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シールドライガーの編集履歴

2023-11-25 19:11:29 バージョン

シールドライガー

しーるどらいがー

初期のゾイドを代表する青い獅子。

スペック

名称
  • シールドライガー
番号
  • RPZ-02(旧)
  • RZ-007(新)
所属
分類
  • ライオン型
全長
  • 21.6m
全高
  • 9.0m
重量
  • 92t
最高速度
  • 250km/h
乗員人数
  • 1~2名
武装(旧)
  • レーザーサーベル×2
  • アタッククロー×4
  • 2連加速ビーム砲
  • 3連衝撃砲
  • 連装ビーム砲
  • ミサイルポッド×2
  • エネルギーシールド発生装置
武装(新)
  • レーザーサーベル×2
  • ストライクククロー×4
  • AMD2連装20mmビーム砲
  • 対ゾイド3連衝撃砲
  • 対ゾイド30mm2連装ビーム砲
  • 展開式ミサイルポッド×2
  • エネルギーシールド発生装置
武装(TG)

概要

シールドライガーは、タカラトミーから販売されているプラモデル玩具アニメシリーズ『ゾイド』に登場する架空の戦闘兵器金属生命体の名称である。


機体解説

ゼネバス帝国の開発した高速戦闘機械獣サーベルタイガーに苦戦したヘリック共和国が対抗機としてコマンドウルフと共に開発した。設計者はヨハン・エリクソン大佐


バレシア基地で大量に鹵獲したサーベルタイガーを研究して作っているので、同じ規格の武装を持つなど所々に似通った作りをしているが、コアは中央大陸のライオン型グループに属するライガー型に変更されている。


武装を収納式にすることで空力効果を増して機体速度が上がり、Eシールドともにライバルであったサーベルタイガーに対して優位性を持った。


それから50年以上後の西方大陸戦争時代ではEシールドのアップデートを施し再びデビュー。

コアが養殖物なため出力は落ちているが技術の進歩により全体的には昔よりもパワーアップしている。


名称は、サーベルタイガーの「サーベル(剣)」に対抗するための「シールド(盾)」という意匠が込められている。また、「青き稲妻」の異名を持ち、「紅き暴風」(セイバータイガー)や「黒い稲妻」(ライトニングサイクス)と対照的である。


武装

AMD2連装20mmビーム砲

背中に装備されている武器。高速走行の際は空気抵抗を低減するために格納される。

平成版のCMレッドホーンに放っていたのはコレ。


全方位に発射が可能であり、HMM版の設定では「火球砲」とも表記されている。


展開式ミサイルポッド

胴体側面に装備。同じく高速走行の際は空気抵抗を低減するために格納される。

Mk-ⅡやDCSなどのバリエーションでは代わりにビームキャノンを装備する関係で背面に移される。


対ゾイド3連衝撃砲

腹部に装備されている。媒体によって設定が異なり、衝撃波またはエネルギー弾を発射して相手を攻撃するが射程が短いとされる。


レーザーサーベル

シールドライガー

要するにシールドライガーの

レーザー加熱で噛んだ相手を焼き切る、ザクヒートホークみたいなもの。


ストライククロー

シールドライガーの四肢の爪。電磁場を帯びさせて攻撃する事も可能。


「シールドライガーTG」はストライクレーザークローにアップグレードしている。


連装ビーム

尻尾の先端に装備しており、規格的にはサーベルタイガーセイバータイガー)の連装ビーム砲と同じ装備とされる。


バン・フライハイトの機体は紛失している。


HMM版では、Mk-ⅡやDCSなどのバリエーションでは改良が施されているとされる。


エネルギーシールド

機体名の由来にもなっている、タテガミに内蔵されたバリア。エネルギーを大量に消費する為、長時間の使用は不可能。主にビーム攻撃に対してプラズマ弾性の力で防ぐ。

セイバータイガー 突撃

ある意味では「ゾイド版のIフィールド」であり、メディアによって描写や効果は異なったりする。本来の設定では特定の周波数のビームやレーザーしか防げないが、アニメでは実弾や落石なども防ぐ事ができ、これを利用した体当たりを必殺技として使っている。レイヴンとの闘いではセイバータイガーがEシールドを無理に突き破ろうとして粉砕され、ロブ・ハーマンデススティンガーのEシールド(電子振動フィールド)とぶつけ合ってショートさせたり、ブレードライガーが「古代昆虫」(ダブルソーダサイカーチスの先祖だとされる)を焼き払う場面もあった。


