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超重戦車マウスの編集履歴

2014-01-06 22:07:36 バージョン

超重戦車マウス

ちょうじゅうせんしゃまうす

「マウス(独:Maus)」とは、重量188tを誇る、ヒトラーとポルシェ博士が夢見たドイツ軍の超重戦車である。

解説

  • 1941年11月の会議でヒトラーはフェルディナント・ポルシェ博士に超重戦車の開発について打診した。
  • 42年6月、ポルシェ博士より「タイプ205」の名称でヒトラーに図面が提出された。
  • これは、砲塔に150mm砲と100mm砲を同軸に装備し、ポルシェお得意のガソリンエンジンとモーターのハイブリッド式の駆動装置と縦置き型トーションバーサスペンションを備えていた。
  • その後、武装が128mm砲および75mm砲に変更となり、43年1月に製作が承認され、制式名称は「Ⅷ号戦車 マウス(=ハツカネズミ)」に決定された。最大装甲厚は240mm、総重量188tに達した。
  • 43年5月の段階で150両(135両とも)が発注されたが、同年10月にキャンセルされた。
  • 43年11月に試作車両が完成。試験走行を続けたものの、トラブル続きで遅々として開発が進まず、最終的に44年11月にヒトラーの指令により、すべての超重戦車の計画が中止となった。
  • 結局、完成したのは、試作車両が2両だけだった(うち1号車はダミー砲塔搭載)。
  • その後、1号車は試験場にそのまま放置され、ほぼ無傷のままソ連軍に鹵獲された。2号車は終戦間際に実戦投入のため、試験場からの移動の途中に行動不能となり爆破処分され、大破した状態でこちらもソ連軍に鹵獲された。
  • 2両のマウスを鹵獲したソ連軍は、1号車の車体にまだ原型をとどめていた2号車の砲塔を組み合わせ、走行可能なマウスを完成させ、モスクワへと運び、試験をした。
  • 現在、そのマウスはモスクワ近郊のクビンカ戦車博物館に展示されている。
  • このように史実ではロクに活躍する機会も無いまま現在に至っているが、あるアニメのクライマックスで大暴れし、見る者に強烈なインパクトを与えた。きっと天国のポルシェ博士も歓喜し、号泣したに違いないだろう…。

性能

全車長10.09m
車体長9.03m
車体幅3.67m
車高3.68m
重量188t
懸架方式縦置きトーションバー・ボギー式
最高速度(整地/不整地)20km/h/13km/h
行動距離(整地/不整地)190km/97km
主砲(弾数)55口径12.8cm KwK44戦車砲(55)
副砲(弾数)36.5口径7.5cm KwK44戦車砲(約100)
機銃(弾数)7.92mm MG34機関銃(1000)
装甲(砲塔)前面220~240mm 側後面200mm 上面60mm
装甲(車体)前面200mm 側面180mm(下端部100mm) 後面150mm 上面前部100mm(中後部60mm) 底面50mm
搭載エンジン(馬力)水冷V型12気筒MB509ガソリンエンジン(1080hp)
乗員6名


ゲームでの登場

  • メタルサーガシリーズの一つ、PS2用RPG「メタルサーガ 砂塵の鎖」に登場する。
  • 入手にはかなり多くの手順を踏む事になるが、それだけの労に見合うだけの性能は持っている。
  • ゲーム中で手に入る戦車の中で最大の防御力を持ち、最も多くの武装を施す事が可能で、主砲3門、副砲2門、SE2門の搭載が可能なバケモノ戦車。特に主砲を3門装備可能な戦車はマウスだけ。
  • しかし、全車両中最も重い重量を誇り、主砲3門装備した上で下手に装備を積むと、最強のエンジンを装備しても自走不能に陥ってしまう。
  • 特に、劇中最強の主砲「プラズマキャノン」(アイテムの合成で入手。材料は敵のドロップ頼み)を3門装備させるとなると他の装備を殆ど諦めなければならなくなるなど扱い所は難しいが、不要な部分を徹底的に軽量化させる方向で改造し、攻撃は主砲による砲撃のみに特化させると言う手段もある。
  • 兎に角入手過程も困難ならば、その改造・運用・実用も困難と言う癖の強い戦車だが、その苦労を耐え忍んで手に入れた火力は他の戦車の郡を抜いて余りある。一度プラズマキャノン3連射と言う快感を知ってしまえば、もうマウスを手放す事は出来なくなるだろう。

関連タグ

戦車 重戦車 超兵器

ドイツ軍 ポルシェ

メタルサーガ

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