixivでは読者が想像した青年サボのイラストも少なくない(大抵髪が短く傷跡が無い)。
その想像の一助になったのが成長したサボの姿が出てくる第596話の扉絵。ルフィ・エースと共に登場したその時のサボは帽子で目が隠れており、服装や容姿も子供の頃に近いものだった。ルフィの胸元に傷跡がないことから、2年前のものだと思われる。
関連タグ
革命軍
コアラ ハック バーソロミュー・くま エンポリオ・イワンコフ イナズマ ベロ・ベティ モーリー リンドバーグ カラス
ヤムチャ(誕生日と中の人が同じ)
ナツ・ドラグニル(火を使った技)
以下、単行本最新刊・アニメ未収録のネタバレを含みます。 |
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ワノ国編終幕後、サボは共にマリージョアに潜入した軍隊長3名とくまがカマバッカ王国へ帰還したタイミングで電伝虫を第三者が傍受可能な状態で使用して革命軍に通信を入れる。
政府の追手から逃れるべく、「8か国革命」によって王政が倒されたばかりのルルシア王国に潜伏していたサボは今回の事件で自分が濡れ衣を着せされた事を最初に話し、同時にマリージョアで本来いないはずの存在を確認したことを伝えようとした。
だが、その時ルルシア王国の上空に突如として謎の物体が出現。そしてその物体は瞬く間に島を飲み込むほどの巨大な光線を放ち、島そのものをそこにいた人々もろとも一瞬にして消し去ってしまった。
この光線は元々ルルシア王国に向けて放つつもりであったもので、サボを直接狙ったものではないようだが、巻き込まれたであろうサボは再び生死不明となった。