概要
『暁』の時代から800年以上前、大陸を水没させた「邪神」を封印させるために「三雄」と呼ばれるベオクの女性:オルティナ、獣牙戦士:ソーン、黒竜王:デギンハンザーらに祝福を与えた女神。オルティナには愛用していた双剣に、ソーン、デギンハンザーには自身の身体に祝福を与えた。
“邪神”ことユンヌを封印した後、ベオクとラグズは自身の眠りから1000年間大きな争いごとを起こさない“千年の審判”という約束を「三雄」と交わし、半身であるユンヌが眠った影響により自らも眠りについた。
しかし人々は結局戦乱を起こしてしまい、第3部終盤にて1000年の眠りの予定を200年前倒しして目覚める。そして約束を破った裁きとして、大陸に生きるほぼ全てのベオクとラグズを石にしてしまった。しかし、一度目の裁きでは全ての者を石化することはできず、ある程度の強い力を持つ者と、彼女が知らない印付き、ユンヌが目覚めた建物の中に居た者達は石化を逃れていた。そこで自らを討たんとするユンヌの一行を殲滅させるべく、意のままに操れると判断した元老院議員など一部の者に関しては石化を解いたうえで自分の手足となるよう加護を与えて「正の使徒」とし、使徒たちを幾度となく討伐隊の元へ送り込む。
彼女は自らを完全・絶対と定義し、心を持つがゆえに争いを生む不完全な者達を滅ぼすことで罰しようとした(争いを自発的に起こさない鷺の民や、ベオクとラグズの混血児、ベオクとラグズの共存を実現しているハタリ王国の者達も含めた地上に生きる人々全て)。ユンヌはその理由を、封印されたメダリオンの中で鷺の民やエルナ、ミストの呪歌を聴いて癒されその心に触れていた自分と違い、アスタルテは永い間【正】その片方だけでい過ぎたために、心を失ってしまったからだと語っている。
『暁』における最後の敵であり、シリーズ初の人の形を成した神のラスボスである。クラスは正の女神(ガデス)。属性は光。
威力50という脅威の武器「裁き」(光属性の魔法攻撃)を持ち、ターン開始時に全体攻撃や遠距離攻撃(物理か魔法のどちらか)、さらにハード&マニアックモードでは全体にサイレス、もしくは麻痺攻撃まで行う恐ろしい力を持つ。しかも周囲にオーラまで有り、それらを全て消さなければ本体に攻撃すらできず、またオーラには与えられたダメージを攻撃した者に返すスキルを有する(スキルなので「見切り」か「能力勝負」で対策可能)。そのうえ、デギンハンザーやセフェラン同様女神(ユンヌ)の加護を受けた武器しか攻撃を受け付けず、特定の条件下で倒さなければ何度でも復活してしまう(復活の仕様はノーマルでHP10、ハード以上は全快となる)。撃破が確定するとプリレンダムービーが流れる。