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T-1000の編集履歴

2023-09-11 11:48:43 バージョン

T-1000

てぃーわんさうざんど

T-1000とは、ハリウッド映画『ターミネーター2』に登場する架空のロボットである。

貴方がジョン・コナーの保護者ですか?

役者

演:ロバート・パトリック(ターミネーター2)

  イ・ビョンホン(新起動/ジェニシス)

吹替:江原正士(2)/阪口周平(新起動/ジェニシス)

※いずれもフジテレビ版での担当。

概要

体組織が液体金属で構成された未来の最新型ターミネーター。

将来、人類側の抵抗軍リーダーとなるジョン・コナー抹殺する為にスカイネットによって過去に送り込まれた。自在な変形能力擬態能力を駆使してジョンやT-800達を追い詰める。

機能・能力

戦闘能力

審判の日ターミネーター6作目映画感想とT-1000考察[pixivimage:<作品ID>]

奪い取ったでの射撃白兵戦等の格闘も行うが、特筆すべき点として自由自在に変形できる能力を活かし、主にを鋭いに変形させて刺殺しにかかるのが特徴的。

いずれも痛ましい描写なので、これだけでも恐ろしく感じた視聴者は多いだろう。


基本的な外観は未来に於いてレジスタンス側に居た兵士の姿を模している為、大男骨格を持つT-800と比べればあまり強そうに見えないが、T-1000のパワーは常人を優に超えており、更に液状化能力によるトリッキーな戦闘も相まって戦闘能力はT-800を凌駕する。

走力も尋常では無く、相当なスピードを出している自動車にも余裕で追いついている事から、時速5~60Km位で走れる様でスピード面でもT-800を上回っている。知能レベルも高く、ジョンの写真を見て「可愛い子だ」お世辞を言ったり、白バイ警官には「良いバイクに乗ってるな」軽口を叩いたり、最終決戦にて後一歩の所でライフルが尽きたサラ・コナーに向かってを振って愚弄するシーン(メイン画像)が有名である。


また物理的なダメージを負っても元通りに形状再生してしまう為に、銃撃打撃で倒す事はほぼ不可能である。

但し、攻撃を完全に無効化が出来る訳では無く、受けたダメージが大きい(ショットガンの連射等)と再生にやや時間が掛かるのでが生まれる事と、短時間に過度の変形・再生を繰り返すと(一応、機械なので)バグ発生し、変形が不完全になる描写があった。

(これは、T2の個体がプロトタイプであるが故に、耐久試験が不十分なまま実戦投入された事が影響していると考えられる。


それは、特別版の未公開シーンにあり製鉄所での再生後の具体例として、

  • 何気なく掴んだ手すり結着してしまった。(警戒色まで反映してしまった。)
  • 上半身が警官の制服で、下半身が白バイ警官と不統一になってしまった。
  • 鉄板模様に反映される。(このバグでジョンは目の前にいるサラ・コナーが擬態したT-1000であると見破った。

タイル床同化バグ

その描写は素晴らしく、それ故に重要なシーンを何故カットしたのか……


変装・変化

液体金属てぃーせんつめ

自身と同じサイズならば、どんな人物にも姿を変える事が出来る点が挙げられる。

体格は勿論の事、T-800と同じく声帯模写も可能である。更にコピーした人物はほぼ必ず殺す為に隠密性が高い。但し対象に何等かの形で一度触れる必要がある上、対象人物の記憶知識・性格まではコピーをする事までは出来ない点もある。

また硬度も液状から金属そのものまで自在に変化が可能であり、追跡侵入時には、僅かな隙間さえあれば液化して侵入が出来る為、標的を何処までも追跡する事が出来る。また戦闘暗殺の際には、体の一部を刺突武器等に変化させて攻撃する。


但し、変化できるのは等の構造の単純な物に限られ、爆弾や自動車等の構造複雑な物、サイズが違いすぎるものには変わる事が出来ない点がある。

(このデメリットは、劇中でT-800のから語られている。)


擬態した人物及び被害者達

「T2」の作中で擬態した人物・物体は以下の通り

タイムトラベル直後の為、全裸だったので制服を強奪。基本形態となる。

  • ジャネル・ヴォイト:ジョンの養母

演者:ジェニット・ゴールドスタイン 吹き替え:相沢恵子

演者:ダン・スタントン 吹き替え:峰恵研

演者:レスリー・ハミルトン 吹き替え:吉田理保子

  • トッド:ジョンの養父(上記のジャネルの。)

