イングランドのサリーにあるキングストン・アポン・テムズで生まれたクーパーは、やがてF1や
インディ500といった最高レベルのモータースポーツの容貌を一変させることになる、
リアエンジン配置の車両設計によって伝説的存在となった。
来歴
父チャールズ・クーパーは、キングストン・アポン・テムズ王立特別区のサービトンで、
レーシングカーを修繕する小さなガレージを経営していた。
息子ジョンは15歳で学校を卒業し、まず工具屋の奉公、
続いてイギリス空軍の計器担当者として第二次世界大戦に従軍した。
2000年に77歳で死去するまで、ウェスト・サセックスで家族経営するガレージ(イースト・プレストンでミニ・クーパーの、またフェリングでホンダ車のアウトレットをそれぞれ保有)の社長を続けた。