ビームキャノン

Mk-ⅡやDCSなどのバリエーションに装備されるメイン武装。基本的にはセットとしてエネルギータンクも付随している。見た目の割に軽量であるとされる。


HMM版の設定では、ビームの収束率を可変させることが可能であり、ショットガンの様に使用することもできるとされる。


『電撃ホビーマガジン』などに掲載された公式設定では、この武装はアタックブースターパンツァーユニットの前身になったとされている。


作中の活躍

小学館刊「機獣新世紀ZOIDS 公式ファンブック」内のバトルストーリーでは共和国軍独立第2高速大隊長エル・ジー・ハルフォード中佐(アニメ第二期の同姓の人物とは苗字と階級が同じだけの別人)が搭乗。


コマンドウルフに乗った部下達を率いてオリンポス山のガイロス帝国軍基地に接近し、基地を守るステファン・スコルツェニーのセイバータイガーを紙一重で撃破してオリンポス山頂の基地に突入。基地内ではガイロス軍がデスザウラーの復活のための研究を行っており、敵の存在を察知して暴走を起こした荷電粒子砲を食らい半身が融解する大打撃を受けるも、渾身の力を振り絞った捨て身の活躍で自らの命と引き換えにする形でデスザウラー(コア剥き出しの未完成品)を撃破した。


機体バリエーション

シールドライガーMk-Ⅱ

シールドライガーMk-II

シールドライガーにビームキャノンを装備させて遠距離砲撃戦に対応させたバリエーション。

少し遅くなってしまったが、ウルトラザウルスを隊長機とするMk-Ⅱ部隊で運用され中央大陸戦争後半を戦い抜いた。

アニメに登場する共和国軍機はMk-Ⅱに準じたカラーになっている。


シールドライガーDCS(ダブルキャノンスペシャル)

西方大陸戦争時代のシールドライガーに上のMk-Ⅱと同じ装備をさせたもの。白く塗り替えられたMk-Ⅱとは違い、青いままである。通常型と連携して互いの短所を補い合う事で戦果を挙げた。

バトルストーリーでは本土防衛隊部隊所属の銀色の機体が第2次全面開戦で敗走する帝国軍を追撃し、ライトニングサイクスジェノザウラーと言った次世代機と渡り合ったが、暴走したデススティンガーには為す術無く全滅させられている。


シールドライガーDCS-J(ジェット)

シールドライガーDCS-J(荒野)

シールドライガーDCSのジェネレーターに手を加えて素のシールドライガー以上の運動性を得た機体。格闘に優れた通常ライガー射撃に優れたDCSの性能を単機で実現すると言うコンセプトだったが、無茶な改造だったせいか乗りこなせるパイロットがおらず7機で生産中止。「レオマスター」と呼ばれる一部のエースパイロットに回されるのみとなった。


バトルストーリーではレイ・グレックの機体のみが登場。しかし目に見える戦果はシンカーの撃破くらいで、本格的に登場したニクシー基地の戦いでは、不意打ちかつ機体性能に差があったとは言え悲しい目をした男試作型ゾイドに瞬殺されてしまった。


名称の「J」はジェット黒玉)の略で機体が黒く塗られていることに由来する。


デザートライガー


ライガーエアロ


シールドライガーBS(バンスペシャル)

「シールドライガーバン仕様」、「バン・フライハイト仕様」等とも呼ばれる。


TVアニメ第一期前半のバンの乗機として登場。20年前の戦争時に遺棄されていた機体で、そこにオーガノイドのジークが乗り移る事で復活し、バンの愛機として各地でを続けていく。また、作中では旧ゾイド時の設定である「セイバータイガーに対抗するために開発された」事にも触れられていた。

序盤は機体性能に依る運動性の高さと砲撃のみで戦っていたが、バンの成長に合わせてその潜在能力を引き出せるようになっていく。第8話からシールドを展開できるようになり、レイヴンのセイバータイガーと激突を繰り返していく中で、シールドの強靭さを利用して相手に体当たりする、いわゆる「シールドチャージ」を必殺技にするようになる(放送当時のゲームでは「シールドアタック」と呼ばれる固有技扱いだった)。

最期はレイヴンの駆るジェノザウラー荷電粒子砲でEシールド諸共ゾイドコアを貫かれ石化(活動停止)するが、後にフィーネとジークが一時的に融合してブレードライガーへと進化している(ちなみにこの間二週連続で主役機不在という異例の展開になった)。