演者:ザンダー・バークレー 吹き替え:千田光男

ジョンが自宅に電話した際にジャネルに擬態し居場所を尋ねる最中に、割り込んできたのでブレード刺殺口封じの意味合いが強いと思われるが、どう見てもイラッときて殺っちゃった様にしか見えない。

劇中では高所を飛んでいたにもかかわらずT-1000が乗り込み、それに驚いているとT-1000が「降りるんだ」と勧告するとその通りにヘリから飛び降りた。それ以後は登場し無いがノベライズによるとそのまま転落死してしまったらしい。もっとも自ら降りなければ殺されていただけだろうが。

墜落したヘリから出てきたT-1000を案じて声をかけたら問答無用で刺殺される。とばっちりにも程がある。タンクローリーを奪う為だが、やっぱどう見てもイラついて刺したとしか(ry

恐らく、描写的に何人か死んでる。


勿論、根本は「人類殲滅兵器用ターミネーター」なので、自身の任務の妨げになると判断すれば擬態目的で無くとも容赦無く殺害している。但し、上記の様に例外はある。


特殊能力

  • 『新起動/ジェニシス』に登場したT-1000は、自身の体の一部を切り離して発信機にしたり、状に変形させて投擲する、また一度機能停止していたT-800に自分の体の液体金属を垂らして復旧させコントロール下に置く等の新機能を披露したが、『T2』のT-1000が同じ機能を持ち合わせているのかどうかは不明である。

弱点

  • 思考プログラムの都合か「擬態の維持優先する」描写が散見される。具体的には銃痕いちいち足を止めて修復させる場面等。この点においては銃撃程度は物ともせず突き進んでくるT-800に劣ると言えなくもない(生体外装自己再生する)。

  • 嗅覚は欺け無いらしく、近付いただけで警戒されたり吠えられる。(この点は旧型ターミネーターも同様である。)

  • 個体差なのかもしれないが、人間臭い行動をとる事がある。
    • 軽口を叩く(人間社会に溶け込む為のコミュニケーションとも取れる)。
    • 直ぐに殺せるはずなのに、殺さない。
    • 無駄な殺しをする。
    • 余裕ぶって、指を振る。

等が挙げられる。


  • 上記でも説明した通り近接武器に変形する事が出来るが、プラズマ砲やライフル等の遠距離武器には変形出来ない点がある(T-800曰く「複雑な部品や化学反応を要するものにはなれない」)。劇中では専ら鍵爪かブレード、針に変形させていた。

  • 最期は煮えたぎる銑鉄の中に落ちて溶けてしまったと言う点では、熱兵器火炎等の高熱がT-1000に対して有効である他、液体窒素で急激に冷却された事で固まってしまい体組織がボロボロになる描写から冷気も効果があると思われる。また、『新起動/ジェニシス』ではサラの仕掛けたトラップによってを掛けられ溶けてしまったと言う点から酸性の液体での攻撃も有効である。総じてこの事から化学的変化に弱い様である。

センシティブな作品


その他

カイル・リースやT-800シリーズが初登場時が全裸であった様に、ターミネーターシリーズ世界におけるタイムマシン有機組織に覆われた物、つまりは人間等の有機生命体しか転送が出来ないとされている(T-800シリーズの皮膚は有機組織で構成している為に転移・転送可能である。)が、全身が液体金属のT-1000がタイムトラベルが出来ているのはその設定矛盾が生じている。この事に関して制作サイドはなんら言及していない。

但し、カイルやT-800を送ったタイムマシンとT-1000を送ったタイムマシンが同じ機能のものかどうかは劇中で明らかになっていない。

また、全身が流動している為にCPU動力源がどうなっているのかも明言されておらず、あらゆる意味でどうやって動いているのか存在でもある。


  • 転送時には有機組織やそれで構成された何かに覆われた状態だった、若しくはスカイネットが生物以外のものをタイムトラベルさせる事が可能な高度なタイムマシンを設計した。(前作で使われたタイムマシンはカイルを送り出した後で破壊されたらしいので新造したのはほぼ確定している。)
  • CPUや動力源はナノマシンサイズの機械(場合によってはそれが複数、肉体に当たる液体金属の中にある。)と考えれば矛盾は解消は出来る。実際、全身がナノマシンで構成されたターミネーターが存在している。

また、スカイネットはターミネーターの設計に改良を続け、飲食物経口摂取が可能となったり、人間と性交を行う等の機能をつけまくっているので、タイムマシンを改良して液体金属であるT-1000を送り込める様にする等はスカイネットにとっては容易い事なのだろう。

