哲学的ゾンビ
2
てつがくてきぞんび
哲学的ゾンビとは、クオリアを持たない知性のこと
思考実験において、クオリアを説明するための概念。
1990年にデイヴィッド・チャーマーズが発案したとされている。
主観的な感覚。例えば人物Aと人物Bが一つのリンゴを見たとして同じように「おいしそうな赤色」と感じても、人物Aと人物Bがそれぞれ考える「おいしそうな赤」は異なる。
この時の個々の「おいしそうな赤色」と感じることがクオリアである。
例えば澄んだ空を見たとき、普通の人間は「澄んだ空を見る→清々しい気持ちと共に空に感じ入る→「気持ちいい!」」と思う。
これがクオリアを持たない哲学的ゾンビだと「澄んだ空を観る→今までの記憶から"澄んだ空"という状態を分析→この空は(きれい)(いい天気)(爽快な気分)だと判断→「気持ちいい!」」という手順をふむ事となる。
言ってしまえば超精密になった、スイッチを押す度に「オハヨ!」等の言葉を言うロボットのようなものになる。
タチが悪いことに、哲学的ゾンビは"クオリアが無い"という事以外は全て人間と同じものとして扱われる。
クオリアこそ無くとも人格や反応が人と同じ為、我々が気づくことはないのだ。
とどのつまり、AIみたいな状態となる。


