尚、劇中ではタンデム仕様の複座となっており、前席にバン、後席にフィーネが搭乗していた。


漫画機獣新世紀 ZOIDS』ではバンの乗機となる「シーザー」が登場。

元々はムンベイの、ジャッドが主人であり、死後は「シャドーキー」と彼のを守っていた。

ジャッド以外にを開こうとせず、ジークを介した合体も拒否していたが、レールガンの直撃により大破、自身を救おうとするバンに心を開き、融合を果たすことに成功した。

こちらもアニメと同様に後にブレードライガーへと進化を果たす。


レオン・トロス機

ゾイド新世紀/ゼロ』にて、レオン・トロスの1話時点における愛機として登場した。


ビット・クラウドがチームブリッツに加入するまでは、チームのエースを務めていた。その後、レオンが武者修行に出た後にとある砂漠で(HMM版の設定では闇バトルに参加したために)破壊されてしまい、レオンは止むを得ずシールドライガーを放棄せざるを得なくなってしまった。


その後、レオンはかつて最強のゾイド乗りが旅をしたという伝説が残る谷を一人彷徨っていた際に赤い野良のブレードライガーと出会った。


  • 砂漠にて破壊されたシールドライガーの描写は、ジークが復活させたバン・フライハイトの機体を思わせるものになっている。また、ブレードライガーと出会った谷に関しても、その伝説の内容から前作に登場した「レアヘルツの谷」ではないかと目されている。
  • この作品では、チームブリッツのメンバーは、ビット以外は全員が愛機を乗り換えている。

なお、チームブリッツの所属ゾイドでは、シールドライガーのみホバーカーゴからの発進バンクが描かれなかった。


シールドライガーTG

シールドライガー

ゾイドコンセプトアート』シリーズおよびそれをモデルにした『Threezero』や『マテリアルハンター』や『ゾイドオリジナル』や『ゾイドSS』に登場している。


このバージョンには、新規パーツの「スラスターガン」が追加されており、ビーム砲と姿勢制御用のスラスターを兼ねた武装である。また、Eシールドとレーザーサーベルとストライククローがアップグレードされ、ストライクレーザークローを装備している。また、ミサイルポッドがフィン型のスタビライザーに変更され、衝撃砲の形状も変更されている。

  • この新規パーツと火器の構図は、何年も前にクァッドライガーのデザイナーが自身のウェブサイトで公開していたが、関連性があるのかは不明である。

なお、このモデルは、従来の商品と同じ縮尺サイズでありながら従来品よりも大きいため、大きさの個体差を表現しているのではないかという指摘もある。


コンセプトバージョンは、黒いカラーリングに緑色のキャノピーを装備しており、まるで暗黒大陸時代のゾイドを思わせる意匠だった(動画)。


余談

  • ゾイドのイメージガールであるCHIKAの楽曲である『素敵なサマーボーイ』がタイアップ曲とされ、販促のCMソングとしても使われた。
  • ゾイド-ZOIDS-』の主題歌の『Wild Flowers』を担当したRAMARとのコラボレーションとして、HMM版のバリエーションである「RAMAR SPECIAL」が限定モデルとして発売された。
  • ファミコンゲームの『中央大陸の戦い』にも登場するものの、主人公の階級が大尉以上にならないと仲間になってくれない。その際のシールドライガーの台詞はあまりにも有名。
    • 「なに わしは しーるどらいがーだぞ しかも ちゅうい(中尉)だ。 たいい(大尉)にもならぬおまえなどに ついてゆけるか。」
  • 初代アニメの企画段階では、市販のプラモデルよりも大幅にリファインして野生的な姿にさせることを企画したが、当時のCG技術により動きが再現できずに断念したとされる。つまり、後年に発売された HMM などでの姿がより痩せているのは、この影響ともとれる。
    • ブレードライガーが制作された理由にもアニメの影響があり、本来はライガーゼロの様に牙と爪で戦うゾイドにしたかったが、当時の技術ではそれが難しいため、アニメとして制作が可能で外連味のある必殺技を考案した結果としてレーザーブレードが生まれ、ブレードライガーの原型になったとされる。つまり、ライガーゼロ型こそがアニメスタッフが本来目指していたバトルスタイルであるとも言える。

関連イラスト

シールドライガーシールドライガー


関連動画


関連タグ

ゾイド ヘリック共和国 バン フィーネ ジーク ライオン ライガー 哺乳類


ジェラートライガー


後継機:キングライガー ライガーエアロ ブレードライガー シールドライガーブロックス レオブレイズとその系統


ライガー系:ライガーゼロ系 トリニティライガー系 クァッドライガー セイバリオン ビクトリーライガー系 ムラサメライガー系 ワイルドライガー ビーストライガーなど


僚機:コマンドウルフ


ライバル機:セイバータイガー ジェノザウラー ジェノブレイカー デスザウラー デススティンガー

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