余談

  • 「T2」では精神病棟警備スタッフ、及び終盤でのサラ・コナー擬態するシーンにて、片方がT-1000の擬態で同一人物が同じ画面上に出現すると言うシーンが登場する。これはSFXでは無く、警備スタッフおよびサラの演者たち両方が双子兄弟姉妹がいる」と言う特殊出自である為に実現したシーンである。具体的には
    • 警備スタッフはメインの演者がドン・スタントンであるのに対し、背後に忍び寄るT-1000が擬態した側は兄弟のダン・スタントン。
    • サラ・コナーはメインの演者がリンダ・ハミルトンであるのに対し、同一シーンで奥に出てくる方がレスリー・ハミルトンであり、アップになるシーンでは共通してリンダ・ハミルトンが演じている。

尚、この技法は擬態以外にもT-800の修理にて鏡写しのシーンでも利用されている。


  • 演者(警官姿)のパトリックは左利きだが、警備員ルイス役のスタントンは右利き。その為ルイスに擬態している間は利き腕逆転している。

もちろん、食べても安全なのでスタッフが指に着けて舐めていたりもした。


  • T-1000に殺害・擬態されたジョンの養母・ジャネルを演じたジェニット・ゴールドスタイン氏は、監督の後作『TITANIC』では乗客の1人として出演している。また、同監督の過去作であるエイリアン2」では宇宙海兵隊の紅一点であるジェニット・バスケス軍曹役で出演している。


  • 演じていたロバート・パトリック氏はT-1000に成りきろうとするあまり、次第に無口になり奥さんとは離婚の一歩手前までいってしまったと言う逸話がある。撮影現場でも無口だった為に、これを見たシュワちゃんからは「みんなと食いに行かないか?」と声をかけられている。因みに演者のロバート氏は機械が嫌いで、脚本を読んだ時の役の設定を見た際「何だこの設定?」と思ったと後年語っている。

  • ロバート氏が心掛けた点として、「瞬きをしない」と撮影時誓っていたと言う。事実、ほとんどT-1000が映ってるシーンでは瞬きはしていない。瞬きをしたのはジョンの自宅を訪問し養父母と会話しているシーンや廊下での拳銃発砲シーンくらいである。
    • ロバート氏は廊下で拳銃を撃つシーンで瞬きをしてしまった事が、「後悔している」とインタビューで答えていた。

  • T-1000が擬態した人物がガラスドアを叩くシーンがあるが、その際に金属音が鳴ると言う細かい描写がある。

  • 「新起動(ジェニシス)」でT-1000を演じたイ・ビョンホン氏はT-1000の大ファンであり、役を貰えたと知った時は大いに喜んだそうである。

関連タグ

ターミネーター ターミネーター2

映画 ロボット アンドロイド

スカイネット T-800


T-XREV-9T-3000 - 後継機に当たる。


ワーム(仮面ライダーカブト) - こちらも人間に擬態し、コピー元の当人を殺害すると言った点では共通している。但しワームの場合はコピーした人間の記憶や知識、性癖も完全にコピーする事が可能である。


ロイミュード - 対象人物に擬態する、機械生命体番号が割り当てられている繋がり。


ハルドメルグ - 流体金属を操るを持ち、外殻となる金属物質を様々な武器に変形させて攻撃を加えてくる点が共通する。


アパテー/アルギュロス/ミーモス - こちらも液体金属で出来ており、体を変形させて刃物等にする事が出来る。アルギュロスとミーモスは偽物に擬態した金属生命体と呼称されていた。


警策看取 - 液体金属を人型にして操る能力を持つ。攻撃手段や物理攻撃を無効化したりと描写はほぼT-1000と一緒である。


アイバン・ウーズ - 同じく体が液体で出来ている悪役繫がり、粘液状になって基地に侵入するなど恐ろしい能力を持つ。


オドー - 宇宙ステーションディープスペースナイン保安官流動体生物と呼ばれる種族であり、有機物無機物を問わず質量容積までも自在に変化する事が可能である。果ては気体状になったり、炎のような化学現象にまで変身が出来る。


バイオライダー - 体細胞組織を液体へと変化させる能力を持ち、水の粒子や飛沫となって敵の攻撃を完全回避できる能力を持つが、こちらは人間の細胞との融合やミクロ化、毒素の抗体を体内で生成できるため、より性能が上。しかし別人に擬態する能力は持っていない。RXは1988年放映、ターミネーター2は1991年公開のためこちらの方が3年デビューが早い。


シャウタコンボ - 上記と似ているがこちらは肉体を液体状に変化させられる事を除けば尖った能力はない。ある意味先祖返りしているとも言える。


ウォータースタイル - 上記と同じくリキッドにより身体を液状化できるライダー。


リムル=テンペスト - 身体を液状化でき姿を変化させる事ができる者繋がり。

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