▼詳しい姿はこちらの作品の14枚目を参照。
概要
ギュスターヴ13世にとっての腹違いの弟にあたる人物。東大陸フィニー王家におけるギュスターヴ12世の三男で、13世が術不能者であったことから追放され、次男のフィリップもノール侯となっていたため、跡継ぎとして誕生した。条件に必要だったファイアブランドの儀式もこなし、両親から術の資質を受け継いだ彼は、12世死去後に後継者として国王の座に収まる。
しかし、12世死去の知らせは、追放された13世のいる南大陸にも届き、(13世本人は乗り気ではなかったものの周囲の説得により)正統な後継者として挙兵をしたため、これを迎撃。カンタールやフィリップも友軍にいたが形だけだったため、13世と14世が正面からぶつかることになった「バケットヒルの戦い」では、カンタールは途中で戦線を退いて傍観・フィリップの部隊もほぼ参戦せず、13世軍率いる鋼鉄部隊をはじめとする「当時の価値観ゆえ当たり前のように差別してきた何の力も無いはずの術不能者」に負けることとなり、かつての古代都市があった遺跡「ハンの廃墟」で処刑された。
この時、13世は処刑執行をケルヴィンやネーベルスタンに任せている。腹違いとはいえ、弟を自らの手にかけることをしなかった、ということになる。